ワーママのライフスタイルとは。仕事と育児や家事を両立させるコツなど

ワーママのライフスタイルとは。仕事と育児や家事を両立させるコツなど

共働き家庭が増えている昨今。働きながら子育てをするワーママたちが、忙しい日々の中で、どう仕事と家庭を両立しているのか気になる方も多いかもしれません。そこで今回は、ワーママのライフスタイルから、仕事やお金、育児、家事事情、仕事と家庭を両立させるコツまで、ワーママたちに聞いた話を交えながらご紹介します。

ワーママが抱える悩み

仕事に加え、育児に家事と、毎日を忙しく過ごすワーママ。夫婦2人のときは、バリバリ働いていたママも、子どもが生まれていざ職場復帰してみると、育児との両立に限界を感じ、悩むこともあるかもしれません。

実際に仕事をしながら子育てをするママたちに、ワーママだからこその悩みについて聞いてみると、子どもの成長を間近で見ることができない、働ける時間が制限される、子どもと接する時間が取れない、子どもの急な体調不良で欠勤や早退をせざるを得ない状況があるなどの声がありました。

このような悩みもある一方で、共働き夫婦が増えている昨今。ワーママのライフスタイルから、仕事・お金・育児・家事事情、仕事と家庭を両立させるコツまでをまとめました。
maruco/Shutterstock.com
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ワーママのライフスタイル

日々忙しく過ごすワーママたちは、どのようにスケジュールを管理し、1日のタスクをこなしているのでしょう。

1日のタイムスケジュール

パートで働くママと、フルタイムで働くママへ、実際の1日のスケジュールについて聞いてみました。

【パートで働くママ】

6:00  起床・洗濯・朝食の準備
6:30  起床した子どもの支度の手伝い
7:00  朝食
7:30  片づけ・出勤や登園の準備
8:00  子どもを保育園に送って出勤
9:00  出社
16:00 退社
16:30 子どものお迎え
17:30 買い物をして帰宅
18:00 夕飯の準備・洗濯物の片付け
19:00 夕飯
20:00 子どもと夫が入浴している間に就寝の準備
21:00 子どもの寝かしつけ・保育園の準備・入浴
22:00 就寝

【フルタイムで働くママ】

5:30  起床・洗濯・朝食の準備
6:00  子どもを起こして着替えを手伝う
6:30  朝食
7:00  出勤と登園の準備
7:30  子どもを保育園に送りながら出勤
8:30  出社
17:30 退社
18:00 子どものお迎えや買い物
19:00 夕飯の準備・洗濯物の片づけ・お風呂の準備
20:00 夕飯
20:30 子どもの入浴の手伝い
21:00 子どもを寝かしつける
21:30 保育園の準備・仕事の準備・残った家事
22:00 入浴
23:00 就寝

今回話を聞いたワーママたちは、出勤時間から逆算して、朝早くから家事と育児を手早くこなしているようです。仕事を終えて子どもといっしょに帰宅してからも、夕飯の準備や翌日の保育園の準備など、忙しい毎日を過ごしていることがわかります。

スケジュールの管理方法

仕事の予定や保育園行事などのスケジュール管理をするために、手帳を使っているママは多いようです。どのような手帳を使っているか聞くと、ひと目で1カ月の予定が把握できるマンスリータイプ、時間単位でスケジュール管理ができるバーチカルタイプ、左のページが1週間の予定、右のページがフリースペースになったレフトタイプなどの声がありました。

予定別でペンを色分けする、消せるペンや付箋を使うなどして、使いやすいようカスタマイズしているというママも多くいるようです。最近では便利なスケジュール管理アプリなども多く登場していますが、手帳は後で見返したときにも手書きならではのよさが感じられるかもしれませんね。
iStock.com/kazuma seki
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ワーママの仕事事情

ワーママたちはどのような働き方を選択しているのか、職場復帰をするときに心掛けたいことについて知りたい方もいるでしょう。ワーママの気になる仕事事情についてまとめました。

