赤ちゃんの絵本の読み聞かせはいつから?絵本の選び方と楽しませるポイント

赤ちゃんの絵本の読み聞かせはいつから?絵本の選び方と楽しませるポイント

2017.08.11

赤ちゃんが生まれたら、いつから絵本を読み聞かせるべきか悩む人も多いはず。どんな絵本が赤ちゃんにとっていいのかわからないため、始めることが億劫になってしまうという人もいます。実際に子育てをしている人の体験談を交えながら、絵本の読み聞かせを始める時期や、赤ちゃんに適した絵本の特徴をご紹介しましょう。

赤ちゃんに絵本を読んであげる時期はいつ頃から?

早いも遅いもなし。ママ・パパの読んであげたいときから始めよう

赤ちゃんの頃に周囲の人から投げかけられた言葉の数は、その子が成長したのち、読解力がどの程度のびるかということに影響しているといわれています。言葉がわかっていない時期から、日常的に絵本を読んであげていると、赤ちゃんは言葉を学ぶ機会に多く触れられます。

絵本をいつから読み聞かせてあげるかどうかは、ママ・パパの考え方次第。読んであげたいと思ったら、さっそく始めるといいでしょう。


胎教にもおすすめ

お腹にいる赤ちゃんにお母さんの声を届けるのにも役立つのが、絵本の読み聞かせです。胎教としての読み聞かせを実際にしているプレママは、増えています。赤ちゃんに大きな安心感を与えてあげられるひとつの手段として、活用してもよいでしょう。

赤ちゃんの時期に推奨する絵本のポイント

ページ全面に大きな絵が描かれた絵本

ページに大きくイラストが描かれている絵本は、赤ちゃんが認識しやすいといわれています。ダイナミックに描かれた絵本を選んで、読み聞かせをしてあげると、赤ちゃんがより絵本に関心をもってくれるかもしれません。


絵に合わせて体を動かしながら楽しむ絵本

手を叩いたりばんざいしたり、軽く体を動かしながら読める絵本は、赤ちゃんの興味を引きやすいといわれています。ママがニコニコ楽しそうに読んであげると、赤ちゃんも自然と笑顔になり、楽しんでくれるかもしれません。


擬音がメインの絵本

「ガタンゴトン」「トントントン」「ぎゅっ」などのさまざまな擬音に、赤ちゃんの関心は向きやすいといわれています。擬音が使われている絵本は、リズム感よく読める本でもあります。

長めの文章で構成されている絵本よりも、擬音だけで伝わる絵本を読んであげると、赤ちゃんも理解しやすくなるでしょう。

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読み聞かせ

同じ言葉を繰り返すと反応がどんどん増えてくる

ひとつの言葉しか使わず、最初から最後までその言葉を反復している赤ちゃん向け絵本があります。単純なように感じますが、意外と赤ちゃんもそれを気に入って、最後には上手に言えるようになりました。同じ言葉を繰り返し使うと、赤ちゃんのさまざまな反応が見えて面白かったです。


素材や形を選ぶことがポイント

絵本は、赤ちゃんの頃は読むというよりも、噛んだり舐めたりするひとつのおもちゃのような存在でした。紙の絵本を口に入れると、赤ちゃんの口が切れる可能性があり、また絵本もすぐにボロボロになってしまうので、小さい頃は角のないものやビニールコーティングされているものを選ぶのがおすすめ。

素材や形に着目して絵本を選んであげるとよいでしょう。お風呂でも使える素材でできた絵本は、よだれにも強くて助かりました。


簡単な仕掛け絵本は、外出時の必須アイテム

何度もめくったり触ったりできる楽しい仕掛け絵本は、赤ちゃんとの外出時に役立つアイテムのひとつでした。絵本ではありますが、赤ちゃんが自分で触って遊べるおもちゃになるので、少しの待ち時間などに退屈してしまうことなく、お出かけを楽しめました。

軽くて、赤ちゃんの小さな手でも持てるサイズがおすすめです。ベビーカーにつけられるタイプであれば、荷物になりませんでした。

赤ちゃんへの読み聞かせのポイントとは

読むよりも見て楽しめる、絵や色のはっきりした絵本を選ぶ

赤ちゃんの視力はまだ完全ではなく、発達しようとしている途中の段階といえます。そのため、絵本は色やイラストがはっきりとしているものを選ぶと、赤ちゃんが見やすいかもしれません。

眺めているだけでも、赤ちゃんに満足感を与えてくれます。文字が少なく、イラストメインの絵本が多いため、ママやパパが自身でコメントを付け加えてお話として聞かせてあげると、赤ちゃんもより安心して絵本を楽しんでくれるでしょう。


擬音などの子どもも声に出しやすい絵本で、ゆっくり読む

赤ちゃんの様子を観察しながら読み聞かせをすると、そのときどきでさまざまな反応が見られます。子どもは気分のまま描いてあるイラストを指さしたり、いっしょに声を出したりするため、慌てて読まずにゆっくり読み進めてあげましょう。

子どもひとりひとりのペースに合わせて読むことできるのが、読み聞かせの大きなメリットともいえます。


読み切りやすい、短い内容の絵本がおすすめ

話の長い絵本は、飽きてしまう子どももいます。そのため、読み切れそうな短い内容の絵本がおすすめです。何度も何度も読んでほしいとリクエストされるかもしれませんが、繰り返し読むことで話の流れや言葉を吸収しやすくなるといわれています。

読み聞かせで親子間の心の会話を

親子でコミュニケーション

子どもの読書に対する興味を培うためにも、赤ちゃんの頃から読み聞かせをすることは有効だといえます。いつから読み聞かせるべきかと悩んだときが、始めどき。どんな本を探そうか迷っている人は、気軽に赤ちゃんといっしょに本屋さんへ出かけてみましょう。

毎日の生活リズムに合わせ、家庭で絵本の読み聞かせをするための時間を設けて、親子で感情豊かな心を養える機会にしましょう。

2017.08.11

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