子ども服を用意するときのポイントや種類・季節・シーン別の選び方

子ども服を用意するときのポイントや種類・季節・シーン別の選び方

2021.02.26

デザインや形、色など、さまざまな種類のある子ども服。普段着をはじめ、アウトドアに出かけるときや、めったにない園の式典や冠婚葬祭などの際、どのような服を用意すればよいか迷うこともあるでしょう。ママたちに聞いた子ども服を用意するときのポイントや、種類別・季節別・シーン別の子ども服の選び方をご紹介します。

子ども服を用意するときのポイント

豊富なデザインや種類のある子ども服は、どれもこれもかわいくて、選び方やコーディネートに悩むということもあるかもしれません。

子ども服を用意するときのポイントについてママたちに聞いてみました。


月齢や年齢など成長に合わせたサイズを選ぶ

子ども服を用意するとき、成長に合わせたサイズを選ぶことは基本でしょう。ベビー服の目安として、新生児は50サイズ、3カ月前後は60サイズ、6カ月前後は70サイズ、1歳前後80サイズ。

幼児の子ども服は、2歳前後は90サイズ、3歳前後は95サイズ、4歳前後は100サイズ、5歳前後は110サイズ、6歳前後は120サイズが目安となっており、日本の子ども服のサイズ表記は、平均身長に合わせたものになっているようです。

サイズ表記はブランドやお店によって違う場合もあるため、実際に試着するなどして確認するとよいでしょう。

サイズ選びについてママたちに聞くと、トップスやボトムスは子どもの過ごしやすさを考えてジャストサイズ、アウターは中に服を着ることを考慮して少し大きめのサイズ、ワンピースは工夫して着られるためワンサイズ大きめなどと、洋服の種類や着方によって選んでいるようです。

iStock.com/kohei_hara
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手作り・リメイクする

子ども服を用意したいとき、「ここがもう少しこうだったら」など、なかなか理想通りのものに出会うのが難しい場合も。ママのなかには、生地を用意していちから手作りしたり、サイズアウトした子ども服や不要になった大人の服を使ってリメイクをしたりしている方もいるようです。

クリスマスなどのイベントに向けて、子どもといっしょに衣装作りを楽しんだという声もありました。子どものことを想って手作りした世界で1枚の洋服は、子どもも愛着を持って大切に着てくれるかもしれません。

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リンクコーデを楽しむ

子どもの服装と自身の服装を揃えて、親子のつながりを感じられるリンクコーデを楽しみたいと考える方もいるでしょう。大人でも取り入れやすい、落ち着いた色やデザイン、素材などの洋服や小物を意識して選ぶと、リンクコーデがしやすいかもしれません。

双子の場合は、同じデザインや色違いなどで、おそろいやリンクコーデをしている家庭も多いようです。サイズも同じという場合は共用したり、双子専門の子ども服のネットショップを利用したりして、双子ならではの楽しみ方をしているという声はたくさんありました。

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収納場所を考える

子ども服を用意するとき、付随して必要になってくるのが収納場所。ママたちからは、衣類用の棚や子ども用のたんすなどを用意して、子ども服を収納しているという声がありました。

1~2歳頃の子どもは、ママやパパが選んだ服を着せることがほとんどかもしれませんが、3~4歳頃になると、自分で服を選んで着たいと主張するようになる子どももいるようです。子ども服の収納家具を購入する場合は、子ども自身が出し入れしやすい高さや大きさを意識して選べるとよいかもしれません。

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【種類別】子ども服の選び方

シャツやワンピース、ズボンやスカートと、さまざまな種類のある子ども服の中から、ママたちはどのようにして選んでいるのでしょう。

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トップス

ママたちは、トップスを購入するとき、サイズや素材、デザインをポイントに選んでいるという声がありました。

Tシャツは、暑い時期には肌着の上に半袖のものを1枚で着たり、寒い時期にはアウターの下に長袖のものを着たり、半袖Tシャツとの重ね着をしたりと、持っておくと重宝する洋服のようです。肌着の代わりとして着せる場合は、肌にやさしい素材でできたものを選ぶとよいでしょう。