働き方

正社員やパートなどさまざまな働き方がありますが、ワーママたちはどのような理由からその働き方を選んでいるのでしょうか。

正社員として働くワーママへ聞くと、安定した収入を得たいから、キャリアを継続したいから、社会保障が充実しているからなどの声がありました。一方、パートで働くワーママからは、家庭の事情に合わせて勤務時間を調整しやすいから、未経験の分野でも挑戦しやすいから、妊娠を予定しているからなどの声がありました。

なかには、子育てや家庭の事情を優先できるよう、正社員からパートへ、更なる収入ややりがいを得たいと考え、パートから正社員へと、産前と異なる働き方に切り替えたママもいるようです。

職場復帰するときに心掛けたいこと

子どもがぐずって時間通りに出発できない、通勤服でオムツ替えをしたら服を汚してしまったなど、朝は何かとタイムロスすることが多いようです。いざ職場復帰することが決まったら、本格的に復帰する前に出勤の練習をしておくとよいかもしれません。保育園への託児なら慣らし保育を、親に預ける場合にもしっかり託児の練習をしておくとよいでしょう。

また、単なる休養から復帰するのとは違い、子育てをしながら働くというのは何かと事情が変わるもの。仕事に100%の力を注いでしまったら、家に帰った後で家事育児のための労力がなくなってしまうかもしれません。

ひとりで抱え込まず、周りに頼るのもひとつの手です。復帰に向けて「頑張らなくては」と意気込む気持ちも大切ですが、まずは「母子の健康を維持する」「勤続する」などの目標を設定し、復帰倒れにならぬよう適度に肩の力を抜くことも必要でしょう。

通勤服やメイク

子育てをしながらだと、朝の忙しい時間にゆっくりと通勤服を選ぶことが難しいということもあるかもしれません。ワーママたちは、前もってコーディネートを決めておく、着回しができる組み合わせを何パターンか持っておくなどして、時短の工夫をしているようです。

同様に、メイクも手早く済ませたいと考えるママも多いでしょう。メイクの時短アイテムについて聞くと、下地付きファンデーションや大きなチークブラシ、リップティントや色づきリップを活用しているという声がありました。ほかにも、一度つければ数日間はもつという眉ティントやまつげエクステを取り入れ、アイメイクを時短しているママもいるようです。
sukiyaki/Shutterstock.com
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退職するという選択肢も

ワーママとして働く中で、子育てに専念したい、2人目を妊娠した、復帰後の職場環境合わないなど、さまざまな理由から退職という選択をしたママもいるようです。退職後には、専業主婦になって趣味の時間を楽しんだり、転職して家庭とのバランスを取りながら働いているというママも。

忙しく過ぎていく日々に思うところがあれば、一度立ち止まり、自分が望んでいることや気持ちを整理してみるのも大切なことかもしれませんね。

ワーママのお金事情

子育てをしながら働く中で、ほかのワーママたちの年収や貯金額など、お金事情が気になるという方も多いかもしれません。

平均年収

厚生労働省の資料によると、雇用形態からみる平均年収について以下となっているようです。

【正社員、正職員女性の平均年収】
・25~29歳 2,319,000円
・30~34歳 2,555,000円
・35~39歳 2,684,000円

【非正社員、非正職員女性の平均年収】
・25~29歳 1,922,000円
・30~34歳 1,966,000円
・35~39歳 1,977,000円

この調査は子どもの有無に関係なく、すべての女性が対象となっているものですが、年収と雇用形態の関係は大きいようで、非正社員の場合は年収200万円以内が多いようです。パートタイムで働くワーママは、配偶者扶養の範囲内でおさえるなど、自身で年収の上限を決めている場合も多いのかもしれません。

出典:平成28年賃金構造基本統計調査/厚生労働省

貯金

KIDSNAがワーママたちへ、貯金額について独自にアンケートを実施した調査結果によると、貯金総額は100万未満という回答が35.5%と最も多く、次に100万以上~300万未満という回答が続きました。

300万以上~500万未満や900万以上という回答もそれぞれ12.9%あり、貯金額は家庭によってさまざまなようです。貯金を始める時期や、月の貯金額によっても大きく変わってくるのかもしれません。

