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子どもの縄跳びは何歳から?2歳から6歳の取り入れ方や遊び・練習方法
縄跳びを練習して運動遊びを楽しもう
子どもの遊びに縄跳びを取り入れるなら、縄跳びに慣れていない2歳や3歳は何ができるのか、4歳、5歳、6歳の遊び方に迷うことがあるかもしれません。ママたちの体験談を中心に、年齢別の縄跳びの取り入れ方や、浴びながら練習できる方法、遊ぶ際の注意点などを紹介します。
縄跳びは何歳から
子どもの遊びや運動に縄跳びを取り入れるのは何歳からが多いのでしょうか。年齢別に保護者の声を聞いてみました。
2歳から3歳
「2歳になり両足跳びができるようになったので縄を飛び越える遊びをしていました。いっしょに跳ぶだけで大人にもよい運動になります」(20代ママ)
「3歳頃、お姉ちゃんが縄跳びをしている姿を見てやりたがっていたのですが、うまく跳べずに怒ってしまいました」(30代ママ)
2歳、3歳の頃は、まだ年齢的にも縄跳びには馴染みがないようですが、お兄ちゃんやお姉ちゃんが縄跳びをしている姿を見て興味を持つこともあるようです。
すぐに縄跳びとして跳べなくても、小さい手でも握りやすい細めのグリップがついているロープを選んだり、左右に揺らして跳ぶような方法で慣らしてもよいかもしれません。
4歳から6歳
「幼稚園の運動の時間にみんなで縄跳びをしたことがきっかけで、家でもやりたがるようになり縄を購入しました」(30代ママ)
「6歳になり、お友だちが後ろまわしをやっているのを見て、『自分もできるようになりたい』と言って家でも練習するようになりました」(30代ママ)
保育園や幼稚園では運動に縄跳びを取り入れている園も多いようです。子ども自ら「もっと上手になりたい」と家でも縄跳びをやりたがった、家で練習するようになったという声もありました。
子どもの扱いやすい縄は?
一般的に、子どもが縄跳びをするときに使用する縄は、綿ロープとナイロンロープの2種類があるようです。保護者としてどのようなポイントで選ぶのがよいでしょうか。
綿ロープ
「ナイロンロープは結び目の跡が付きやすく、縄跳びを回すスピードがゆっくりだと絡まってしまうようでした。綿ロープは結んでも跡が付きにくいので、子どもには扱いやすいようです」(20代ママ)
「幼稚園で使用しているのは綿ロープです。家には綿ロープとナイロンロープの両方がありますが、子どもは使い慣れた方の綿ロープを好んで使っています」(30代ママ)
重みを感じやすい綿ロープは子どもにとって縄を回している感覚を掴みやすいようです。縄跳び中にもロープの位置が分かりやすいことから、練習に向いているかもしれません。
ナイロンロープ
「5歳になり、長く跳び続けられるようになると綿ロープの重さが負担のようでした。そこで軽いナイロンロープに買い替えたところ、使い始めはロープの重さの違いに戸惑っていたようですが、慣れてきたら、跳ぶ回数が増えたと喜んでいました」(30代ママ)
「保育園に綿ロープとナイロンロープの両方が用意されていました。子どもたちは、縄を使って遊ぶときは綿ロープ、5歳くらいになって前まわしを練習するようになったらナイロンロープ、と目的によって使い分けているようでした」(30代ママ)
ナイロンロープは軽いので、子どもの力でも回しやすく跳びやすいようです。5歳、6歳になって長く跳べるようになった子どもにはナイロンロープが扱いやすいのかもしれません。
ロープは何歳からこれを使う、と年齢別で選ぶのではなく、子どもが縄跳びに慣れるまでは綿ロープ、慣れたらナイロンロープと切り替えてもよいのかもしれませんね。
練習にもなる年齢別の縄跳びの遊び方
年齢ごとに遊び方や練習のプロセスは変わるようです。年齢別の縄跳びの遊び方や練習になる取り入れ方を見てみましょう。
2歳から3歳
「縄をヘビに見立てて、地面を這うように縦や横に波打たせる遊びをしていました。動きに合わせて子どもが縄を飛び越えたり、追いかけて遊んでいました」(30代ママ)
