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子どものイヤイヤ期。ママが抱える悩みや対応法、乗り越えるコツ
子どもの自我の芽生えとともに始まるイヤイヤ期に、ママたちはどのようなことで悩んでいるのでしょうか。子どもへの対応法や上手に乗り越えるコツが知りたい方もいるかもしれません。今回は、子どものイヤイヤ期の期間やママたちの悩み、子どもへの対応法についてご紹介します。
イヤイヤ期の時期と子どもの特徴
子どもに自我が芽生え、自分の意見を周りに主張し始める、いわゆるイヤイヤ期。子どもが成長していく中で、このイヤイヤ期を経験するママやパパも多いのではないでしょうか。何をしても「イヤイヤ」と反応する状況に、いつまで続くのか悩んでしまう方もいるかもしれません。
ママたちに、イヤイヤ期の時期と子どもの特徴について聞いてみました。
1歳を過ぎると、ひとり歩きができるようになったり簡単な言葉を話し始めたりする子もいるでしょう。自分でできることが増える一方、お世話されることを嫌がったり、癇癪を起こしたりすると、イヤイヤ期が始まったのではと感じるママもいるようです。
イヤイヤ期を感じるシーンは、着替えのタイミングやご飯の時間などさまざまで、子どもの言動としては、首を横に振る、大人がやろうとしたら嫌がるなどの声が聞かれました。
2歳頃にイヤイヤ期のピークを感じる方も多いようです。自分のやりたいことやしたくないことがはっきりとし始め、それをうまく伝えられなかったり、できなかったりすると、子ども自身もそういった状態にイライラしてしまうのかもしれません。
抱っこをせがんだり、泣き出したりするなど、甘える一方で、何事も自分でやりたがり、うまくいかないと物を投げるなど、強気な態度を示す子もいるようです。その時々で変わる子どもの態度に戸惑うというママの声もありました。
3歳頃のイヤイヤ期は、友だちとけんかをして、つい手が出てしまったり、自分の気持ちを伝えたいのに、言葉でうまく表現できずに泣いてしまうなど、集団生活の中で感じることがあるようです。
なぜいけないのかを理由を付けてきちんと伝えることを心がけ、子どもが前向きになれるような声かけをすると、少しずつ理解してくれるかもしれません。
【シーン別】イヤイヤ期のママの悩み
子どものイヤイヤ期にママたちはどのようなことで悩んでいるのでしょうか。
食事
食事の時間に子どもがぐずるケースもあるようです。
椅子に座るのを嫌がって食事に集中できなかったり、好き嫌いをしたりすることもあるかもしれません。食卓に並べたメニューを見て、食べたくないとぐずり、悩んだという声もありました。
外出
保育園に行くときや散歩に行くときなど、外出する際に着替えをしたくない、行きたくないと泣いて、毎日機嫌を取るのが大変というママがいました。
自分の好きな洋服を着たいなど、着替えなどのこだわりが出てくるのも、この時期の特徴かもしれません。出かける前にイヤイヤが始まると、出先での予定に遅れてしまうのではないかと焦ってしまうという声も聞かれました。
就寝
まだ遊びたい、なかなか寝つけないなど、さまざまな理由で寝るのを嫌がる場合があるようです。
「今日はパパと寝る」と宣言してから、すぐに「やっぱりママがいい」といって泣き始めるなど、子どもの気持ちがすぐに変わるといったエピソードも聞かれました。
オムツ替え
オムツ替えを泣いて嫌がったり、じっとしてられずに動き出して暴れたりするという声がありました。
時間がないときに限ってオムツ替えを嫌がると、余計に時間がかかってイライラしてしまうこともあるでしょう。オムツ替えをしている間、自由に動けないのが嫌だったり、冬場は特に寒いため、冷たいおしり拭きで拭かれるのが嫌だったりと、子どもの立場になって嫌がる理由を考えるママもいるようです。
イヤイヤ期への対応法
食事や外出など、さまざまなシーンで悩んでいるママやパパ。イヤイヤ期の子どもにどのように対応するとよいのか、まとめました。
