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3歳児と楽しむ遊び。外遊びや室内遊び、おもちゃや絵本を使った遊びのアイディア
2021.02.25
3歳頃になると、コミュニケーションや体の動かし方が上手になってくる子どももいるでしょう。できるようになったことや興味を伸ばせる遊びを取り入れられるとよいですよね。3歳児の外遊びや室内遊び、おもちゃや絵本を使った遊びのアイディアについて、ママたちに聞いた体験談をもとにまとめました。
3歳の子どもの外遊び
日常生活でできることが増えてくるとともに、遊び方も上手になってくる3歳児。この時期に、外遊びのバリエーションを増やしたいと考える家庭もあるのではないでしょうか。
子どもが3歳頃の時期に行っていた外遊びについて、ママたちに聞いてみました。
自然遊び
自然とのふれあいは、外遊びの定番のひとつかもしれません。アウトドアやキャンプなど、自然の中で家族で過ごした体験は、大きくなってもよい思い出として子どもの中に残るでしょう。
落ちている葉っぱを拾ったり、虫や植物を観察したりと、日常とは違った自然に触れる体験を通して、子ども自身の発見や興味につながることが見つかるかもしれません。
縄跳び
3歳頃になると保育園や幼稚園の取り組みで縄跳びが始まったりして、縄跳びに興味を持って遊び始めたりする子もいるようです。最初は、縄跳びはどのように遊ぶ道具なのかを伝え、縄跳びに慣れるところから始めるとよいでしょう。
へびのように動かした縄を、ジャンプして飛び超える「へびさん跳び」で遊んだという声は多くありました。ほかにも、定番の「電車ごっこ」をしたり、縄を低く張って親子で飛び越えたりして遊んだというママもいるようです。
三輪車や自転車
子どもが3歳を過ぎ、三輪車で遊ぶ家庭は多いかもしれません。ママたちは、手押しハンドルやサンシェードなどの機能、漕ぎやすいペダルの位置、使用するシーンに合わせたタイヤの素材などを子どもの三輪車を選ぶときのポイントとしているようです。
一方で、3歳頃から自転車に乗り始めたという声も。まずは補助輪付きの自転車から始め、徐々に自転車に乗ることに慣れていくとよいかもしれません。ほかにも、ペダルなしの自転車や、ペダルを後づけできるキックバイクを用意して、練習をしたというママもいるようです。
おもちゃや道具
ママたちは、実際に載って遊ぶ乗り物のおもちゃや砂場遊びセット、ボールなどを用意して外遊びを楽しんでいるようです。3歳頃になると、ボールを蹴ったりキャッチしたりする遊びも上手にできるようになってくる子もいるかもしれません。
なかには、虫眼鏡を持って公園を探検する遊びを楽しんだというママも。いつもの公園も、虫眼鏡を通して見ると違う景色に見えて、新たな面白い発見があったという声もあったので、参考にしてもよいかもしれませんね。
3歳の子どもの室内遊び
天候の悪い日など、外で遊べないときに活躍する室内遊び。ママたちはどのような遊びを取り入れているのでしょう。
工作
3歳の子どもといっしょに、折り紙やお絵かき、塗り絵や粘土などの工作を楽しんだママがいるようです。工作はさまざまなアイディアがあるため、子どもが興味のあるものや、得意なことを取り入れてみるとよいかもしれません。
工作を楽しむポイントについて聞くと、食品の空き箱や使え終えた日用品など、身近にあるものを工作の材料として使う、葉っぱや木の実など自然のものを使う、工作キットを使うなど、さまざまな声がありました。母の日や父の日、敬老の日などに、子どもが一生懸命工作した作品をプレゼントするのもよい経験になりそうですね。
ゲーム
遊びながら掃除できるぞうきんがけゲームや、紙風船をポンポンと飛ばして遊ぶ紙風船ゲームを自宅で楽しんだという声も。ほかにも、新聞紙に穴をあけて、その穴からおもちゃを覗いて当てる当てっこゲームや、部屋のどこかに隠したおもちゃを探す宝探しゲームなど、さまざまなゲームでママたちは室内遊びを盛り上げているようです。
また、パソコンやスマホを使ってできるゲームアプリやゲーム機、テレビゲームを取り入れているという声もありました。3歳の子どもがゲーム中心の生活にならないよう、遊ぶ時間を決める、大人といっしょにやるなど、家庭でルールを設けて楽しめるとよいかもしれません。
3歳の子どもの体を動かす遊び
3歳児は、自分の体の動きをコントロールできるようになっていく大切な時期。この頃に全身を使った動きをたくさん経験することにより、次第に動きがスムーズになっていくようです。
