保活を終えて参加する保育園説明会。服装選びや質問して聞くことなど

保活を終えて参加する保育園説明会。服装選びや質問して聞くことなど

2018.08.05

保活が終わり、やっと保育園の入園が決まった保護者には、保育園説明会への参加案内が届いているかもしれません。子どもや赤ちゃんといっしょに行くのか、パパママどちらかが行けないときは片方だけでも参加できるのか知りたい保護者もいるのではないでしょうか。今回は、保育園説明会の時期や内容、説明会で質問できること、服装や上履きなどの準備物などを体験談を交えて紹介します。

保育園説明会とは

保育園説明会とは、保育園と入園予定の子どもの保護者との顔合わせや、情報共有などを目的として行われるようです。実際に、説明会はいつ頃開催され、保育園からどのような説明があるのでしょうか。




開催される時期

説明会がいつ行われるのかについては、保育園により異なるようですが、4月入園の場合は2月中旬から3月上旬にかけて開催されるようです。具体的にいつ行われるのかは、保育園から届く入園案内を見て確認するとよいでしょう。

保活の結果を知らせる通知や、入園決定後に保育園から繰られてくる資料などにいっしょに案内が入っていることもあるようです。

保育園からの説明内容

保育園の説明会では、入園式の案内や保育園の1日の流れ、送迎時や写真撮影時のルール、入園するまでに準備するものなどの説明があるようです。保育園によって違いがあるようですが、絵本バッグやお着替え袋など、入園までに準備するものについての説明があるようなので、しっかりと確認できるとよさそうです。


保育園説明会への参加の仕方

保育園の説明会に参加するときに子どもや赤ちゃんといっしょに参加してもよいのか、自分が行けない場合はどうするのかなど知りたい保護者もいるかもしれません。実際に、保育園の説明会にどう参加したのか聞いてみました。


子どもといっしょに

「入園する子どもと2人で参加しました。保育園からの諸連絡の時間には、子どもは年長さんクラスの園児や保育士さんと遊んで過ごしていました」(2歳児のママ)

「私と入園する子ども、赤ちゃんの3人で参加しました。説明を聞いているとき、赤ちゃんは抱っこ紐を使い、抱っこしていました」(3歳児のママ)

保育園の説明会に、入園予定の子どもや赤ちゃんといっしょに参加している保護者もいるようです。子どもとママ、パパの家族3人で参加したという声もありました。


説明会のときに園児服の注文を行う保育園の場合、子どもといっしょに参加するとサイズの確認がしやすいかもしれません。

また、保育士の先生との個人面談を保育園説明会で併せて行う園も多いようです。そのような場合は、保育園側から入園する子どもの参加が前提とされることもあるようです。


ママが行けないとき

「私が説明会に行けないことをパパに相談したら、代わりに参加してくれることになりました」(2歳児のママ)

「予定があって私が説明会には行けなかったので、実家の母に参加してもらいました。入園後に送り迎えをお願いする可能性があったので、説明会に行ってもらえて助かりました」(1歳児のママ)

「今の園の保育園見学に参加したとき、意外とパパが来ている姿を多く見かけたのが印象的でした」(4歳児のママ)


ママが保育園の説明会に行けない場合には、パパや両親に参加してもらっているようです。パパが代わりに参加する際には、事前に保育園に聞きたいことをメモに書いて渡しておき、当日質問してもらうとよいかもしれません。


保育園説明会と保育園見学の違い

保育園説明会と保育園見学の違いについて気になる保護者もいるでしょう。


入園説明会は、保育園側が主催する公式行事で、入園が決まった子どもの保護者に対して保育方針や園の概要について詳細な説明を行うものです。個人面談の機会もあるかもしれません。


一方、保育園見学は、保活中でまだ申し込む園を探している保護者に対して、実際の保育の様子を見学しながら園についての説明を行う機会です。

保育園見学は保育園側に保護者が申し込むことで、任意の日程で個別にスケジュールを組んでくれることもあるようです。


また一部の保育園側では「保育園説明会」として、保活中の保護者を対象にした説明会と見学会を行っている場合もあるようです。


このような保育園説明会は、主に保育園側が定めた日程で参加者を募集して、複数の保護者が合同で説明を受けることが多いようです。

保育園説明会と保育園見学は、どちらかのみを行っている園と両方を行っている園がありますので、園や自治体のサイトや電話・メールなどで直接確認してみるのがよいでしょう。

認可保育園と認可外保育園、保育園説明会に違いはある?

