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2歳児におすすめの絵本!聞かない場合のコツや絵本選びのポイントなど
2歳児は自我の芽生えや言葉を理解するスピードが加速する時期といえるでしょう。けれども、絵本を読み聞かせても聞かないときや、他のものに興味をもってしまったりすることがありますよね。今回は、そんな成長著しい2歳の時期に読み聞かせたい絵本をピックアップしました。絵本選びのポイントや読み方のコツもあわせてご紹介します。
2歳児の成長の特徴
「魔の2歳児」と呼ばれるイヤイヤ期は、自我が芽生えはじめる大事な時期でもあります。言葉、知能、感情面でそれぞれどんな特徴があるのか考えてみました。
言葉
言葉を理解するスピードが加速し、自分が伝えたいことを少しずつ言葉で表現するようです。
あいさつができるようになったり、名前を呼ばれて返事をするようになるのもこの時期からと言われています。
知能
数を数えられるようになったり、色や動物などの名前もわかるようになるでしょう。
また、長時間1人遊びができるようになるのも2歳児からが多いようです。
感情
2歳児は自我が芽生え始める時期でもあるため、ママの指示に「イヤ!」と反発したり、かんしゃくを起こすこともあるでしょう。
また、自分がお兄ちゃんお姉ちゃんだという自覚を持ち始めたり、お友だちと遊びたい・仲良くしたいという感情が芽生えたりもするでしょう。
2歳児への絵本選びのポイントは?
子どもの自立性は、興味を惹かれるものを探すことによって育まれることがあるようです。2歳の時期には、驚きのあるストーリーや絵にインパクトのある絵本を選ぶのがよいかもしれません。
ただ、落ち着きがなくなったり、ぐずったりするのもこの時期。集中できる時間がまだ短いので、あまり長くないストーリーを選びたいものです。また、挨拶ができるようになってくるので、生活習慣を学ぶきっかけになる絵本を選ぶのもよいでしょう。
聞かない場合はどうする?ママたちにきいた読み聞かせのコツ
「2歳児のころはさまざまなことに興味を持ち始め、絵本を読み聞かせても聞かないときがありました。それからは子どもが興味を示した絵本や、好きなキャラクターが出ている絵本を選ぶように。
また、ゆっくりと抑揚をつけながら読むと、飽きづらくなった気がします。ときに『これなぁに?』と質問されることがありますが、積極的に反応したり、いっしょに考えるなど、絵本を通してコミュニケーションを取るようにして楽しい時間を過ごしました」(40代三児のママ)
2歳児におすすめの絵本
これまでお伝えしてきたような2歳児の特徴、そして読み聞かせのコツをふまえ、おすすめ絵本をご紹介します。
なにを食べてきたの?
ぶたくんがさまざまな食べ物を食べるお話です。
「ぶたくんといっしょに食べてみよう!もぐもぐ!」と食べる真似をいっしょにしたり、「これは何色?」と聞いてみたり、会話しながら読み進めると盛り上がると思います。
子どもがご飯を食べているときにも「あれ?ニンジン食べたから〇〇ちゃんのお腹、オレンジ色かな?」と絵本を思い出すような話をしてみると、食事が楽しくなりそうです。
著者名:岸田 衿子
イラスト:長野 博一
価格:1,404円
うしろにいるのだぁれ
ページをめくるたびに動物が登場するので、犬・カメ・ゾウ・キリンなどの名前が覚えられる工夫がされています。また、前・後ろ・上・下などの位置関係も同時に知ることができる絵本でしょう。
飽きてしまって聞かない場合は「カメさんとってもかわいいね」「〇〇ちゃんはどの動物が好き?」など、アレンジを入れてみるのも楽しそうです。
著者名:ふくだ としお
価格:1,404円
きんぎょがにげた
水槽から逃げた金魚が、部屋のあちこちに隠れます。子どもが金魚を見つけられたらぜひ褒めてあげてくださいね!
また、五味太郎先生の絵本は色使いが独特でステキなので「きんぎょさんの絵本と似ているね」と言って、五味先生の他作品を読むきっかけにしてみてもよいと思います。
著者名:五味 太郎
価格:972円
ぞうくんのさんぽ
お散歩をするぞうさんが、出会った動物たちを背中に乗せていくお話です。
ぜひ「ざっぱーん」「どっぼーん」などの効果音も飛ばさずに読んであげてくださいね。
ゆるっとした雰囲気のイラストと色使いにママも癒されるでしょう。
著者名/イラスト:なかの ひろたか
価格:972円
おでかけのまえに
ピクニックに出かけるため、パパママのお手伝いをするあやちゃんですが、失敗ばかりしてしまう…そんなお話です。
少し文字が多めに感じるかもしれませんが、早めにページをめくってあげると、子どもも集中して聞いてくれるでしょう。何をしても怒らないパパママの姿に、読んでいる親側も得られるものが多い絵本だと感じます。
著者名:筒井 頼子
イラスト:林 明子
価格:972円
ノンタンあわぷくぷくぷぷぷう(ノンタンあそぼうよ(8))
お風呂嫌いのノンタンが、お友だちのぶたさんやくまさんが石鹸の泡をぷくぷくと膨らませるのを見て、お風呂が好きになってしまうというストーリーです。
なかなかお風呂に入ってくれないとき「ノンタンの絵本を一冊読んだら、お風呂入ろうか」などと促してみるのもよいかもしれません。
著者名:キヨノ サチコ
価格:648円
やさいぺたぺたかくれんぼ
巻末に掲載された、野菜スタンプの遊び方を参考にして子どもと遊ぶと楽しいと思います。
まだ食べられない野菜も多いかもしれませんが、名前だけでも憶えておくと、スーパーへ買い物に行った際、知っている野菜に出会えると嬉しいものです。「もういいかい」「まぁだだよ」と、かくれんぼも自然と出来るようになり、遊びの幅も広がるでしょう。
著者名:松田 奈那子
価格:1,188円
絵本を通して子どもの自主性を大切に
絵本を読み聞かせるけれど「最後まで聞かない…」と困ってしまうこともあると思います。2歳児ですと集中力もまだ短く、続かないこともあるかもしれません。ですが、好きなジャンルやテイストの絵本を見つけられたら、絵本の時間がより楽しくなるでしょう。子どもの自主性を尊重しながら、気長に続けられるとよいですね。