絵本を選ぶときのポイント。子どもに読み聞かせるときのコツとは

絵本を選ぶときのポイント。子どもに読み聞かせるときのコツとは

子どもに絵本を選びたいとき、どのようなものがよいか知りたいママやパパもいるかもしれません。今回は、年齢別にみる絵本の選び方と、親が読み聞かせるときのコツ、プレゼントにぴったりな絵本について、ご紹介します。

【年齢別】絵本の選び方

親子のコミュニケーションをはかったり、子どもの想像力を育むために、子どもが小さいうちから絵本の読み聞かせをしている家庭も多いのではないでしょうか。なかには、初めての読み聞かせにどのような絵本を選んだらよいか知りたいママやパパもいるかもしれません。

ママたちの体験談をもとに、絵本を選ぶときのポイントについて、年齢別にまとめました。

0歳

色がたくさん使われているカラフルな絵本を選んだママがいました。
iStock.com/globalmoments
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はっきりした色味の絵本は、目で追っているときも楽しそうで反応がよいようです。絵柄が大きくシンプルな色合いだと、赤ちゃんも分かりやすいかもしれません。

ほかにも、音が出る仕掛け絵本や手触りを楽しめる布絵本もよいようです。赤ちゃんの感性を刺激して、遊びだけでなく学びにもなる絵本を選んでみてはいかがでしょう。

1歳

1歳を過ぎると、つたい歩きや一人歩きを始めたり、目で見たものに対して興味をもつようになったりと、できることが増える子どももいるでしょう。

歯磨きや寝かしつけなど、シーンにあわせた生活絵本は、子どものお手本として活用できるかもしれません。また、「パクパク」や「ふわふわ」など同じ言葉を繰り返す絵本は、繰り返しのリズムが、1歳頃の小さな子どもでも耳で聞いて楽しめるかもしれませんね。

2歳

2歳の時期には、驚きのあるストーリーや絵にインパクトのある絵本を選ぶのがよいかもしれません。このような絵本は、興味を惹かれるものを探すことによって育まれる子どもの自立性にもつながるようです。

たとえば、どうしてあいさつをするのか、なぜ片づけをしなければならないのかなど、絵本の中でさまざまな理由が描かれていると、子どもにも伝わりやすいでしょう。

食べ物の好き嫌いがある子や、片づけや歯磨きをしたくない子など、自分と同じような気持ちを抱えている2歳頃の子どもが絵本のなかで描かれていると、がんばろうと思うきっかけになったようだというママの声もありました。

3歳

iStock.com/Milatas
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3歳の子どもに、基本的な生活習慣、身じたく、礼儀を教えたいときも絵本が活躍するかもしれません。

動物の家族がいろいろなあいさつをする絵本を読んでいたというママからは、「いただきます」や「いってらっしゃい」をするときに、いっしょに手を合わせたり、手を降ったり楽しんでするようになったというエピソードも聞かれました。

あいさつのほかにも、食事や着替え、トイレトレーニングなど、さまざまなシーンに関する絵本を見つけて、子どもが正しい生活習慣を楽しみながら身につけられるようにサポートしてみましょう。

4歳

家族以外の友だちや先生とのふれあいが増え、字にも興味を持ち始める4歳。

1ページに文字が大きく書かれていて、子どもが読みやすい絵本や、リズム感ある言葉遊びができる絵本、親しみがある挿絵の絵本は、親子でいっしょに朗読しても楽しめるかもしれません。

赤ちゃんやその家族をテーマとした物語は、兄弟や家族との関わり方や接し方を学べ、もうすぐお兄ちゃんやお姉ちゃんになる子どもにとっては引き込まれる内容のようです。

5歳

生活習慣や社会のルールが分かり始め、好奇心や想像力が急成長する5歳児には、読みながら笑えるようなユーモアたっぷりな絵本や社会のルールやマナーを学べる絵本を選びましょう。

親が読み聞かせをするだけでなく、子どもが自分で読めるように大きい文字で書かれているなど、文字にも注目して選ぶことが大切なポイントのひとつのようです。

6歳

子どもが6歳になった頃に、友だちとの活動や関わりなどに興味をもち始めたというママの声が聞かれました。

友情や思いやりがテーマになった絵本であれば、やさしい心をもった子どもに成長してくれるかもしれません。友だちとの関わり方や勇気をもつこと、日常の生活などをテーマにした絵本で、子どもの世界を広げてみてはいかがでしょう。
iStock.com/flyingv43
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絵本を読み聞かせるときのコツ

子どもが絵本の読み聞かせで、知識や感性を身につけるにはどうしたらよいのでしょうか。

絵本を読み聞かせるコツについてご紹介します。

赤ちゃんに合わせる

月齢が低いときは、赤ちゃんに合わせて、読み聞かせるときの姿勢や声、スキンシップにも配慮するとよいようです。

まだ首がすわっていない赤ちゃんならママもいっしょに寝た状態で読み、首がすわっている赤ちゃんならママの膝の上や膝の間で読むなどして、赤ちゃんの姿勢が安定するようにしましょう。