「くぐれるくらいの高さで縄の両端を持ってトンネルにして遊びました」(40代ママ)
他にも、定番の「電車ごっこ」をしたり、縄を低く張って親子で飛び越えて遊んだという声もありました。2歳から3歳はリズムよく跳ぶ練習よりも、縄を使った遊びから取り入れてみるのもよいかもしれませんね。
4歳から5歳
「5歳の頃、リズムよく跳ぶコツがつかめないようだったので、縄を回しながら前に進む、走り跳びを取り入れました。ゆっくり走りながらロープを回して足元にくるタイミングでまたぐようにすると、縄跳びの動作の流れを掴めて練習になったようでした」(30代ママ)
ロープを回して跳ぶタイミングや動作は何回か練習すると慣れるようですが、うまくいかない場合は子どもが楽しんで練習できるようにリズムや手の回し方などを工夫してみてもよいでしょう。
6歳
「6歳になって跳び方がうまくなると、前まわしをするロープに2人で向かい合って入って跳ぶ遊びを楽しそうにやっていました」(30代ママ)
「友だちが何人か集まったら大縄跳びをしています。わらべ歌を歌いながら跳べる回数を数えて遊んだり練習したりしています」(30代ママ)
6歳になると、縄跳びを取り入れた集団での遊びも楽しめるようです。1人用の短いロープを使う練習だけでなく、大縄跳びを使った遊びでも子どもがチームワークやコミュニケーション力を育む機会になりそうです。
縄跳びで気をつけたいこと
子どもが縄跳びで遊ぶ際に気をつけたいことを、ロープや服装などの観点から考えてみましょう。
ロープの長さ
「4歳の頃に縄跳びを購入した際に縄の長さを調整したままでした。5歳後半になり子どもが縄跳びの練習をしている途中に『跳びにくい』と言ってきたので確認したところ、ロープの長さが身長に合っていないようでした」(30代ママ)
縄跳びに使うロープの長さは、グリップの部分を両手に持ってロープの真ん中を踏み、ひじが90度に曲がるくらいの長さがよいといわれています。子どもの身体に合わせて定期的に確認してあげるとよいでしょう。
ロープの持ち方
「頑張って練習しているのになかなか連続で縄を跳ぶことができなかったのですが、ロープの持ち方が逆手になっていてうまく手首が回せなかったようです。手の向きを直したらすぐに跳べるようになりました」(20代ママ)
なわとびを上手に回すには、正しい持ち方が重要です。脇を閉めて手の力を抜き、手首を上に向けてグリップを握ります。ロープを回す際には、両手の親指が上を向いていると手首が回しやすくなります。
縄跳びをスムーズに回し続けられない場合は、ロープを持った手をよく見てあげるとよいかもしれません。
服装
「ひらひらした服やフードは跳んだときロープに引っかかって危険なので、縄跳びをする場合は着替えるようにしています」(20代ママ)
「サンダルでは跳びにくく、つま先をケガしそうなのでスニーカーなどの靴を履かせています」(30代ママ)
フードや足元以外にも、上着などファスナーがある服の場合は前を閉じるなど、縄跳びをするときには、服装にも注意が必要のようです。
周りの状況
「お友だちの顔や身体に縄があたらないように、周りを見てから縄跳びを始めるよう声をかけています」(30代ママ)
「砂利やコンクリ―トの上では転ぶとケガをしそうなので避けています」(40代ママ)
子どもは夢中で縄跳びをしていると、少しずつ前後に移動してしまうこともよくあるようです。なるべく周りに人のいない広い場所で遊ばせられるとよさそうです。
縄跳びを遊びに取り入れてみよう
縄跳びは何歳からというよりも、子どもが興味を持ち始めたので取り入れたというママが多くいました。
2歳や3歳の頃は縄跳びのロープを遊びの道具のひとつとして運動に取り入れ、4歳、5歳になったら縄跳びの動作に慣れるようにしながら遊んでもよさそうですね。
集団遊びを楽しむような6歳くらいには、縄跳びで遊びの幅が広がることや体力づくりなども期待できるかもしれません。練習がうまくいかなくても子どもの年齢に合った方法で遊びながら楽しめるとよいですね。