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3歳~4歳向け知育おもちゃ。男の子、女の子それぞれの「好き」を生かそう
「3歳を過ぎたことだし、どうせおもちゃを買うなら少しでも知育につながるものを」と多くの親御さんの願いだと思います。あの著名人が使っていた知育おもちゃ、などと聞くとつい手が伸びそうになりますよね。とはいえ3歳・4歳は女の子・男の子の差もはっきりしてきて、おもちゃの選び方にも個人差が出てくる頃だと思います。今回は子どもの興味別に、おすすめの知育おもちゃを紹介していきます。
3歳~4歳の知育おもちゃは、どう選ぶ?
ひと口に知育おもちゃと言っても何を選んだらよいのか悩みますよね。今回KIDSNAは先輩ママにアンケートを実施。その結果をまとめると、知育おもちゃの選び方には以下のポイントがあるようです。
・子どもの好きなもの・成長に合わせる
・なるべくシンプルで、遊びの幅が広がるものを選ぶ
これらを踏まえて、3歳~4歳の男の子と女の子におすすめの知育おもちゃを紹介します。
好きなもの別・おすすめの知育おもちゃ
ことばが好き
・ひらがなボード
・タブレット
女の子の中には3歳4歳頃からお手紙交換を始める子がいて、それをきっかけにひらがなに興味を持つ子も多いそうです。
タブレットならひらがなの読み書き全般をカバーできます。書きを習得するなら、お手本をなぞって練習できるひらがなボードがおすすめです。
・かるた
先輩ママのなかに百人一首カルタを教えていた方がいました。ぼうずめくりなど簡単な遊びをしながらひらがなを覚えることができたそうです。
小学校や中学校で「百人一首大会」を行うことが多いので、百人一首への親しみを幼少期にもつという経験はよさそうですよね。
数字が好き
・100玉そろばん
そろばんのように玉を動かすだけで数の概念を教えられます。遊び方が難しいと感じるかもしれませんが「1、2、3……」といっしょに玉を動かすことから始めてみましょう。
目をつぶって玉を動かす音だけ聞かせ「いくつだった?」とクイズをするのも良いと思います。
・おもちゃの時計
数字や針が読み取りやすい、子ども向けの時計があります。時間の概念を覚えるのは、しつけにも効果がありそうです。ゆびで動かせる時計つきの絵本もおすすめです。
転がす、落とすのが好き
・ビー玉転がし
男の子は特に、動くものを見るのが大好きです。ビー玉転がしには木製やプラスチックなどたくさん種類があると思いますが、なるべく子どもの成長に合ったものを探しましょう。
ルートの組み立ては子どももいっしょに考えられるように、声をかけながら遊び方を広げられると良いでしょう。
組み立てる・壊すのが好き
・知恵の輪
先輩ママのなかに、赤ちゃんの頃から知恵の輪を触らせていた方がいました。カチャカチャと重なる音が楽しかったらしく、何度も繰り返しいじっていたそうです。
ブロックや100玉そろばんも大好きで、中学生になったその男の子は、今は理数系を得意科目としているそうです。
・ドミノ
ゴールすると鈴が鳴ったり回転する風車をつけたり、創意工夫を楽しみましょう。並べたドミノに手がふれないよう注意しながら作るので忍耐力も備わるかもしれません。
危なげな手つきで並べる姿を見守りながらも、ときには手伝ってあげて、いっしょに作る楽しみを覚えるのも良いでしょう。
お絵描き・工作が好き
・大きなお絵描きボード
お絵描きが好きなら、大きなボードを使ってダイナミックに描いてみませんか?描いては消して描いては消してと繰り返して使えるお絵描きボード。
キャンバスを変えることで新たな発見があると思います。傑作となる作品は写真に残してみてはいかがでしょうか。
・ビーズ(ひも通しやアイロンなど)
キラキラしたかわいいビーズは、女の子心をくすぐりそうです。作品を作るたびに、上手になっていくことに喜びを感じることでしょう。
手先を使うことで良い刺激も得られそうですよね。できあがった作品はお友だちへのプレゼントにもなりそうです。
音楽が好き
・ミニピアノ・木琴
3歳4歳だと本格的な楽器は難しいかもしれませんが、子ども向けのおもちゃなら楽しく演奏を始められそうです。できるなら音感とリズム感は幼少のうちに身につけさせたいですよね。
王道のおすすめ知育おもちゃ
積み木・ブロック
アンケートを取ったなかで、一番票を集めたのがこのおもちゃでした。何度でも作って壊せる、試行錯誤できる点が、ブロックや積み木の魅力だと思います。
「3歳頃によく関わって遊んであげていたからか、4歳くらいからは自分で想像して作るようになった」という意見もありました。工夫して長く遊べるおもちゃなので、ひとつは持っておきたいですね。
ジグソーパズル
筆者の息子はパズルが大好きです。色や線がはっきりした好きな絵柄を選ぶことと、つまづいたときは「ママはこの部分を作るから、こっちを作ってごらん。あとで合体しようね!」など協力して取り組んだことが良かったように思います。
知育おもちゃに関心がない?そんなときの対処法
知育おもちゃへの食いつきが悪いときはどうすれば良いでしょう?先輩ママの体験談を聞いてみました。
「知育おもちゃは、子どもの好きなキャラクターから導入しました。ひらがなをそろそろ覚えさせようと、ブロックや表を買ったところ大喜び。キャラクター名と合致させ、あっという間にひらがなを覚えてくれました。息子の場合はこの方法でなければ興味をもってくれなかったように思います。」
最初は子どもの好きなキャラクターから導入していくと良いようです。3歳~4歳というと、男の子ならヒーローや乗り物、女の子ならプリンセスやかわいい動物などのキャラクターに関心を持つ子どもがたくさんいます。
ひらがな以外にもパズルやぬり絵など、知育に使えそうなおもちゃがたくさんあるのでぜひ探してみてください。
それでも上手くいかない場合はどうすれば良いのか?幼稚園の教師をしていた方にも体験談を聞きしました。
「おもちゃ全般に興味のない子は、お友だちに誘ってもらいながら時間をかけて関心を持てるようになりました。ママが大好きな子どもなら、いっしょに遊べるだけで嬉しいのではないでしょうか?」
知育おもちゃは、親もいっしょに楽しむ気持ちで
3歳~4歳の子どもが知育おもちゃで遊ぶときには、子どもの「好き」を尊重することと、根気よく関わってあげることが大切なのだと感じました。
「楽しく遊んだ思い出」と「できた!という達成感」が重要なのかもしれませんね。男の子と女の子によって興味の示し方は変わるかもしれませんが、まずは親がいっしょに楽しむ気持ちで、ぜひお子さんに合った素敵な知育おもちゃを見つけてください。