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生後7カ月の赤ちゃんとの生活。毎日の過ごし方や離乳食の進め方
生後7カ月の赤ちゃんとの生活について、離乳食をどう進めたらよいか、ほかのママたちはどのような育児の悩みを抱えているのかなど、気になることもあるでしょう。ママたちに聞いた生後7カ月頃の赤ちゃんとの過ごし方や育児の悩み、離乳食の進め方についてまとめました。
生後7カ月頃の赤ちゃんの様子
赤ちゃんが生まれてから7カ月経つと、どのような成長が見られるのでしょうか。赤ちゃんが生後7カ月の頃の様子をママたちに聞いてみました。
ハイハイをし始める
生後7カ月頃になると、ハイハイをし始める赤ちゃんもいるようです。赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを前に置いたり、ママやパパがハイハイをしている姿を見せたりして練習をしていたという声もありました。
硬いフローリングよりも柔らかいマットなどのほうが赤ちゃんがハイハイの練習がしやすいのではと思い、床にフロアマットを敷いて工夫したママもいるようです。また、自分で移動できるようになった赤ちゃんに危険がないよう、ケガや誤飲につながる物はないか確認し、赤ちゃんの手が届かない場所に置くなど、対策をとることも忘れずに行うとよいでしょう。
お座りをし始める
赤ちゃんが生後7カ月頃になると、お座りをし始めたというママの声がありました。最初はうまくバランスが取れず、ごろんと転がってしまうことも多いため、倒れないよう支えたり、周りにクッションを置いたりして、赤ちゃんが頭や顔を打たないよう工夫するとよいかもしれません。
お座りより先につかまり立ちができるようになる赤ちゃんもいるようです。成長や発達は赤ちゃんによってさまざまであるため、生後7カ月の頃にお座りができない場合でも焦らず、長い目で見守るとよいでしょう。
生後7か月の赤ちゃんとの過ごし方
生後7か月の赤ちゃんとの生活はどのようなものなのでしょうか。過ごし方をママたちに聞いてみました。
遊び
生後7カ月頃になると、手足の動きが活発になり、体を動かす遊びを楽しいと感じ始める赤ちゃんもいるようです。また、音に興味をもち始め、ガラガラやラトルなどのおもちゃを手に持って遊ぶようになったというママの声もありました。
この時期に、積み木やボール、布絵本などで遊んでいたというママもいるようです。おもちゃで遊ぶ際は、対象月齢などを参考に、赤ちゃんへの危険がなく手入れがしやすいものを選ぶとよいでしょう。
外遊びについては、公園の芝生広場でハイハイをしたり、砂場で遊んだりしている家庭があるようです。赤ちゃんから目を離さず、安全に気をつけながら外遊びを楽しんでもよいですね。
お風呂
赤ちゃんの成長に伴い、動きが活発になってくると、ママが体を洗っている間にどう待つかということや、今までのお風呂の入れ方や洗い方では上手くいかないことに悩むママもいるようです。
この時期には、お風呂用のベビーチェアに座らせて洗っているという声や、お座りができるようであればお風呂マットに座らせたという声がありました。座ったまま頭も洗う場合は、シャンプーハットなどを使い、赤ちゃんの顔にお湯がかからないようにするとよさそうです。
お出かけ
赤ちゃんが7カ月頃のお出かけスポットについてママたちに聞くと、近場の子育て支援センターやレストラン、遠方に住む実家や旅行などさまざまな声がありました。
交通機関を使ってお出かけをする場合は、ぐずりやすい時間帯やお昼寝の時間などを考慮し、赤ちゃんの生活リズムに合わせてスケジュールを組むとよいでしょう。また、電車の場合は、通勤通学時間などの混みやすい時間は避け、移動しやすい時間を事前に確認しておくとよいかもしれません。
旅行へ出かけるときは、ベビーカーや抱っこ紐はもちろん、授乳セットや離乳食も準備しましょう。また、オムツやおしりふき、着替えの服は多めに持っておくと安心かもしれません。ぐずったときのために、赤ちゃんが好きなおもちゃも準備しておくと役に立ちそうです。
保育園
生まれてから半年が経過し、赤ちゃんが生後7カ月になった頃から、ママの仕事復帰などの理由で、保育園に預けることを考える家庭もあるようです。
赤ちゃんもママと離れるのは初めてのことで、保育園に慣れるまでは激しく泣くこともあるかもしれませんが、赤ちゃんの生活リズムが整ったり、ママの自由な時間ができたりと、預けてよかったという声はたくせんありました。保育園の先生やママ友などと育児の悩みを共有できることも、大きなメリットかもしれません。
赤ちゃんが生後7カ月のときのママたちの悩み
生後7カ月の赤ちゃんを育てるママたちは、どのような育児の悩みを抱えているのでしょうか。
泣くことへの対応
赤ちゃんが生後7カ月頃になると、成長を感じる一方で、以前より夜泣きが増えた、これまでより泣くことが多くなったと感じるママもいるようです。夜泣きがひどいときは、昼間の過ごし方や赤ちゃんが眠る環境を見直したり、お腹が空いて起きないようミルクをあげたりして対策を行っているという声がありました。