ワーママの育児事情

働きながらの育児は、想像以上に大変なこともたくさんあるかもしれません。ワーママたちに聞いた育児事情についてご紹介します。

子どもとの関わり方

ワーママたちが悩みのひとつとして挙げているように、仕事をしながら子どもと関わる時間を作るのは容易なことではないかもしれません。限られた時間で仕事と子育てを両立するには、時間よりも質を重視して子どもと接することができるとよいようです。

たとえば、朝いつもよりも少しだけ早起きして遊んだり、園へのお見送りの出発時間を少し早めて、いつもと違う道をいっしょに歩くだけで特別な時間になるでしょう。子どもがお弁当持参の園に通っている場合は、簡単な一言を添えたメッセージカードをいっしょに入れると、園で過ごす時間もママの存在を感じ、子どもがよろこんでくれるかもしれません。

また、忙しい夜の時間帯はつい「ながら」で子どもと向き合いがちかもしれませんが、気持ちに余裕がある夜は、子どもと集中して遊んでみてはいかがでしょうか。たまには夕飯を外食やお惣菜で済ませたり、洗濯や掃除を次の日にまわしたりして、家事負担を減らす工夫をするほか、「この日は子どもと遊ぶ日」などとあらかじめ日付や曜日を決めておくと時間を作りやすいかもしれませんね。
MIA Studio/Shutterstock.com
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卒乳

産休や育休を経て、早めに仕事復帰することを考えているママは、卒乳を計画的に進めなければならないケースもあるかもしれません。

卒乳に掛かった期間について聞くと、徐々に母乳やミルクの量を減らしながら1~2カ月程度かけて卒乳したという声や、母乳からミルク、ミルクからお茶へ移行し、1~2週間程度の短期間で卒乳したという声がありました。卒乳に掛かる期間は個人差があるようなので、まずは試しやすい方法から始めてみるとよいでしょう。

保育園や幼稚園

一昔前は、共働き世帯は保育園を利用するのが当たり前とされる時代もありましたが、近年では、幼稚園を利用する家庭も珍しくないため、2歳児クラスがあったり、延長保育や長期休みの預かり制度があったりと、共働きを支援するサービスのある園も増えているようです。

上の子は入園年齢になったけれど、下の子がまだ満たないという場合もあるかもしれません。そのような場合はどうしているのか、幼稚園を利用しているワーママたちに話を聞くと、下の子は保育園へ預け、幼稚園の入園年齢に達したタイミングで転園するという家庭が多いようです。

また、天候が悪いときの園の送迎は、ワーママを悩ませることのひとつかもしれません。悪天候時の送迎の工夫について、ママたちからは天気予報をみて送迎方法を変える、傘が上手にさせなくても濡れないようレインコートを用意する、撥水性のある育児グッズを活用するといった声がありました。

学童

小学校の子どもを持つ共働き家庭が考えなければならないのが、放課後の子どもの過ごし方ではないでしょうか。子どもが学童で過ごすという家庭も多いようですが、見守りはもちろん、宿題も徹底して終わらせてほしいというのがワーママたちの本音。

なかには、学校と同じように担任制で子どもの指導にあたり、宿題は必ず終わらせてくれるところもあるようです。それだけでなく、学童時間内にピアノやヴァイオリン、囲碁などを一流講師に習うことができたり、ルート送迎のほか、希望場所までお迎えに来てくれる個別送迎のオプションも。放課後の子どもの過ごし方に迷う場合は、利用を検討してみてもいかもしれませんね。

2人目の妊娠

日々仕事と育児に奮闘する中で、2人目がほしいけれど、妊娠や出産のタイミングに悩むという場合もあるかもしれません。実際に2人目のタイミングをどう決めたかワーママたちに聞くと、きょうだいの年齢差、自身やパパの年齢、仕事との兼ね合いなどの声がありました。