さまざまな着方のできるワンピースは、1枚でさらっと着たり、下にレギンスやパンツを合わせてチュニックのように着たりと、女の子のおしゃれに大活躍のアイテムかもしれません。シャツ、パーカー、ニットなど、さまざまなタイプがあり、コーディネートの幅が広がりそうです。

季節の変わり目など、気温の変化が読めない時期に羽織って体温調節ができるシャツやパーカー、カーディガンは、シンプルな色やデザインのものを持っておくと、さまざまなトップスに合わせられて便利でしょう。

iStock.com/kohei_hara
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ボトムス

ボトムスも上記と同様の点を意識して選ぶのが基本というママが多いようです。持っているトップスに合わせることを考えたボトムスを選ぶことも、大切なポイントかもしれません。

パンツは、使うシーンによって素材を選ぶとよいようです。外遊びなど動くときに使用するなら、ストレッチのきいた素材でできたもの、秋冬の寒い時期に履くなら、裏毛つきのあたたかい素材でできたものなどがよいでしょう。

履くだけで華やかな印象になるスカートは、チュールやプリーツ、サーキュラーなどさまざまなタイプがあるようです。園によっては、通園服としてスカートが禁止されているところもあるようなので、事前に確認しておくとよいかもしれません。

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【季節別】子ども服の選び方

季節に合わせた子ども服の選び方について、ママたちの体験談をもとにご紹介します。


春の子ども服選びは、暖かさを重視するよりも、温度調節を目的にするとよいようです。薄手のジャケットや風を通しにくいウィンドブレーカー、動きやすいベストなどを準備しておくと便利かもしれません。

春物の服の素材は、吸湿性のよいコットンが望ましいようですが、アウター類は着るシーンに合わせて選べるとよいでしょう。例えば、ポリエステル製だと、冷え込んできたときに着ると暖かく、また、表面がつるつるしているので、ほこりや春特有の花粉を落としやすいようです。

春の子ども服。春物の服の選び方や種類などご紹介

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春から初夏のかわいい子ども服。おしゃれなキッズファッションや洗濯方法を紹介

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子どもの夏服で大切なのは、涼しさや動きやすさではないでしょうか。吸湿性や通気性のある綿や麻などの素材でできた洋服を選ぶと、子どもが快適に過ごせるかもしれません。夏の子どものコーディネートについて聞くと、半袖Tシャツにショートパンツ、ノースリーブのワンピースなどの声がありました。

また、夏場は山や川、海などに出かけることも増え、外で過ごす時間が多くなる時期でもあるでしょう。自然の多い場所へ行くときは長袖長ズボンを着用する、頭が暑くならないよう日除けの帽子をかぶるなど、子どもの体を守る対策としての服装を考えることも大切です。

iStock.com/Hakase_
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子どもと夏の外遊びを楽しもう。時間帯や服装など遊ぶときのポイント

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秋は春同様に、気温が安定せず、残暑が厳しくまだ暑かったり、朝と昼の気温差などがあったりと、何を着せたらよいかと悩む時期かもしれません。ママたちからは、ナイロンジャケットや長袖のTシャツ、スパッツが活躍したという声がありました。

ブーツやニット帽、マフラーなどの小物を取り入れることで、秋の季節感が演出でき、コーディネートがおしゃれに仕上がるという声も。アーガイル柄やチェック柄、ボルドー色やマスタード色など、秋らしい柄や色をポイント使いしても、秋ならではのファッションを楽しめそうですね。

子どもの秋の服装。秋を楽しむコーディネートや秋服の選び方のポイント

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冬の子ども服は、防寒対策が大切ですが、室内は暖房が効いていて暖かく、気付くと子どもが汗をかいているという場合も。

