1歳児の成長に役立つ絵本の特徴とは?おすすめの絵本やロングセラーの絵本を紹介

1歳児の成長に役立つ絵本の特徴とは?おすすめの絵本やロングセラーの絵本を紹介

子どもが1歳を過ぎると、ひとりで歩き始めたり簡単な言葉を話し始めたりすることが多いようです。この時期から、本格的に教育・しつけを始めようと考えるパパ・ママもいるのではないでしょうか。1歳児の成長には、絵本が助けになってくれるかもしれません。1歳児におすすめの絵本やロングセラーの絵本を紹介します。

1歳児のおすすめの絵本の特徴とは

絵本を読む男の子
Hitoshi Nishimura-iStock

1歳児は、心と身体の成長とともに、できることが増えてくる時期といわれています。また、子どもによっては1歳からイヤイヤ期が始まるなど、自己主張しはじめることも。


そのような特徴が見られる1歳児の読み聞かせには、どのような絵本が適しているのでしょうか。


出典:1歳児の教育。ママたちが行った習い事やしつけ、保育園事情など


動作やセリフをまねしやすい絵本


できることが増えるようになってくる1歳児には、登場人物の動作やセリフをまねしやすい絵本がおすすめです。


主人公が食べるシーンでは食べるしぐさをやって見せるといったことで共感を覚えるきっかけになるかもしれません。


出典:【年齢別】読み聞かせにピッタリの絵本14選。年齢ごとの読み聞かせのコツ・選び方も大事なポイント


コミュニケーションを学べる絵本


しゃべり始めた子どもには「まずあいさつを教えたい」と考えるパパ・ママもいるのではないでしょうか。


「バイバイ」「はい」「どうぞ」などかんたんなあいさつを取り上げた絵本も、1歳児への読み聞かせに適しているでしょう。


出典:【年齢別】読み聞かせにピッタリの絵本14選。年齢ごとの読み聞かせのコツ・選び方も大事なポイント

出典:1歳児の教育。ママたちが行った習い事やしつけ、保育園事情など


生活のことを学べる絵本


1歳ごろから、身の回りに関することを教え始めるパパ・ママもいるでしょう。


子どもの理解を促すことにも、絵本が役立つかもしれません。例えばトイレの使い方や食事の大切さを教えてくれる絵本などは、1歳児の成長をサポートしてくれるのではないでしょうか。


出典:1歳児の教育。ママたちが行った習い事やしつけ、保育園事情など


ロングセラーの絵本


1歳児の絵本選びに迷ったら、ロングセラーの絵本に注目しても良いかもしれません。古くから売れ続けている絵本には、子どもの心を捉える要素があるはずです。


また、ロングセラーの絵本の中には、パパ・ママが子どものころに読んだ絵本もあるでしょう。その絵本の面白さを、お子さんと共有しながら読み聞かせられるのではないでしょうか。


しかけ絵本


1歳児向けの絵本の中には、めくると絵があらわれたり、付属の指人形を動かしたりできるなどのしかけがついたものもあります。


言葉を理解する前の赤ちゃんも感触や動きを楽しみやすく、親子のコミュニケーションがとりやすくなるのではないでしょうか。

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絵本を選ぶ時には、子どもの年齢による特徴を考慮するとよいでしょう。1歳児の成長を助けてくれそうな絵本や、昔から人気のある絵本を紹介します。


おつかいありさん


有名な童謡「おつかいありさん」を題材とした絵本です。ありさんが急いでおつかいに行く様子や、慌てて人にぶつかってしまう様子などが描かれており、場面をマネしながらの読み聞かせができるのではないでしょうか。


また、絵本の文章がほとんど童謡の歌詞なので、歌いながら読むという楽しみ方もできます。


あいさつ


いもとようこ氏著の「あいさつ」は、11種類のあいさつを描いた絵本です。「おはよう」「こんにちは」などの、基本的なあいさつを覚えるきっかけになるかもしれません。


また、「ありがとう」「ごめんなさい」などのシリーズもあるので、お子さんの言葉の成長に合わせて買い足すなどしてもよいでしょう。


トイレいけるかな


「トイレいけるかな」はトイレトレーニングを始める際の助けになりそうな絵本です。


ネズミさんやゾウさん、ワニさんがトイレで排泄し、すっきりした様子をシンプルに見せてくれます。「排泄はトイレでするもの」ということが、小さな子にも理解しやすいのではないでしょうか。


おつきさまこんばんは


「おつきさまこんばんは」は1986年発売のロングセラーで、夜空に輝くお月様の美しい絵が特徴です。猫が寝そべる屋根の上が明るくなり、金色に輝くお月様が「こんばんは」と登場。その後、雲がやってきてお月様が隠れてしまいますが、再び「こんばんは」と表れる様子が描かれています。


顔を出したり隠したりしながらの読み聞かせができそうです。


うずらちゃんのかくれんぼ


1994年発売の「うずらちゃんのかくれんぼ」は、うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼをするお話です。


うずらちゃん・ひよこちゃんは、自分の色や形に似ている花やひょうたんの中を使って見事に隠れます。どこにいるのか探しながらの読み聞かせができそうですね。色や形について、お子さんが興味を持つきっかけになりそうな一冊です。


たべたのだあれ


1977年発売の「たべたのだあれ」も、代表的なロングセラー絵本のひとつと言えるでしょう。


見開きページの左側には「さくらんぼ たべたのだあれ」「いちご たべたのだあれ」といった問いかけが書かれています。左側のページにはしっぽにさくらんぼが付いたゾウや、鼻がいちごになったライオンなどが描かれており、誰が食べたのかを当てるゲームができます。


小さな子でも、指差しで食べた動物を当てられるのではないでしょうか。


とびだす!うごく!どうぶつえほん


ページを開くと動物園の動物が飛び出す、しかけ絵本です。この絵本は飛び出しのパターンがページによって異なることが特徴。


ゾウのページでは鼻のシャワーが絵本の枠から飛び出す、クジャクのページでは羽を開いたり閉じたりするといった変化があるので、飽きずに長く楽しめるのではないでしょうか。

1歳児の言葉とコミュニケーションを育てる絵本を選ぼう

赤ちゃんの読み聞かせ
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1歳は言葉やコミュニケーションを覚え始める時期といわれています。この時期にたくさんの絵本とふれ合う機会を作ることで、言葉や表現力がより豊かになっていくかもしれません。


積極的に絵本の読み聞かせをして、お子さんのコミュニケーション能力を育てましょう。

2024.04.28

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