保活の際に、認可保育園と認可外保育園で迷ったという保護者も多いでしょう。認可保育園と認可外保育園で保育園説明会に違いがあったのか、保護者に聞いてみました。

認可保育園の場合

「伝統的な公立園だったので、保育士の先生方も慣れている感じで安心感がありました。保育士の配置基準や年少クラスの具体的な活動内容などの詳細な説明や個人面談の機会もあり、子どもの不安についても相談できました」(3歳児のママ)


「家族で参加しました。私立の新設園でしたが、保育方針や園の特徴をよく理解できました。質問リストを事前に用意していたので、慣らし保育の期間や延長保育の時間などを確認できました。園庭も広くて安心感がありました」(2歳児のパパ)


認可保育園は、国や自治体の基準を満たし、公的な認可を受けた保育施設です。保育士の配置基準や園舎・園庭などの広さや設備などが国から細かく定められており、年少クラスから質の高い保育が求められています。


保育園側の丁寧な対応や詳細な説明に満足している様子は、公立園もある認可保育園の特徴と言えるかもしれません。認可・認可外それぞれの特徴を理解し、子どもに合った環境を選ぶことが大切なポイントとなりそうです。

認可外保育園の場合

「認可外保育園の保育園説明会は、特色ある教育プログラムに惹かれました。保育園見学の際に感じた良い雰囲気が、説明会でも感じられました」(1歳児のママ)


「先生方が一人一人の質問に丁寧に答えてくれ、アットホームな雰囲気でした。入園後の個人面談の頻度や、保護者参加型のイベントについても詳しく聞くことができました」(0歳児のパパ)


認可外保育園は、認可保育園とは異なり、国からの規定は少なく独自の保育方針で運営される施設です。保育園見学や入園説明会を通じて、保育士の質や配置状況、年少クラスの様子などをよく確認しましょう。


認可外保育園は国からの規定が少ない分、インターナショナルスクールやスポーツ、学習に特化したプログラムがあるなど特色ある保育や、駅前に設置している、深夜に運営しているなど保護者が預けやすい柔軟な運営を行っている園もあります。


保育園側との個人面談や事前の保育園見学で得た情報なども併せながら、具体的な保育内容や先生の対応を確認することが必要です。


こちらの記事も読まれています

保育園説明会までに知っておきたいこと

保育園説明会でよくわからない言葉が出てくると戸惑いますよね。ここでは保育園説明会にのぞむまえに知っておきたい言葉を解説します。

慣らし保育

慣らし保育は、子どもが保育園生活に徐々に慣れていくために慣らす期間です。保育園側の方針や子どもの慣れる状態によって期間や期間は異なりますが、目安として1週間前後は慣らし保育の期間と考えておくのがよいでしょう。


慣らし保育の期間は、午前中のみで帰宅するなど、保育時間が短くなります。子どもが慣れる状況によって徐々に時間を延ばしていきますが、最初の3日間程度はフルタイムでの職場復帰は難しいと考えておいた方がよいでしょう。


認可保育園も認可外保育園も、それぞれ独自の慣らし保育の期間や方法を持っています。年少クラスでは特に丁寧な慣らし保育が行われることが多いようです。個人面談で具体的なスケジュールを確認し、子どもの様子に合わせて調整していきましょう。


保育方針

保育方針は、保育園が大切にしている考え方や方針のことです。保活中の保育園見学や入園説明会で、各園の保育方針が気になったという保護者も多いようです。


認可保育園と認可外保育園などの違いや、公立・私立など、また運営母体が社会福祉法人であったり一般企業であったりする園などがあり、それぞれに大きく異なる場合もあるようです。園見学ではそのあたりにも留意することもポイントです。


また、保育園説明会では、保育士や先生がどのように子どもと接しているか、実際の様子を観察することも大切です。年少クラスでの具体的な活動内容も、保育方針を反映していることが多いようです。


パパも一緒に保育園見学や保育園説明会に参加し、保育方針と実際の園での対応や保育士の子どもへの接し方、保育プログラムが保育方針と合致しているかを確認しましょう。個人面談で詳しく質問し、家庭での子育て観と合っているかを判断することも大切です。


保育園の説明会で質問したこと

保育園説明会に参加する前に、質問リストを作成したいと考える保護者もいるかもしれません。実際にどのようなことを質問したのかについて聞いてみました。


慣らし保育の期間

保育園で遊ぶ子どもたち
iStock.com/maroke

「慣らし保育の期間や、慣らし保育中のお迎え時間などについて質問しました。仕事帰りに行くことになるのでお迎えの時間をあらかじめ聞くことができてよかったです」(2歳児のママ)


保育園によっては、入園後に慣らし保育の期間があるようです。慣らし保育期間中のお迎え時間などをあらかじめ確認し、仕事があるときは家族にお迎えをお願いしていたという声もありました。


延長保育の時間

「何時から何時までが延長保育の扱いになるかや、当日に延長保育をお願いすることができるかなどを質問しました」(3歳児のママ)


保育園の説明会では、延長保育について質問した保護者もいるようです。仕事などで延長保育を利用する可能性がある場合、延長保育の時間帯や料金などを質問しておくとよいかもしれません。


子どもが体調不良のときの対応

「子どもの熱が何度になったら保育園から連絡があるのか、感染症にかかった場合にはいつから登園できるのかなど、子どもが体調不良のときの対応について質問しました」(1歳児のパパ)

