ワーキングマザーの働き方。正社員からパートになったママなどの声

ワーキングマザーの働き方。正社員からパートになったママなどの声

正社員とパート、それぞれのメリットを調査

2019.10.09

ワーキングマザーの中には、正社員からパートへの転身を考えている方もいるでしょう。パートから正社員を希望する場合もありますよね。パートと正社員、それぞれのメリットはどのような部分でしょうか。周りの働くママに今の働き方を選んだ理由や、実際に正社員からパートになったママなどの声を調査しました。

正社員?パート?ママの働き方

妊娠や出産を機に、自身の働き方を見直したいと考えているママもいるのではないでしょうか。正社員からパートへ、パートから正社員への転身を悩んでいる人も多いかもしれません。周りのワーキングマザーたちはどのような理由で今の働き方を選んだのでしょう。正社員とパートタイマーの働き方に注目し、それぞれのよさを調査しました。実際に正社員からパートへ変えた人の体験談も含めご紹介します。

ワーキングマザーが正社員を選ぶ理由

ワーキングマザーが正社員で働く理由はなんでしょう。具体的な理由を聞きました。


安定した収入

40代ママ
40代ママ

産後も変わらない収入を得たいので正社員のまま復職しました。

30代ママ
30代ママ

転職先も同業種の正社員です。将来のことを考えると、少しでも多く稼いで貯金したいと思っています。

正社員の安定した収入をメリットに感じているワーキングマザーは多いようです。もしものときのために二馬力で収入があったほうがよい、という声もありました。


キャリアの継続

デスク
iStock.com/baona
40代ママ
40代ママ

ワーキングマザーになってもキャリア継続のため同じ職場で働きたいと思っていました。馴染みのある職場だったので復職しやすかったです。

30代ママ
30代ママ

キャリアを継続させたかったので、産後も専門職の正社員として働いています。

長期的にキャリアを継続できるよう正社員を選ぶママもいるようです。雇用期間が決まっていない正社員の方が、腰を据えて仕事に向き合いやすいのかもしれませんね。


社会保障の充実

30代ママ
30代ママ

社会保障が充実している理由もあり産後も正社員を続けています。正社員の理由はそれだけではないですが、家計に関わるので大事な部分だと思っています。

30代ママ
30代ママ

妊娠を機に正社員を辞めるか悩みましたが、手当が充実している点もあり思いとどまりました。子育てと両立できているので辞めなくてよかったです。

務めている会社の社会保険に入っているかどうかで、産休や育休中などに受けられる各種手当は異なります。会社の社会保険に入っていればパートであっても手当を受けられますが、金額に差が出る場合もあるでしょう。収入に関わる部分なので、社会保障の部分を気にかけているママの声もありました。

こちらの記事も読まれています

ワーキングマザーがパートを選ぶ理由

妊娠や出産を機にパートとして働くママもいますよね。その理由を聞きました。


働く時間を選びやすい

30代ママ
30代ママ

保育園の送迎時間が決まっているため、通勤時間を考慮しても働けるパートを選びました。自宅から仕事先が遠いため、子どもが小さいうちはフルタイム勤務が難しいなと思っています。

30代ママ
30代ママ

子どもや家族の用事に合わせて働く時間を調整しています。フレキシブルに働けるのはパートならではだと思います。

今回のアンケートでは働く時間を調整しやすいという声が最も多く聞かれました。1日の就労時間や始業、終業時間はパートの方が選びやすいかもしれませんね。


新しい分野に挑戦しやすい

妊娠検査薬
iStock.com/nazdravie
30代ママ
30代ママ

産後は興味がある分野で働きたいと思っていました。未経験だと正社員の募集枠は限られますが、パートは未経験でも募集枠が多く実績作りがしやすいためパートを選びました。

30代ママ
30代ママ

自分がやりたい分野で仕事をしたいと思いましたが、自分にあっているか不安もありパートを選びました。実績作りもできるので、将来はパートから正社員の選択肢も増えたと思います。

正社員の募集だと経験者に限られることも多いですが、パートなら経験の有無を問われない場合もあるようです。将来的に正社員を目指す場合でも、子どもが小さいうちはまずパートで実績を作るという声も聞かれました。


妊娠を予定している

20代ママ
20代ママ

以前勤めていた会社は子育てしながら働ける環境ではなかったので、産後すぐに退職しました。二人目も欲しかったため正社員での再就職は避けパートを選びました。

30代ママ
30代ママ

あまり年齢をあけずに二人目がほしいと思っていました。一人目の妊娠時に退職を決めていたので、転職先ではパートを選びました。

子どもを妊娠、出産すると、仕事を長期で休まなければいけない場合も多いかと思います。妊娠や出産を機に仕事を退職したママの中には、再び妊娠したときに対応しやすいようパートを選ぶ場合もあるようです。

働き方を変えたワーキングマザーの声

産後に働き方を変えたワーキングマザーは、現状をどのように感じているのでしょう。正社員からパートへ、パートから正社員へ、それぞれ転身した理由や感想を聞いてみました。


正社員からパートへ

30代ママ
30代ママ

産後に正社員で復職しました。通勤時間が長かったことや職場にワーキングマザーが少なかったこと、介護などの複数の理由が重なり2年後に正社員からパートへ転身しました。パートは家庭の事情考慮しながら働けるのでうれしいです。

30代ママ
30代ママ

子育てや家庭の事情を優先できるよう正社員からパートになりました。正社員と比べると仕事へのプレッシャーが少なくなったように思います。以前の仕事よりも自分が興味ある分野に挑戦できたので仕事が楽しいです。

今回のアンケートでは、子育てなどの家庭の事情で正社員からパートになったママの声が聞かれえました。職場にワーキングマザーがいない場合、何かと不安や不便に感じる場合もあるのかもしれません。パートに転身後はプライベートと仕事を両立しやすく、前向きに仕事に取りくんでいるママが多いようです。


パートから正社員へ

30代ママ
30代ママ

産後はパートタイマーで働きましたが、子どもも2歳すぎ子育てにも慣れてきたのでパートから正社員になりました。パートのときと比べ収入がアップしたので気持ち的にもゆとりが持てるようになりました。

40代ママ
40代ママ

転職してパートから正社員になりました。子どもの体調不良のときなどは仕事を休まざるを得ないのですが、その中でもやりがいを感じて仕事ができるので続けていきたいと思っています。

パートから正社員に転身したママたちは、収入面で安心できる場合が多いようです。正社員の立場にやりがいを感じているというワーキングマザーの声も聞かれました。職場での立場によってママが感じる責任感やプレッシャー、やりがいなどは異なる場合もあるのかもしれませんね。

ママにあった働き方を見つけよう

笑顔の赤ちゃんとママ
iStock.com/milatas

結婚や妊娠、出産など、女性が働き方を見直す機会は何かと多いかもしれません。周りのワーキングマザーたちはさまざまな理由で今の働き方を選んでいるようです。正社員からパート、パートから正社員なるとどのような点で働きやすくなるのか、具体的に考えながら仕事を選んでみてはいかがでしょう。自分に合った働き方を見つけられるとよいですね。

2019.10.09

仕事カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。