室内で過ごすときは、長袖の肌着にスウェット、肌着に薄手の長袖ロンパースなど、外出するときは、上下厚手のものにしっかり防寒ができるダウンジャケットなどのアウター、それにプラスしてニットの帽子や手袋などをママたちは用意しているようです。

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【シーン別】子ども服の選び方

成長の節目の行事や冠婚葬祭、自然の中で遊ぶときなど、その場に適した子どもの服装について知りたい方もいるでしょう。

シーン別の子ども服の選び方について、ママたちに聞いてみました。


お宮参り・お食い初め

お宮参りでは、赤ちゃんに白羽二重という内着を着せ、その上に祝い着と呼ばれる着物を掛けるのが正式な服装とされているようです。

実際に着せたものについて聞くと、男の子のママからは、袴風ツーウェイオールやネクタイつきツーウェイオール、ベビードレスなどの声が。女の子のママからは、着物風ロンパースやワンピース風ロンパース、男の子と同様にベビードレスといった声がありました。

お食い初めのときの服装について、男の子は、一般的に黒やグレーの色に鶴や松などの縁起物が描かれた小袖を着せるという習わしがあるようです。なかには、小袖の代わりに、黒や紺の袴風ロンパースや、タキシード風ロンパースを着せたというママも。

一方女の子は、朱色の地に花文様や束ね熨斗(のし)の文様が描かれた小袖を着せるのが伝統的とされているようです。代わりに、赤やピンクの袴風ロンパースやドレスを着せたというママの声もありました。

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雨の日

雨の日や梅雨の時期の子どもの服装は、どのようなことに気を付ければよいのか気になる方もいるかもしれません。雨の日はレインコートやウィンドブレーカーなどを着て、レインブーツを履いて出かけるという声がありました。

日照時間が短くなり、肌寒さを感じやすい梅雨は、綿やドライ素材の肌着、シャツに薄手のカーディガンを羽織るなどして、重ね着をして調節するとよいようです。また、雨によって視界が悪くなっているため、ドライバーに対して子どもの存在がわかりやすいよう、目立つ色や反射材のついたレイングッズを着用すればより安心かもしれません。

iStock.com/Hakase_
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アウトドアやスポーツ

子どもとアウトドアやスポーツを楽しむときは、原則動きやすい服装がよいでしょう。加えて、自然が多い場所へ出かける場合は、虫に刺されたり、転んだりしてケガをしにくいよう、長袖長ズボンをベースに考えるとよいようです。気温の変化に合わせて対応できるよう、半袖のものや羽織れるものも用意しておくと安心でしょう。

靴は、普段から履き慣れているスニーカータイプを基本とし、登山であればトレッキングシューズなど、シーンに合わせて特化したものを準備できるとよいかもしれません。

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水遊びや海

夏は自宅の庭にプールを出したり、水遊び場に出かけたりして楽しむ家庭も多いでしょう。水遊びをするときの子どもの服装について聞くと、水遊び用パンツや水着、ラッシュガードなどを用意したという声がありました。なかには、滑ると危ないと思い、水遊び用の靴も準備したママもいるようです。

また、家族で潮干狩りにでかけるというケースもあるかもしれません。ママたちからは、水着の上に濡れたり汚れたりしてもよい服を着せたという声が多くありました。迷子対策として、子どもの身につけるものは目立つ色を選んだという声もあったので、参考にしてもよいかもしれません。

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雪遊び

冬になると、子どもといっしょに雪遊びやスケートに行く予定を立てたり、園で雪遊びをしたりすることもあるかもしれません。実際にママたちが用意した服装について聞くと、つなぎタイプやセパレートタイプのスノーウェアは必須のようです。

スノーウェアの下に着る服は、動きやすいものを用意するとよいかもしれません。裏起毛のトレーナーなどは暑すぎるかもしれないと思い、普段着の長袖シャツを選んだという声がありました。また、汗をかいても乾きやすいインナーや、保温性のあるインナーを用意したというママもいるようです。

