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生後10カ月の赤ちゃんの生活。ママの悩みと対策法、離乳食の進め方
生後10カ月の赤ちゃんとの生活の中で、夜泣きや離乳食、遊びなどについて悩むママもいるかもしれません。生後10カ月の赤ちゃんの生活と悩みへの対策法、離乳食の進め方などについて、ご紹介します。
生後10カ月の赤ちゃんの生活
生後10カ月頃になると、伝い歩きが始まる赤ちゃんもいるようです。遊びの種類が増え、活動的になるこの時期は、離乳食も2回から3回へと進み、ママたちの中には、一日の生活のスケジュールが変化してきたと感じる方もいるでしょう。
生後10カ月の赤ちゃんは、どのような生活リズムで過ごしているのでしょうか。
睡眠
起床、就寝、お昼寝のリズムについてママたちに聞いてみると、離乳食の時間や一日のスケジュールを考えて、起こす時間や寝る時間を決めているようです。
起床時間は、朝の7時前後に起こし、1時間ほどあけて離乳食を与えるとしっかり食べてくれるというママの声もありました。
授乳
生後10カ月の頃は、お腹がいっぱいにならないように離乳食を食べ終わってから授乳をするとよいかもしれません。
お昼寝から起きた後や、お風呂の後など、赤ちゃんの様子を見ながら授乳の時間を決めているママもいるようです。
お風呂
赤ちゃんの生活リズムを整えるために、お風呂に入る時間を毎日同じになるように決めていたというママがいました。また、生後10カ月の頃は、赤ちゃんが動いたり泣いて嫌がることもあるため、できるだけ短い時間で素早く済ませられるとよいかもしれません。
お風呂を嫌がる赤ちゃんには、時間や入り方などを工夫して、赤ちゃんの好きなおもちゃを取り入れながら進めましょう。
おやつ
生後10カ月の赤ちゃんのおやつは、素材の味を楽しんでもらうために、季節にあった旬の果物や、甘味のある野菜を与えているママもいるようです。たとえば、ふかした甘いさつまいもや、手でむくだけですぐに食べられるバナナもよいでしょう。忙しくてもすぐに食べられるよう、フルーツなどを常備しておくと便利かもしれません。
にんじんやかぼちゃなど、甘みのある野菜で蒸しパンやボーロを手作りしたというママの声も聞かれました。
外出
生後10カ月頃になると、遊具やおもちゃ、動植物などさまざまなものに興味を持ち始め、公園や商業施設、図書館や区民館などの施設へ外出する機会も増えるかもしれません。なかには、赤ちゃんとのいろいろな経験を増やしたり、思い出を作ったりするために旅行を計画する家庭もあるようです。
外出や旅行をする際は、季節に応じて赤ちゃんが過ごしやすい服装にし、離乳食や飲み物、オムツセットなど、赤ちゃんに必要なアイテムを忘れず準備しましょう。外出先や移動中の公共交通期間で赤ちゃんがぐずってしまったときのために、あらかじめお気に入りのおもちゃやおやつを用意しておくと安心かもしれません。
生後10カ月の赤ちゃんへのママの悩みと対策
生後10カ月の赤ちゃんへのママの悩みと対策法についてまとめました。
夜泣き
夜泣きをする時期についてママたちに聞いてみると、新生児期から2歳児の幼児までとさまざまな声がありました。
生後10カ月頃の赤ちゃんは、生活リズムがまだ整っていないこともあり、ママやパパの仕事の都合で夕方以降の時間がずれ込んで夜寝る時間が遅くなったり、お昼寝の回数がいつもと違ったりすると夜泣きをするケースがあるようです。
赤ちゃんが泣きやまないときは、添い乳や抱っこなどで赤ちゃんを落ち着かせるようにしてみましょう。一度目を覚ませて気分転換してから寝かしつけると、赤ちゃんの気持ちの切り替えにもなるかもしれません。
一日のスケジュールを見直して生活リズムを整えるよう心がけ、ママ一人の負担にならないように、家族みんなで協力しあうことも大切なようです。
寝かしつけ
寝かしつけに関しては、絵本を読み聞かせていると5分もすれば寝る赤ちゃんもいれば、毎日1時間以上かかるなどなかなか寝ない赤ちゃんもいるようです。
お昼寝の時間が長かったり、寝る直前まで明るい部屋にいるなど、赤ちゃんが寝ない理由を考えながら、睡眠環境を整えるとよいかもしれません。寝るときは、ママもいっしょに横になり、手を握ったり抱きしめたりすると、赤ちゃんも安心してすぐに寝るようになったという声も聞かれました。
離乳食
生後10カ月の赤ちゃんが離乳食を遊び食べすることや、卒乳後も離乳食を食べずに体重が増えないことを悩んでいるママがいました。
生後10カ月になると、自分で食べたい赤ちゃんもいるようなので、一口サイズのおにぎりやロールサンド、野菜のおやきなど、手づかみで自由に食べられるようにレシピを工夫してもよいでしょう。また、離乳食をなかなか食べないときは、赤ちゃんのペースに合わせて、食材の形状や量を調整してもよいかもしれません。
