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【年齢別】人気の絵本を見てみよう!
子育てにおいて「絵本」は重要なアイテムのひとつ。子どもの言語能力を向上させたり人とのコミュニケーションを学ばせたりする上で、よい影響があるとされています。特に、人気の絵本は、子どもが興味を持ちやすかったり子どもにとってよい影響につながったりする工夫がたくさん施されています。この記事では、子どもの年齢別に人気の絵本を紹介します。
0歳児~2歳児に人気の絵本
0歳児~2歳児には色や図形、言葉のリズムを楽しむ絵本が人気です。
ストーリーを理解するにはまだ早い赤ちゃんでも、絵を見せたり読み聞かせたりすることで、刺激に反応して笑ったり、声を出したりすることがあるようです。
じゃあじゃあ びりびり
「じゃあじゃあ びりびり」は、1983年発売のロングセラー絵本です。水が流れる音や犬の鳴き声など、身近な音をリズミカルな言葉で表現し、赤ちゃんが聞いて喜ぶ擬音語が多数登場します。
また、はっきりとした色を使っていたり、絵本の大きさが赤ちゃんの視野と同じくらいだったりと、赤ちゃんが見やすい工夫が施されていることもポイントです。
きらきら ぴかぴか
「きらきら ぴかぴか」は、脳科学に基づいた知育絵本のシリーズです。
視力が弱いとされる乳児期は、強い色やぴかぴか光るものが目に届きます。誌面で使われているホログラムのキラキラに、赤ちゃんは喜ぶのだそう。ホログラムだけではなく、三日月やタコ、雪だるまなど、赤ちゃんが喜ぶとされる絵がたくさん収録されています。
専門家と作ったスキンシップ絵本 こちょこちょ
「専門家と作ったスキンシップ絵本 こちょこちょ」は、赤ちゃんの五感の中で最も早く発達するといわれる皮膚への刺激を重視した絵本です。赤ちゃんが喜ぶスキンシップを、楽しみながら実践できます。
スキンシップを分かりやすく解説していることや、リズミカルに読みやすい文章が特徴です。「赤ちゃんとの遊び方がわからない」「読み聞かせに自信がない」というパパ・ママにもうれしいのではないでしょうか。
3歳児~4歳児に人気の絵本
3歳児〜4歳児は、絵本のセリフや物語を楽しむようになるといわれています。明確なストーリーのある絵本に人気が集まるかもしれません。
からすのパンやさん
「からすのパンやさん」は、1973年の発売以来、揺るぎない人気を誇る絵本です。
パン屋さんを経営するからすの夫婦に4羽の赤ちゃんが生まれ、子育てしながらお店を切り盛りするというストーリー。家族のために尽力する両親の姿には、子ども心に何か感じるものがあるのではないでしょうか。
また、パン作りの工程やさまざまな種類のパンを絵で見られるのも楽しいポイントです。
ぐりとぐら
「ぐりとぐら」も子どもに人気の定番絵本です。さまざまなシリーズが出ていますが、ぐりとぐらの最初の絵本は、森で大きなたまごを見つけてカステラを作るお話。
ぐりとぐらは、たまごが大きくて運べなかったり、殻が固すぎて割れなかったりするのを工夫して乗り越え、出来上がったカステラをみんなに分けてあげます。
このお話から「簡単にあきらめないこと」や「分け合うこと」の大切さを学べるのではないでしょうか。
4歳のえほん百科
「4歳のえほん百科」は、好奇心が旺盛になる4歳児にぴったりな絵本です。この時期にめばえる「なぜ?」「どうして?」の疑問に答え、生活マナーの向上や「気づき」を育む一冊。
「季節と行事」「公園で遊ぶとき」「探し絵」「漢字」「乗り物」「地球」「天気」といったテーマに分かれた疑問が掲載されています。
生活のマナーの向上や「気付き」の育成にも活用できそうですね。
5歳児~6歳児以上に人気の絵本
この時期の子どもは、ひらがなを理解していたりキャラクターなどの好みができていたりする傾向が見られます。
そのため、人気の絵本もおもしろおかしい話や怖い話、不思議な話などバリエーション豊富です。ある程度の長さがある絵本を好む子もいるでしょう。
かがくのお話25
「かがくのお話25」は「ぐんぐん頭の良い子に育つよみきかせ」シリーズの絵本で、国立科学博物館が監修しています。
恐竜、ばい菌、どんぐりなどを題材とした物語を楽しんだあと、図鑑ページを読み、親子で学ぶという内容。「たのしむ・わかる・やってみる」の3ステップで、科学に対する興味を育めます。
物語のページはひらがなとカタカナ、図鑑のページはルビ付きの漢字まじりで書かれています。お子さんが小学生になってからも、繰り返し楽しめるのではないでしょうか。
パンどろぼう
「パンどろぼう」は、ユーモラスな絵本として最近とても人気のある絵本です。キャラクターグッズも多数展開されているので、目にしたことのある方は多いでしょう。
ストーリーは、主人公の「パンどろぼう」がおいしいパンを探してパン屋さんに泥棒に入るというもの。パンどろぼうの豊かな表情が魅力で、盗んだパンがまずかったときの顔は見どころのひとつです。
ユニークなものに興味を持つお子さんに、喜ばれるのではないでしょうか。
ボヨンボヨンだいおうのおはなし
「ボヨンボヨンだいおうのおはなし」は、全28ページとボリュームのある絵本です。5歳以上の子でも満足できそうですね。
主人公である悩み多き王様のストレス解消法は夜にベッドで飛び跳ねること。しかし、大臣に見つかり「王様らしくないから」という理由で禁止され、重い病気にかかってしまいます。最後は周りの理解を得て再び元気にベッドで飛び跳ねられるようになりますが、王様の視点でこの絵本を読んでみると胸が苦しくなるかもしれません。
相手の立場を考え、思いやる心が育つのではないでしょうか。
人気の絵本で子どもの世界を広げよう!
絵本は、子どもの新しい知識を増やしたり思いやりの心を育んだりすることに役立ちます。絵本を読めば読むほど、子どもの世界は広がっていくのではないでしょうか。
今回の記事を参考に、お子さんが喜んで読みたくなる絵本を選んでくださいね。