ワーママの平均年収は?全国平均額と働くママの声

ワーママの平均年収は?全国平均額と働くママの声

2017.11.15

ワーママはどれくらいの年収があるのでしょう?気になるけれど、なかなか人には聞けない話題ですよね。厚生労働省のデータを参考に、ママ世代の年収を調査。周りのママたちに、自身の年収についてどう思っているかリアルな声を伺いました。

共働きの世帯数

昔と比べ共働き世帯が増えているとよく耳にしますよね。周りのママを見ても、働いているママは一般的になっているような印象をもちませんか?仕事と女性について、内閣府ではさまざまな調査を行っています。

2016年の調査では、


【専業主婦の世帯(男性雇用と無業の妻から成る世帯)】664万世帯

【共働き世帯】1,129万世帯


という結果がでています。共働きしている世帯が専業主婦世帯と比べ約1.7倍のようです。

女性と仕事の意識に関して「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方に賛成か反対かの調査も行われました。


「どちらかといえば反対」「反対」と考える女性の合計は【58.5%】。平成4年の調査は38.3%に対し、約20%も上がっているのがわかります。


男性の合計は【49.4%】と女性よりは少ないものの、平成4年の調査では28.6%だったので、男性の意識も変化しているのがわかります。

出典:男女共同参画白書(概要版)平成29年版/内閣府男女共同参画局

ワーママの平均年収

仕事をするワーママ
number-one/Shutterstock.com

厚生労働省が2016年に発表した出生状況についての調査では、第一子を産んだママの年齢は【25-29歳】250,638人、【30-34歳】354,912人、【35-39歳】223,289人と、他の年代と大差をつけ多いようです。

ワーママの年収を知るため、20代後半から30代全般の女性の年収に注目しました。

出典:平成28年人口動態統計月報(概数)の概況/厚生労働省

年齢からみる平均年収

女性の年齢から平均年収を見てみましょう。

・25-29歳 2,251,000円
・30-34歳 2,434,000円
・35-39歳 2,536,000円

年齢があがるごとに年収も上がっているのがわかります。女性は50-54歳のときに最も平均年収が高く、2,695,000円だそうです。

出典:平成28年賃金構造基本統計調査/厚生労働省

ママの雇用形態からみる平均年収

年収と雇用形態の関係は大きいようです。正社員と非正社員をわけた場合の平均年収と見てみましょう。

【正社員、正職員女性の平均年収】
・25-29歳 2,319,000円
・30-34歳 2,555,000円
・35-39歳 2,684,000円

【非正社員、非正職員女性の平均年収】
・25-29歳 1,922,000円
・30-34歳 1,966,000円
・35-39歳 1,977,000円

非正社員の場合、年収200万円以内が多いようです。この調査は子どもの有無に関係なく、すべての女性が対象となっています。パートタイムで働くワーママは、配偶者扶養の範囲内でおさえるなど自身で年収の上限を決めている場合も多いのではないでしょうか。

出典:平成28年賃金構造基本統計調査/厚生労働省

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ワーママに聞く「年収」について

働くママは自身の年収についてどう感じているのでしょう?ワーママのリアルな声を聞きました。


現状の年収に満足してる?

「不満な部分もありますが、子どもの預け先などを考えると今以上は働けないなと思っています。子どもの手がかからなくなったら徐々に仕事時間を増やしたいです」

「満足はしていませんが、子どもが小さいので制限はあります。いずれ、自分で自由が利くような仕事スタイルができるといいなと思います」

「満足はしていないです。もっと上を目指したいですが、これ以上仕事の量を増やすのは物理的に厳しいので、ギャランティ(給与)のアップや効率化を目指します!」

「あまり満足していないかな。もともと段取りが悪いので、段取りや効率を見直したいと思っています。子どもが小学校に入学したら、昼間働く時間を延ばして、睡眠時間をけずらずに予定の仕事量をこなせるようにしたいです」

今回話を伺ったママの全員が、今の年収に納得していないようでした。不満はあるけれど、今は子どもと過ごす時間を大切にしていきたいという声が多かったです。


ママのお給料の使い道は?

「5割は子どもの幼稚園費と習い事、3割はネットスーパーなどの買い物と自分の雑費、2割は貯金です」

「5割は保育園費用、4割は食費・光熱費、1割は自分のお小遣い。保育園費用をもっと抑えたいところです」

「7割は交通費を含む自分にかかるお金、2割は子どもの習い事、1割はレジャー費です」

「8割は生活費全般に使って、2割は自分にかかる費用として使ってます」

「子どもの教育費、交際費、レジャー費などにほとんど使っています」

お給料の使い道はママによってさまざまでした。ママ自身のお小遣いなどにあてている費用は、お給料の1割2割としているママが多いようです。


希望する年収額はいくらですか?

「子育てが落ち着いたら年収200万円くらい稼げるといいなと思っています」

「出産退職した前職よりは年収あげたいので、350万円くらい」

「現実的なところでいうと、現状×1.5倍かなぁ」

「現状の3倍は欲しいかも」

「育児もあるので今は現状維持で満足せざるを得ないかもしれません」

希望する年収額を伺ったところ、理想的な金額を答えるママと現実的な目標金額を答えるママがいました。理想を高くをもち仕事へのモチベーションをあげ、身近な目標をクリアしていくワーママは素敵ですよね。

ワーママは育児との両立を大切にしている

育児の両立をしているワーママ
KPG_Payless/Shutterstock.com

ワーママの声を聞くと「子どもがある程度大きくなったら今より仕事に専念して年収をあげたい」と前向きに考えているママが多いようでした。仕事と育児の両立は大変ですが、自分らしく働けるよう、仕事をしていけたらよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2017年9月28日時点で作成した記事になります。

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2017.11.15

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