保育園の説明会で、子どもの体調がよくないときの対応について質問したパパもいるようです。いつ、子どもが熱を出したり風邪を引いたりするかわからず、急なお迎えが必要なときがあるかもしれません。職場に伝えておくためにも、説明会で確認したという声もありました。


保育園生活を送る際の不安

「子どものトイレトレーニングがまだ終わっていなかったので、保育園ではトイレトレーニングをどのようにしているか相談しました」(2歳児のママ)

「まだミルクを飲んでいる赤ちゃんを保育園に預けることになったので、保育園は冷凍母乳を預かって飲ませてもらえるかを確認しました」(11カ月児のママ)

トイレトレーニングやミルクの対応など、子どもが保育園生活を始める上で不安を感じることを質問した保護者もいるようです。質問をしたことで、子どもを安心して保育園に預けられると感じたとい声もありました。


保育方針について

「園の保育方針や年少クラスでの具体的な活動内容について質問しました。先生方の子どもへの接し方や、保育園側の教育理念を知ることができ、とても参考になりました」(3歳児のパパ)

保育方針は園選びの重要なポイントです。認可保育園と認可外保育園だけでなく園によって異なる場合もあるので、それぞれの特徴をよく理解することが大切です。保育園見学の際に確認した保育方針と、実際の保育の様子を照らし合わせることで、より深い理解が得られます。


保育園見学にあたって作りたい質問リスト

上で紹介した保護者の体験談をもとに、保育園見学や入園説明会にあたって質問リストを作成してみるのもよいかもしれません。以下のポイントを参考に、自分なりの質問リストを作ってみましょう。

・保育方針について

  • 園の教育理念は?
  • 年少クラスでの具体的な活動内容は?
  • 保育士の配置基準や資格は?


・日常の保育について

  • 一日のスケジュールは?
  • 給食やおやつの提供方法は?
  • 午睡の時間や場所は?

・保護者とのコミュニケーション

  • 連絡帳の使用方法は?
  • 個人面談の頻度は?
  • パパが参加できる行事は?

・安全対策と健康管理

  • 感染症対策は?
  • 子どもが体調不良の時の対応は?
  • 災害時の避難計画は?

・入園後のサポート

  • 慣らし保育の期間と方法は?
  • 延長保育の時間と料金は?
  • 保育園側のサポート体制は?


このような質問リストを作成して保育園説明会にのぞむことで、保育士の先生方の受け答えなどの対応や保育園側の雰囲気もより深く知ることができるでしょう。


認可保育園と認可外保育園それぞれの特徴を念頭におきながら、保育士の先生との相性や子どもに合った環境かどうかを判断するポイントにもなりそうです。


説明会の服装と持ち物

保育園の説明会に参加するときの服装や、何かいるものがあるかなど知りたい保護者もいるかもしれません。説明会での服装や持ち物について、経験談を聞いてみました。


服装

「子ども連れで参加したので、私も子どもも動きやすい普段着で参加しました」(2歳児のママ)

「どのような服装で行けばよいか迷ったので、保育園の送迎時のママたちを参考にして、普段着を選びました。子どもの服装は、園児服の注文があると聞いていたので、その場で着替えやすい服装にしました」(3歳児のママ)

「近所の保育園だったのでラフなTシャツで参加しましたが、同じようなパパさんも何人かいたので安心しました」(3歳児のパパ)

保育園の説明会に行くときの保護者の服装は、保育園から特に指定がない場合は、普段着を選んでいたようです。保育園は子どもたちが生活する場なので、あまり派手過ぎず、動きやすい服装を心がけたという声もありました。


持ち物

「説明会には、筆記用具とメモ帳、上履きとしてスリッパを持参しました」(1歳児のママ)

「案内資料に書いてあった持ち物の他に、赤ちゃん連れでの参加だったので布絵本や音のならないおもちゃも用意しました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

保育園の説明会では、スリッパなど自分用の上履きを用意した保護者の声は多くありました。子どもといっしょに説明会に行くときには、子ども用の上履きを持参したという声も。説明会の案内に持ち物についての記載がある場合は、事前に確認するとよさそうです。

保育園の説明会に参加して入園に備えよう

保育園の説明会への子連れ参加
iStock.com/maroke

説明会がいつ開催されるかの連絡は保活の結果を知らせる通知や、入園決定後に保育園から繰られてくる資料などで告知されるようです。子どもや赤ちゃんといっしょに参加したり、ママが行けない場合にはパパなど家族に参加してもらったという保護者がいました。


説明会では、入園までに用意がいるものや園生活についての説明、保護者からの質問時間があるそうです。パパなどほかの家族が参加する場合も、質問リストなどを作っておき、聞くことを事前に決めておくのもポイントです。


服装や上履きなどの持ち物に気を配りながら、説明会に参加して、子どもの入園に備えた準備をしてみてはいかがでしょうか。



2018.08.05

レクチャーカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。