復職したばかりで職場に言いづらい、仕事と育児のバランス、金銭的な問題など、不安なことも尽きないかもしれませんが、家族にとって一番よい選択ができるよう、計画的に考えてみてはいかがでしょうか。

ワーママの家事事情

ワーママたちは、日々の家事をどうこなしているのでしょう。家事事情についてまとめました。

料理

洗濯や掃除は別の日に回すことができても、料理は毎日避けられない家事。忙しい朝には朝食やお弁当作り、疲れて帰ってきた後は夕食作りと、負担の大きい家事でもあります。時短かつ効率のよい料理のコツについて聞くと、下準備や下処理済の食材を使用する、スープや煮物はまとめて作るなどの声がありました。

調理はもちろんですが、献立を考えるのも毎日のことだと大変ですよね。ママたちは、1週間分の献立を考えておき、それに合わせて休みの日にまとめ買いするなどして工夫しているようです。

しかし、残業があった日や疲れ切っている日などは、予定通り作れないということもあるでしょう。そんな日は無理して作ろうとせず、お惣菜やテイクアウト、宅配サービスに頼るのもひとつの手かもしれません。
iStock.com/kohei_hara
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掃除

子どもとの時間を大切にするために、効率よく掃除をする方法が知りたいというワーママも多いかもしれません。効率よく掃除するための道具について、ママたちからは気付いたときにさっと掃除できるフロアワイパーやメラミンスポンジ、漬け置くだけできれいになる酸素系漂白剤、100%水でできていて二度拭き不要な超電水洗剤などを活用しているという声がありました。

そのほか、時間や曜日でルーティーンを決めて行う、きれいな状態を保てるよう使い終わったらついでに掃除するなど、自分の生活スタイルや性格に合った方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ワーママが仕事と家庭を両立させるコツ

仕事と家庭を両立させるには、どのようなことを意識して行えばよいでしょうか。ママたちに聞いてみました。

ひとりで抱え込まない

共働き家庭が仕事と家庭を両立させるには、まずママとパパの協力が不可欠でしょう。パパも仕事で忙しい毎日を送っているかもしれませんが、家事や子育てはママだけがするべきことではないため、パパの協力が得られるよう夫婦で話し合えるとよいですね。

ママが仕事を始めたことをきっかけに、育児や家事を以前より積極的にするようになり、ママの大変さがわかったというパパや、パパがママと同じように家事や育児をしてくれるようになり、以前より夫婦関係がよくなったと感じるというママもいるようです。

便利家電を活用する

子どもとの時間を大切にするために、便利家電を上手に取り入れて、家事を最適化しているワーママもいるようです。どのような家電を活用しているか聞くと、ロボット掃除機やドラム式洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、自動調理なべなど、さまざまな声がありました。

実際に使ってみて、子どもと過ごす時間が増えた、気持ちにゆとりができたと感じているワーママも多いようです。少し値の張るものもあるかもしれませんが、仕事と家庭の両立に必要な投資と考え、検討してもよいかもしれませんね。
iStock.com/HAKINMHAN
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息抜きする時間を作る

忙しなく過ぎていく1日の中で、息抜きの時間を持つことは、仕事と家庭を両立する上でのコツのようです。家族で過ごす時間、夫婦だけの時間、ひとりの時間と、人によって息抜きと感じる時間はそれぞれ異なるため、自分に合った方法で一息つける時間が作れるとよいですね。

昼休みを使って読書をしたり軽い運動をしたりするのもよい気分転換になりそうです。自宅ではなかなか時間が作れないという場合でも、昼休みであればリラックスして過ごせるかもしれませんね。

全部が完璧なワーママを目指す必要はない

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日々忙しく過ごすワーママたちは、家事を効率化することで、子どもと接する時間が作れるよう工夫しているようです。限られた時間の中でも、ながらで相手するのではなく、子どもと集中して向き合う、質の高い時間の過ごし方を意識できるとよいかもしれません。

仕事・育児・家事をすべて完璧にこなそうとする必要はありません。決してひとりで抱え込まず、上手に息抜きもしながら、自分らしいライフスタイルが確立できるとよいですね。

2021年04月29日

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