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幼稚園の受験や面接

男の子のママからは、スーツにYシャツ、ハイソックスを合わせてコーディネートしたという声がありました。子どもの様子や全体のバランスを見て、ベストやネクタイ、サスペンダーなどのアイテムをプラスするとよいかもしれません。一方女の子のママからは、上品な紺色のワンピースに白のハイソックスとローファーを合わせたという声がありました。

面接時の服装に指定がない場合でも、TPOを意識したきちんと感のある服装にまとめるとよさそうです。男の子の場合は、お出かけ用のセーターやカーディガンにきれいめのズボン、洋服に合うスタイリッシュな靴、女の子の場合は、落ち着いた色のスカートにシャツやカーディガンを合わせるなど、カジュアルになり過ぎないコーディネートが組めるとよいかもしれません。

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入園式や卒園式などの式典

式典に出席する場合は、華美になり過ぎず、品のある服装になるよう心掛けるとよいでしょう。実際にどのようなコーディネートで式典に出席したか聞くと、男の子のママからはスーツやベスト、カーディガンといった声が。女の子のママからは、セットアップスーツやワンピースに靴下やタイツ、フォーマルシューズやローファーなどの声がありました。

入園式や入学式は、新しい門出をお祝いする春の行事であるため、やわらかくて華やかな印象のある、明るい色のアイテムを取り入れるとよいようです。一方の卒園式は、別れを惜しむ行事であるため、落ちついた印象になるよう、黒やネイビー、グレーなどのダークカラーのものを基調に選ぶとよいでしょう。

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結婚式

子どもを結婚式に連れていくときの服装について悩むママもいるでしょう。男の子のママたちからは、シャツにベスト、ネクタイ、ズボンを組み合わせた服装で出席したという声がありました。結婚式にふさわしいフォーマルな服装を意識するほか、子どもの年齢や季節に合わせてコーディネートできるとよいでしょう。

一方女の子のママたちからは、上はブラウスにジャケット、下はプリーツスカートという声や、丸襟のワンピースに足元はフリル付きの靴下とストラップシューズを合わせたという声がありました。正装はシンプルなワンピースやドレスが一般的のようです。白は大人と同じく、花嫁のウェディングドレスの色と被ってしまうので避けた方がよいでしょう。

ママのなかには、子どもに入園式や入学式用に購入した服を着せたという声もありました。あまりきちんとした服装をする機会がない場合は、フォーマルウェアやドレスのレンタルサービスを利用するママもいるようです。

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お葬式

お葬式に出席するとき、一般的には喪服を着るとされていますが、子どもの分は持っていないということも多いかもしれません。制服は正装なので、喪服としても使用できるようです。制服がある保育園や幼稚園に通っている場合は、制服で葬儀に参列するのが望ましいでしょう。

制服を持っていない場合、ママたちは、喪服に近い服を新たに購入したり、普段着を活用したりしているようです。派手な印象やカジュアルな印象を与えるデザインの服装は避け、できれば黒で統一するとよいでしょう。色は黒のほかに、落ち着いて見える紺やグレーでもよいようです。

また、お葬式では肌の露出はできるだけ避けた方がよいとされているため、赤ちゃんがお葬式に参列する場合や暑い季節でも素足は避け、靴下を履かせるとよいでしょう。靴下や靴も同様に、ブラックフォーマル寄りの色のものを選ぶようにするとよいようです。

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子ども服の選び方を知って、コーディネートを楽しもう

iStock.com/kohei_hara
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子ども服を用意するとき、ママたちは、まず子どもに合ったサイズかどうかを基準に、動きやすさや使いやすさを考えて選んでいるようです。季節やシーンに合わせた洋服のほか、靴や帽子などの小物を取り入れて、子どもが快適に過ごせるコーディネート組めるとよいでしょう。

手作りやリメイクをして世界に1枚の子ども服を作ったり、親子で服装の色や柄を揃えてリンクコーデをしたり、子ども服にはさまざまな楽しみ方があるようです。ママたちに聞いた子ども服を用意するときのポイントや選び方を参考にしながら、子ども服選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2021.02.26

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