服装
赤ちゃんの洋服には、さまざまな種類があるため、生後10カ月の赤ちゃんにどのような服装を選ぶとよいか悩んだというママの声がありました。
また、生後10カ月頃になると、赤ちゃんを保育園に預ける家庭もあるようです。汗をかいたときや食事などで汚れたときなど、頻繁に着替えをすることもあるため、汚れてもよい洋服や洗いやすい素材の洋服を選ぶとよいかもしれません。園庭や室内でしっかりと遊べるように動きやすい服装を選ぶことも大切でしょう。
結婚式やお葬式などの慶弔時に赤ちゃんといっしょに参列する際は、色やデザインなどに配慮し、その場にふさわしい服装を選んだという声も聞かれました。
おもちゃ
生後10カ月頃の赤ちゃんの中には、徐々に手先がうまく使えるようになり、小さなものを掴めるようになる赤ちゃんもいるようです。
ちょっと前までお気に入りだったおもちゃで最近遊ばない、おもちゃを買っても赤ちゃんが思うように遊ばない、などの悩みを抱えているママは、指先を使いながら遊べるおもちゃや音が出るおもちゃを選んでみるとよいかもしれません。
カラフルで音が出るラッパや1ピースのサイズが大きめで角に丸みがある積み木、しかげがたくさんついた布絵本などがママたちに人気のようです。
生後10カ月の離乳食の進め方
生後10カ月頃になると、離乳食にも慣れ、3回食になる赤ちゃんもいるようです。生後10カ月の離乳食の進め方について、ご紹介します。
食べ方や目安量
離乳食後期にあたる生後10カ月頃は、赤ちゃんが歯ぐきや生え始めた前歯でご飯を食べる様子から「かみかみ期」と呼ばれることもあるようです。赤ちゃんのペースを見ながら離乳食を1日2回食から3回食へと進めて、食事のリズムをつけていくのがよいとされています。
食事一回当たりの目安量としては、全がゆなら90g、軟飯なら80gで、赤ちゃんが食べる様子に合わせて調理形態を変えてあげるとよいでしょう。また、野菜や果物は30~40g、魚や肉は15g、卵は全卵の1/2、豆腐は45g、ヨーグルトなどの乳製品は80gを目安にするとよいようです。
取り入れる食材
魚を離乳食に取り入れるときは、白身魚から始め、次に赤身魚、青皮魚と順に進めていくとよいようです。離乳食後期にさんまのような青皮魚を取り入れる場合は、下ごしらえで骨を取り除く作業を忘れず行いましょう。
また、幅広いレシピでおいしく食べられるさばも離乳食後期から取り入れられる食材のひとつのようです。焼いたさばの身をほぐしてご飯と混ぜ、おにぎりにしたり、赤ちゃんが食べ慣れている野菜と合わせてみそ煮にしたりすると食べやすいかもしれません。
生後9カ月、10カ月頃からの離乳食後期から取り入れることができるレバーは、食べやすい鶏肉のレバーから試しましょう。色あいが鮮やかでツヤがあるものを選び、においが気にならないようにしっかりと下処理をすることがポイントのようです。
離乳食後期に初めての食材を取り入れるときは、生後10カ月になる前から与えている食材を組み合わせると赤ちゃんも食べやすく、味に深みが出てよいかもしれません。口当たりがなめらかな豆腐や、やわらかい野菜、甘みのある果物を利用して、赤ちゃんが楽しく食べられるよう工夫しながら進めましょう。
レシピ
生後10カ月頃の離乳食を作るとき、レシピのバリエーションを増やしたいと考えるママもいるのではないでしょうか。
さまざまな食材を入れたおじややリゾット、雑炊は、忙しいママも簡単につくることができ、栄養もたくさん摂れてよいかもしれません。カラフルな野菜を入れることで目でも楽しめるように工夫したという声もありました。
赤ちゃんが離乳食を自分で食べたいといった気持ちを大事にして、手づかみ食べしやすいメニューを取り入れることも大切でしょう。
具によって、いろいろなアレンジができるお好み焼きや、ふっくらとして食べやすい食感のつくね、おやつにはさまざまな野菜を使った蒸しパンを作ってもよいかもしれません。
ほかにも、味がしみ込みやすいちくわや簡単に手に入れることができる豆腐など、アレンジがきく食材を使うと、レシピの幅も広がりそうです。また、デザートに豆乳プリンやかぼちゃプリンなど、甘さ控えめのスイーツに挑戦したというママの声もありました。
生後10カ月の赤ちゃんとの生活を楽しもう
赤ちゃんが活動的になり、離乳食の回数も増える生後10カ月頃は、夜泣きや寝かしつけ、遊びに関することなどで悩むママもいるようです。できるだけ赤ちゃんの生活リズムを整えるように心がけ、スキンシップを大切にしましょう。
また、離乳食では赤ちゃんのペースに合わせて、取り入れる食材の種類を増やしながら、手づかみ食べできるレシピを準備するとよいかもしれません。赤ちゃんが食べることを楽しめるように、さまざまな食材を組み合わせてみましょう。
赤ちゃんの成長の変化に応じて家族で協力し合いながら、生後10カ月頃の生活を楽しめるとよいですね。