赤ちゃんの表情や反応をみて、ママの声のトーンに変化をつけてみてもよいかもしれません。絵本を読んでいるときは、内容に合わせて赤ちゃんの体を触ると喜んでくれそうです。

子どもといっしょに読む

子どもといっしょに、発音しやすいセリフで感情を表現しながら読んでみましょう。

絵本の登場人物が泣いているときは、ママも「えーん」と泣き真似をしたり、ご飯を食べるシーンでは、「あーん」と子どもに食べさせる真似をしたりして、感情をジェスチャーで分かりやすく表現してもよいかもしれません。

絵本のシーンに合わせて、親子いっしょに読むことで、子どもも夢中になってくれそうです。

読む時間を決める

子どもが2歳になる前から、お昼寝の前と夜の就寝前に必ず絵本を読んでいたというママがいました。

時間を決めることで、絵本の読み聞かせが習慣になり、生活リズムが整ったり、就寝の準備がスムーズになったりするかもしれません。

イラストから興味を持たせる

milatas/Shutterstock.com
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絵から想像できるように、絵本の絵はしっかりと見せるように読み聞かせるとよいかもしれません。

子どもがじゅうぶんに絵を見ることができるように、流れを大切にしながら子どものペースにあわせて読み聞かせると、途中で飽きることなくイラストから想像力をふくらませて楽しめるでしょう。

内容がわかるように読む

はっきりとした口調でゆっくり読むことを心がけたというママの声がありました。

4歳頃になると、話の内容が分かり始め、ストーリーに興味をもつようになる子もいるでしょう。わかりやすく読むことや絵をよく見えるようにすることを意識すると、登場人物の気持ちを自由に想像しながら聞けるかもしれません。

臨場感を出す

嵐の場面では少し本を揺らしたり、焦っている場面ではめくるスピードを速めたり、内容にあわせて臨場感を出して読んでみてはいかがでしょうか。

声に抑揚をつけるだけでも、子どもが物語に入り込めるかもしれません。また、おばあさんは少ししゃがれた声にしたり、子どもは高い声で早口に話すなど、ママやパパが役になりきることで、子どもが人物の区別をつけて想像しやすくなるようです。

感想を聞かない

milatas/Shutterstock.com
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絵本を読み終えたあとに「どうだった」「どう思った」など感想を聞くことで、せっかくの絵本の余韻を壊すこともあるかもしれません。

読み終えたあとは、子どもの想像力や世界観を広げるために、あえてこちらからは感想を聞かないようにするとよいようです。子どもが自ら話してきたり質問をしたりしてきたときは、最後まで丁寧に話を聞いて答えてあげるとよいでしょう。

プレゼントに選びたい絵本

出産祝いや誕生日に絵本をプレゼントしたい方もいるのではないでしょうか。

どのような絵本が喜ばれるのか、ママたちに聞いてみました。

オリジナル絵本

前もって、いくつかのパターンのストーリーが決まっており、誕生日の子どもの名前や年齢や好きなものを入れてつくるオリジナル絵本をプレゼントしてみてはいかがでしょう。

なかには、さし絵や文章をママやパパが自由に考えたり、考えた文章から情景を想像して、さし絵をつけることができるものもあるようです。

何歳の子どもにも喜ばれる、このオリジナル絵本。贈る相手に合わせて、どのようなものがよいか楽しみながら考えてみましょう。

絵本セット

プレゼントにどのような絵本がよいか迷うときは、話や絵に統一感がある絵本セットを選んでみてもよいかもしれません。

3歳向けには、ストーリーよりも子ども自身が絵本の世界を体感できるような、仕掛けなどがあるものを選んでみましょう。たとえば、おままごとのおもちゃとセットになっているものや、子どもたちが好きな果物や野菜が登場する絵本もあるようです。

4歳児には、子どもの疑問にわかりやすく答えてくれたり、知識が増えるような絵本のセットはいかがでしょう。3歳の頃と比べて文字の量を少し増やして、文字とふれあうようにすると、親しむきっかけになりそうです。

5歳以上になると、小学校入学に向けてより文字量を増やして、楽しく読書ができるような絵本のセットがよいかもしれません。ストーリーを楽しめる、ユーモアにあふれた絵本を探してみましょう。

子どもが楽しめる絵本を選ぼう

iStock.com/yaoinlove
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子どもに絵本を選ぶとき、どのようなものがよいか迷う場合は、子どもの成長に応じた絵本を選ぶことがポイントのようです。

低年齢の子どもには、カラフルでシンプルな内容のものだと分かりやすく、楽しそうな反応を見せてくれるかもしれません。また、5歳以上になるとストーリー性のある、子どもが内容に入り込めるものもよいようです。文字の量を少しずつ増やすことで、読む楽しさも味わえるでしょう。

絵本を読み聞かせるときは、子どもの反応を見ながら、声に抑揚をつけたり、読むスピードに変化を出したりすると、臨場感が出て、子どもも夢中になれるようです。さまざまな絵本で、親子いっしょに読み聞かせを楽しめるとよいですね。

2021年02月02日

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