ママとほかの人との区別ができるようになると、今まではパパや祖父母など周囲の人にも協力をお願いできていた育児について、ママじゃないと嫌だと泣いてしまうケースもあるようです。子育てサークルに参加したり、支援センターを利用するなどして、赤ちゃんがママ以外の人や環境に触れ合えるよう工夫したという声があったので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
寝かしつけや睡眠リズム
赤ちゃんが生後7カ月の頃は、寝つきが悪い、夜中に起きる、昼寝をしないなど、睡眠についての悩みを抱えるママもいるようです。赤ちゃん寝ない日が続くと、ママも体力的にも精神的にもつらいと感じることもあるかもしれません。
頭をなでたり、背中や胸にやさしくタッチしたりすると、リラックスして眠くなる赤ちゃんもいるようです。赤ちゃんが寝つきやすいよう、明るさや音、温度などの室内環境を整えることはもちろん、早寝早起きすることや昼寝の時間を決めるなど、生活リズムを整えることも重要でしょう。
赤ちゃんが生後7カ月のときの離乳食
赤ちゃんが離乳食に慣れてきて、いつから回数や量を増やしたらよいか、どのように進めたらよいかなど気になることもあるかもしれません。
厚生労働省の資料とママたちの体験談をもとに、中期に与える食材の固さや量の目安など、離乳食の進め方についてご紹介します。
離乳食の進め方
生後7カ月~8カ月頃の離乳食中期はモグモグ期とも言われ、1日1回だった離乳食を2回にし、生活リズムを確立していく時期のようです。
この頃の赤ちゃんは、乳歯が生え始め、舌と上あごで潰して食べる練習をするようになるとされています。舌でつぶせる程度の固さのものを用意し、平らな離乳食用のスプーンを下唇にのせ、上唇が閉じるのを待ちましょう。
授乳・離乳の支援ガイドに記載されている、離乳食中期における1回の食事量の目安は、以下の通りです。
・穀類:全がゆ50g~80g
・野菜・果物:20g~30g
・魚:10g~15g
・肉:10g~15g
・豆腐:30g~40g
・卵:卵黄1個~全卵1/3個
・乳製品:50g~70g
赤ちゃんがさまざまな味や舌ざわりを楽しめるよう、様子を見ながら食品の種類を増やしていくとよいでしょう。母乳やミルクは離乳食の後に与えるほか、授乳のリズムに沿って、母乳は子どもの欲しがる分だけ、ミルクは1日に3回程度与えてよいようです。
赤ちゃんが離乳食を食べないとき
離乳食より母乳を欲しがって泣いたり、離乳食を食べるのを嫌がったりするときは、お腹が空いていない、離乳食より母乳やミルクが好き、味や食感が口に合わないなどさまざまな理由が考えられるでしょう。
対策についてママたちに聞くと、赤ちゃんがお腹が空くよう、たくさん遊ぶことを意識した、授乳と離乳食の間隔を見直したという声や、離乳食の調理にミルクを使うと嫌がることなく食べるようになったという声がありました。赤ちゃんが離乳食を食べないときは、何が原因なのか考え、工夫しましょう。
離乳食中期に作るレシピ
赤ちゃんが生後7カ月の頃に、鶏ひき肉と白菜のお粥や、鮭のトロトロ煮を作ったママがいるようです。赤ちゃんが味に飽きないよう、離乳食中期に取り入れられる食材を使ってアレンジを加えられるとよいかもしれません。
外出先や、手間をかけずに離乳食を作りたいときに、ベビーフードを活用したいと考えることもあるでしょう。ベビーフードは、調理に使える食材から、そのまま食べられる主食やおかず、デザートまでさまざまな種類があります。赤ちゃんの月齢や離乳食の時期を目安に、離乳食の進み具合に合ったものを選ぶとよいでしょう。
生後7カ月の赤ちゃんの洋服
赤ちゃんが生後7カ月頃になると、カバーオールやロンパースなどのつなぎタイプの洋服から、そろそろセパレートタイプの洋服に切り替えようかと考えることもあるかもしれません。
季節に合った素材や肌触りのよい素材など、赤ちゃんが快適に過ごせることはもちろん、首元にスナップボタンがついているなど、お世話のしやすさも考えた洋服を選ぶとよさそうです。
赤ちゃんにいつからパジャマを着せようか迷うこともあるでしょう。赤ちゃんの生活リズムにメリハリをつけるため、生後7カ月頃からパジャマを着る習慣をつけたママもいるようです。パジャマを着たら寝る時間という区切りがついて、赤ちゃんにとってよい入眠儀式になったというママの声もありました。
生後7カ月の赤ちゃんと楽しい毎日を
生後7カ月頃になると、ハイハイやお座りをし始める赤ちゃんもいるようです。自分でできることが増える赤ちゃんに危険が及ばないよう、ケガや誤飲につながるものは赤ちゃんの手の届かないところへ片付けるなど、対策をしっかりと行いましょう。
生後7カ月は離乳食中期にあたるため、1日1回だった離乳食を2回にして、赤ちゃんがさまざまな味や舌ざわりを楽しめるよう、様子を見ながら食品の種類を増やしていくとよいでしょう。
日に日にできることが増える、生後7カ月の赤ちゃんとの生活を、毎日楽しく過ごせるとよいですね。