立つ、座る、寝転ぶ、起き上がる、回る、転がる、渡る、ぶら下がるなど、全身を使った動きを通して、体のバランスが上手く取れるよう鍛えたり、歩く、走る、跳ねる、跳ぶ、登る、おりる、這う、よける、滑るなどといった、全身を使う動作を通して、体を移動する動きを学べるとよいかもしれません。
屋外では公園にある滑り台や鉄棒、ブランコといった遊具で遊ぶ、広い場所で走る・跳ぶ、ボールを投げる・取るなど、屋内ではマット遊びやトンネルのおもちゃなど、子どもが思い切り体を動かせる遊びを積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
3歳の子どもの集団遊び
3歳頃になると、友だちとコミュニケーションが取れるようになったり、簡単なルールを覚えたりして、集団の中で遊べるようになる子どももいるようです。
この時期に子どもが友だち同士でどのような遊びをしていたか聞くと、だるまさんがころんだやおにごっこ、かくれんぼやハンカチ落としなど、さまざまな声がありました。また、今までは1人でしていた、ままごとや砂場遊びなども、友だちとコミュニケーションを取りながら遊ぶことで、また違った楽しみ方ができるようです。
3歳の子どものおもちゃを使った遊び
子どもが3歳を過ぎると、できることの幅が広がり、おもちゃを使った遊び方も今までと変わってくることもあるでしょう。この時期に用意したおもちゃについて、ママたちに聞いてみました。
男の子が楽しんだおもちゃ
男の子のママたちからは、電車やミニカーなどの乗り物のおもちゃや、ロボットや恐竜のおもちゃ、大工さんセットや段ボールハウスなどの声がありました。
なかには、室内でも体を動かして遊べるようにと、トランポリンを用意したママもいるようです。
女の子が楽しんだおもちゃ
女の子のママたちからは、ままごとセットや人形遊びのセット、ごっこ遊びのなりきりセットなどの声がありました。
日頃の様子や興味に合わせて、友だちや家族とコミュニケーションを取りながら遊べるおもちゃを取り入れると、子どもが楽しめるかもしれません。
知育玩具
子どもが3歳頃になると、遊びの中で学びを得られる知育玩具を用意したいと考える家庭もあるでしょう。ひとくちに知育玩具と言っても、さまざまな種類のものがあるため、選び方に迷うこともあるかもしれません。
積み木やブロック、パズルは多くの家庭で取り入れている、定番の知育玩具のようです。言葉に興味がある子どもにはひらがなボードやかるた、数字が好きな子どもには100玉そろばんや時計のおもちゃなど、子どもの興味の幅を広げられるものを選べるとよいですね。ビー玉転がしやドミノ、ひも通しやや楽器のおもちゃなども、知育につながるでしょう。
手作りのおもちゃ
3歳頃になると、幼稚園や保育園で工作を経験したり、上のきょうだいが工作をしている様子を見たりして、子ども自身が工作に興味を持つこともあるでしょう。そんなときは、ペットボトルや牛乳パック、紙コップなどの自宅にあるものを使って、子どもといっしょにおもちゃを手作りするところから楽しんでみるのもよいですね。
実際におもちゃを手作りしたママからは、ビー玉落としやパッチンカエル、とことこ人形を作ったという声がありました。子どもが自分の手で作り上げたおもちゃは、より一層愛着を持って遊べるかもしれませんね。
3歳の子どもの絵本を使った遊び
ママたちからは、子どもが3歳の頃に、発想を広げられる絵本や絵から話の内容を想像できる絵本、内容や言葉の繰り返しを楽しむ絵本やさまざまな言葉が出てくる絵本を楽しんだという声がありました。
子どもが絵本に興味を示さない、なかなか集中して聞くことができないという場合には、文章が少ないものや子どもが好きなものが載っている図鑑などを取り入れ、絵本への興味を引き出すところから始めてみるとよいかもしれません。歌やリズム遊びが好きな子どもには、歌の絵本などから始めるなど、子どもの様子を見ながら工夫してみてはいかがでしょうか。
できることが増えてくる3歳児との遊びを楽しんで
3歳頃になると、日常生活でできることが増えてくるとともに、遊び方も上手になってくる子もいるようです。外で思いっきり体を動かしたり、室内で手先を使った遊びや工作をしたりと、成長や発達に合わせた遊びを取り入れられるとよいでしょう。
またこの時期には、徐々に友だちや家族などといっしょにコミュニケーションを取りながら、簡単なルールなどであれば理解して遊べるようになってくるようです。できることが日に日に増えていく3歳児と、新たな遊びが楽しめるとよいですね。