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「動き」が増える3歳児の、好奇心を育む外遊び・室内遊びとは
赤ちゃんだった面影もすっかり薄れ、気がつけばできることが増えている3歳児。この時期はどのような遊びをさせてあげたらよいのでしょうか。遊びのなかでいろいろな動きが経験でき、社会性を身につけることができる、3歳児の外遊び・室内遊びについて考えてみました。
3歳児の「全身を使う動き」とは
3歳児は、自分の体の動きをコントロールできるようになっていく大切な時期です。この頃に全身を使った動きをたくさん経験することにより、次第に動きがスムーズになっていきます。
外遊びや室内遊び、日常生活を通して「全身を使う動き」をどのように練習できるのかについて考えてみました。
全身のバランスを取る練習
「立つ、座る、寝転ぶ、起き上がる、回る、転がる、渡る、ぶら下がる」など、全身を使った動きを通して、体のバランスが上手く取れるようになる傾向があります。
布団の上で転がったり、前回りをしたり、鉄棒にぶら下がったりと身近な環境で、バランスを取る練習ができるでしょう。
体を移動させる練習
「歩く、走る、跳ねる、跳ぶ、登る、おりる、這う、よける、滑る」などといった、全身を使う動作を通して、体を移動する動きを学んでいきます。
かけっこや階段の上り下り、鬼ごっこなどを通して、体を移動する動きを練習できるでしょう。
3歳児の外遊び
公園などの広い場所
全身を使って遊べる、公園などの広い場所も3歳児にはおすすめの遊び場所です。走ったり跳んだりしてのびのびと遊びましょう。
ボール遊びなら、投げる・取るといった普段することのない動きができるので、子ども喜ぶのではないでしょうか。大人もいっしょに楽しめるような遊びができたら親子のコミュニケーションにもつながりますね。
自然探検
自然探検もおすすめの外遊びです。好奇心旺盛な3歳児には、新しいものに出合える探検は、どきどきわくわくがいっぱい。
大自然でなくても、身近な公園や川沿いで、木の実や葉っぱ、虫などを収集するだけでも楽しめます。収集した自然のものは、家での工作遊びに使ってみるとよいですね。
また、図鑑などで虫の名前を調べることで、好奇心から知識を増やしていけるでしょう。
お友だちと遊ぶ
公園などでのお友だちとの遊びのなかから、たとえばおままごとをして役割を学んだり、道具の貸し借りを通して社会性を身につけたりすることができます。
また、ブランコや滑り台の座る・滑るといった「バランスを取る運動」と「体を移動する運動」に加え、順番を守ることや安全に遊ぶことの大切さを学べます。同年代の子どもとのやり取りを通して、ルールを学び、思いやる気持ちを育んであげましょう。
3歳児の室内遊び
折り紙や粘土
3歳児になると、折り紙を折ったり、はさみを使って切ったり、手先を使う遊びも楽しめるようになりますね。
粘土なら、想像力豊かに創作を楽しみながら遊べます。紙粘土や油粘土、小麦粘土などさまざまな粘土が売られているので、感触をいろいろ試してみるとよいでしょう。
お店屋さんや人形遊び
日常生活にあるスーパーやレストラン、洋服屋さんなどいろいろなごっこ遊びを楽しみましょう。
人形遊びや、家族の役割を入れ替えてのおままごと遊びもおすすめです。子どもにお母さんやお父さん役をしてもらい、親は子ども役をすると、自分が普段どのように子どもに接しているのか観察することもできますよ。
音楽遊び
雨などで、外で遊べない日は、室内での音楽遊びもおすすめです。歌に合わせて、鈴やタンバリン、太鼓を鳴らしてみましょう。楽器がなければ、身のまわりのもので楽器を作ったり、音楽に合わせて手を叩くのもよいですね。
子どもの世界を広げてあげて
3歳児は、動きや行動範囲が広くなり、世界が広がる時期です。好奇心は旺盛だけれど、まだまだ体の動きを自分でコントロールできないこともあるので、全身を使った外遊びや、想像力を広げる室内遊びの経験を通して、子どもの可能性を広げてあげられたらよいですね。