様子を見守る
ママが手伝うと怒って、子どもが何事も自分でやらないと気が済まない様子の場合は、時間がかかっても、見守ることを心がけるとよいようです。子どもの機嫌がよくなり、結果的に時間も短縮できているというママの声も聞かれました。
選択肢を提案する
着替えや遊びのシーンで子どもが嫌がるときは、自分で決められるような提案をするとよいかもしれません。
2種類程度の少ない選択肢を用意すると、自分で選ぶことができるため、物事がスムーズに進むようです。子どもが、自分の気持ちを伝えられたと感じる経験ができるようなサポートを心がけるとよいでしょう。
ママの気持ちを落ち着かせる
子どもが言うことを聞いてくれなかったり、泣き止まなかったりすると、ママが感情的になってしまうこともあるかもしれません。
別室に移動して少し距離を置く、深呼吸をするなどして、冷静になってから分かりやすく話すように心がけるとよいようです。パパがいるときは、パパに対応してもらうなど、周りの協力を得ることも大切でしょう。
見通しを伝える
自分がしていることを急に中断されたり、したいことができなかったりすると、イヤイヤとぐずることがあるようです。
「おもちゃを片づけたら、いっしょにご飯を食べようね」や「時計の長い針がてっぺんまで行ったら、お昼ご飯を準備しようね」など、少し先の予定を伝えると、子どもたちも次の活動に移りやすく、気持ちの切り替えにもなるでしょう。
ゆとりをもって行動する
イヤイヤ期が始まってから、ぐずることで予定が大幅に遅れるようになったというママがいました。
子どもにあわせられるように時間にゆとりをもった行動を心がけ、子どもの気持ちに寄り添うことで、ママ自身も焦らず落ち着いて行動できるかもしれません。
状況を代弁する
子どもがうまく自分の行動を伝えられずに泣き出したり、癇癪を起こしたりすることもあるでしょう。
どうしたいのかをよく聞いて子どもの状況を代弁することで、イヤイヤすることが少なくなったという声がありました。子どもの気持ちを整理して言葉にすることで、親自身も求めていることを理解できるかもしれません。
イヤイヤ期をうまく乗り越えるコツ
ママやパパを悩ますことも多いイヤイヤ期を上手に乗り越えるコツについて、ご紹介します。
絵本などのアイテムを使う
食事や歯みがき、お風呂、トイレトレーニング、寝かしつけなど、子どもがイヤイヤするシーンで絵本やおもちゃなどのアイテムを使うと、子どもも楽しく前向きになれるかもしれません。
絵本の中には、イヤイヤ期を題材にしたものや食事や着替えをテーマにしたものなど、さまざまなものがあるようです。子どもが好きな動物や乗り物が登場したり、内容がシンプルで分かりやすいと、子どもも最後までしっかり聞いてくれるかもしれません。絵本のページがうまくめくれないことで、子どもの機嫌が悪くならないように、布絵本などの扱いやすい素材でできたものを選ぶこともポイントのようです。
ゲーム感覚で進める
子どもがさまざまなシーンで嫌がるとき、「どっちが上手にご飯を食べられるかな?」「お着替え競争をしよう」などの声かけで、ゲーム感覚で物事を進めると、子どもも遊びとして楽しく取り組めるかもしれません。
朝の準備を嫌がるときに、ママがゲームにわざと負けて大げさに悔しがると、翌日も「ママ、競争しよう!」と楽しそうに準備をしてくれたという声もありました。
イヤイヤ期を前向きに乗り越えよう
食事や外出、就寝など、生活のさまざまなシーンで、ママやパパたちはイヤイヤ期について悩むことがあるようです。
イヤイヤ期も子どもの成長のひとつと捉え、子どもの気持ちに寄り添って前向きな声かけでサポートしたり、親自身も一度心を落ち着かせてから伝えるように心がけるとよいかもしれません。
絵本やおもちゃなど、子どもが楽しめるアイテムを取り入れて上手に工夫しながら、イヤイヤ期を楽しく乗り越えられるとよいですね。