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子どもの絵本の読み聞かせはいつから始めるのか。年齢別の読み聞かせのポイント
子どもに絵本の読み聞かせをするのはいつ頃から始めるとよいのでしょうか。絵本の読み聞かせをするとき、絵本の選び方や読み方などのポイントが気になる方もいるかもしれません。今回は体験談をもとに、絵本の読み聞かせを始めた時期、年齢別の絵本の読み聞かせのポイントなどをご紹介します。
子どもの絵本の読み聞かせはいつから始める?
子どもに絵本の読み聞かせをするのはいつ頃から始めるとよいのか気になる方もいるかもしれません。ママやパパたちの体験談をもとに、子どもに絵本の読み聞かせをする時期についてまとめました。
新生児期から
新生児の赤ちゃんに絵本の読み聞かせをしている家庭もあるでしょう。ママの中には、上の子に絵本を読む習慣があり、出産後退院してから赤ちゃんにも聞こえるように読み聞かせをしているという方もいました。他にも、出産祝いでもらった絵本を読んだり、子守唄の代わりに絵本を読んだりしているという声が聞かれました。
赤ちゃんが新生児期の頃は、産後の体調が万全でない場合もあるでしょう。赤ちゃんのお世話をする中でゆっくりする時間ができたら、赤ちゃんに絵本を読み聞かせしてママの気分転換になったらよいですね。
生後3カ月頃から
生後3カ月頃から絵本の読み聞かせを始めたというママもいました。生後3カ月頃の赤ちゃんは外部の刺激に反応してにっこり笑ったり、声を出して笑ったりすることもあるようです。読み聞かせ中に、赤ちゃんに声が届いて表情の変化が見られることもあるかもしれません。赤ちゃんの笑顔が見られたら嬉しいですね。
生後半年頃から
寝返りやおすわりができるようになる生後半年頃から絵本の読み聞かせを始めたママもいるようです。視野が広がることでいろいろなものに興味を持つ赤ちゃんに、歌やリズム遊びができる絵本を選ぶとより楽しめるかもしれません。音の出る絵本もあるので、赤ちゃんの様子を見ながら興味を持つものを探してみるとよいでしょう。
1歳から
歩き始めたり、食べられる食べ物の種類が増えたりと視野がさらに広がる1歳頃から絵本の読み聞かせを始める家庭もあるようです。絵本を通して、生活習慣、生き物や食べ物などさまざまなことを楽しみながら知ることができるでしょう。
どんどん子どもの自分の世界が広がる1歳頃の時期に絵本に触れる機会を積極的に作り、子どもが絵本を好きになってくれたら嬉しいですね。
【年齢別】子どもの絵本の読み聞かせのポイント
子どもに絵本の読み聞かせをするとき、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。年齢別の絵本の選び方や読み方などのポイントをご紹介します。
0歳
0歳の赤ちゃんの絵本の読み聞かせには、音や色を楽しめる絵本を取り入れるとよいようです。赤ちゃんの視力は発達段階で絵が見えにくい場合もあるようなので、絵や色のはっきりしたものを選ぶと赤ちゃんが見やすいかもしれません。また、赤ちゃんがわかりやすいように音の出る絵本や擬音が出てくるストーリーを選ぶのもよさそうです。
1歳・2歳
1歳、2歳の子どもに絵本の読み聞かせをするときは、仕掛けがある絵本や生活習慣を知ることができる絵本を選ぶとよいようです。開くと絵が飛び出したり、引っ張ると絵が動いたりする仕掛けは、子どもが喜びそうですね。絵本のページにさまざまな素材が使われているものは手触りに変化があり、子どもが興味を持つこともあるでしょう。
また、片付け、手洗い、歯みがき、食事、早寝早起きなど子どもに身に着けてほしい生活習慣を絵本を通して教えることで子どもがどのように行動すればよいのかイメージしやすく、意欲的に生活習慣を身につける姿が見られるかもしれません。
ママの中には、絵本の登場人物の名前を子どもの名前に変えて読んでいるという声も聞かれました。登場人物を自分に置き換えると、ストーリーを想像しやすくより楽しめるかもしれませんね。
3歳・4歳
3歳、4歳の子どもは、成長に伴い絵本の内容を楽しめるようになってくるようです。子どもが身近に感じられるテーマや子どもに考えてほしいテーマの絵本を選ぶのもよいでしょう。絵本のストーリーを子ども自身がどのように解釈しているかを知るために、登場人物はどのような気持ちだったか、子ども自身ならどのように行動するかを話しながら読み進めてもよいかもしれません。
ママの中からは、子どもの自由な発想や自分の考えを伝えることを大切にしたいという声も聞かれました。
5歳・6歳
5歳、6歳頃になると、より長くストーリー性のある内容の絵本を楽しめるようになります。読解力や想像力が豊かになり、ストーリーが複雑になっても内容を十分に理解できるようになるようです。楽しめる絵本の種類が増え、読み聞かせを聞くうちに子どもが面白いと思うものが見つかるかもしれません。
子どもの好きなことや興味を持つことを広げるためにも、子どもに自由に絵本を選んでもらったり、さまざまなジャンルの絵本を読んだりするとよいでしょう。また、子どもの誕生日や保育園や幼稚園の行事、入卒園や小学校入学時などの節目の記念に絵本をプレゼントするのもよいかもしれません。あとで絵本を読み返したときに、思い出を振り返れるとよいですね。
他にも、読み聞かせを聞きながら絵本の字を目で追うと、ひらがなの勉強にもつながりそうです。子どもが成長して絵本をひとりで読めるようになってくるかもしれませんが、親子の時間として読み聞かせをする機会を大切にしていきたいですね。
絵本の読み聞かせで子どもに教えたいこと
絵本の読み聞かせで子どもに教えたいことがある方もいるかもしれません。絵本の読み聞かせで子どもに教えられることについて体験談をもとにまとめました。
食育
乳幼児期は、子どもの「食」に対する基盤を作る大切な時期かもしれません。食べ物を食べることで健康なからだが作られ、元気に過ごせることを教えられたらよいですね。食事が生きていく上で欠かせないことに加えて、食事を楽しく食べられることがとても重要なことも子どもに知ってもらいたいポイントです。食事を安心して食べられ、食べることは楽しいという気持ちが今後の子どもの食事に対する姿勢につながりそうです。
子どもの年齢や様子に合わせて、食べ物の名前や味、食事をするときのマナー、料理の材料や作り方、食べ物への感謝の気持ち、食材の生産者や調理してくれた人への感謝の気持ちなどが伝わるストーリーを選びましょう。
英語
英語の絵本の読み聞かせは、日本語の絵本の読み聞かせと同様に乳幼児期から始めるとよいかもしれません。英語の読み聞かせを続けていくことで、徐々に英語の音に耳が慣れていくようです。英語の本を選ぶときは、まずは簡単な内容を選ぶことがポイントです。色や形、生き物や食べ物、乗り物などの名前の単語、簡単な日常会話など子どもがわかりやすいものを選びましょう。
英語の本を読むときは、ゆっくり強弱をつけることを意識すると子どもに伝わりやすいでしょう。繰り返し読むことで、子どもが英語を聞いて絵に言葉を結び付け、絵本のストーリーを想像しながら楽しむことができるようになっていくかもしれません。
英語の絵本の読み聞かせは、英語が耳に入ることに慣れることがとても大切です。読み方を工夫して楽しい雰囲気を作り、子どもが英語に親しみを持ってくれたら嬉しいですね。
さまざまなシーンの絵本の読み聞かせ
妊娠中や子どものイヤイヤ期の状況に合わせた絵本の読み聞かせについてご紹介します。
妊娠中
妊娠中にお腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法のひとつに、絵本を読み聞かせするのもよいでしょう。妊娠中から絵本の読み聞かせをしていたママからは、赤ちゃんに語りかけているような穏やかなストーリーの絵本を読むことで、ママ自身の気分転換になっていたという声が聞かれました。
お腹を撫でたり、赤ちゃんが生まれたあとを想像したりとママがリラックスしている状態で読むことがポイントのようです。
イヤイヤ期
2歳や3歳頃の子どものイヤイヤ期に悩むこともあるかもしれません。イヤイヤ期の子どもに絵本の読み聞かせをするときは、イヤイヤ期をテーマにした絵本や親子で一緒に笑える絵本を選んでいるママやパパがいました。中には、絵本の登場人物がイヤイヤ期の子どもと同じように「いや」とばかり言う内容の絵本を見せて、「どうしたらよいのかな?」と子どもと一緒に考えてイヤイヤ期が落ち着くように声がけしている家庭もあるようです。
他にも、ユーモアのある登場人物とテンポのよいストーリーの面白い絵本を選び、読み方に抑揚をつけて、読み聞かせの時間がたくさん笑って楽しい時間になるように工夫しているママもいました。
絵本の読み聞かせを始める時期は家庭によってさまざま
子どもに絵本の読み聞かせをする時期は、家庭によってさまざまでいつから始めてもよいでしょう。子どもの様子に合わせて、ママやパパが無理なくできるペースで読み聞かせの時間を作っていきましょう。
子どもの年齢などによって、絵本の選び方や読み方にも工夫が必要です。親子で読み聞かせの時間を楽しみながら、絵本を通していろいろなことを子どもに伝えられたら嬉しいですね。