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男女の性差にとらわれない「ジェンダーフリーな子育て」を考える記事6選
子どもに「女の子なんだからきちんとしなさい」「男の子は泣かない!」と言ってしまうこと、ありませんか?本来、礼儀正しくすることも泣くことも、男女で分ける必要のない行為です。しかし、時として無意識に出てしまう言葉や行動。それが日本はもちろん世界でもジェンダー差別を生んでいるのではないでしょうか。そこで、3月8日の『国際女性デー』を前に、性別による役割分担にとらわれない「子育ての在り方」を考えるオリジナル記事をセレクト、まとめてご紹介します。
国際女性デーとは
『国際女性デー』は、女性の地位向上を目指して1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決。そして、3月8日は「ミモザの日」とも呼ばれ、黄色いミモザの花がシンボルとして親しまれています。
「国際女性デー」では毎年、女性たちの平等権の獲得への運動を称えるとともに差別撤廃を目的とした支援や、女性が平等な社会でグローバルに活躍できるような呼びかけが行われており、日本でも「女性の生き方を考える日」として『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA』を2030年までに47都道府県での開催を目標に全国で展開しています。
しかし、国連が2015年に採択した2030年に向けた持続可能な開発目標(SDGs)の17の項目のうち、目標5に掲げられている「ジェンダー平等を実現しよう」の結果を示す「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」(世界経済フォーラム)は、日本の2022年の総合スコアは0.650、順位は146か国中116位(前回は156か国中120位)。
前回と比べて、スコア、順位ともにほぼ横ばいであり、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果です。
「男らしさ」「女らしさ」って何だろう?
だからこそ「男らしさ」「女らしさ」などの 男女の役割に関する固定的な観念や、それに基づく差別・偏見・行動なを示す「ジェンダーバイアス」を未来を生きる子どもたちに引き継がないために大人であり、親である私たちはどう考え、どう行動すべきなのかをいま、考える必要があるのではないでしょうか。
社会が決めた男女のあるべきらしさ、性別による役割に「No」をつきつけようと声をあげる人が増えています。
今回の弁護士の太田啓子さんと文筆家の清田隆之さんによる対談では「ジェンダーバイアス」を生み出す社会構造による生きづらさ、そして男性自身がバイアスに気づくためのヒント。さらには、未来を生きる子どもたちのためにジェンダーバイアスのない社会を作っていくためにできることを考えていくお話を全4回にわたって伺いました。
「私は私、あなたはあなた」大切なのは偏見(バイアス)をなくすこと
現役保育士のてぃ先生と東京工業大学リベラルアーツ研究教育准教授でジェンダーの問題に詳しい治部れんげさんによる動画記事コンテンツ「KIDSNA TALK」。「ジェンダーと子育て」をテーマに全3回にわたってお話を伺いました。
第1回は「親世代のジェンダー観と子育て」。
子育て中の保護者なら「子どもには男の子/女の子らしく育ってほしい」と思う人も、「性別で子どもの可能性を狭めてはいけない」と思う人もいるでしょう。
日本は他の先進国に比べジェンダーギャップが大きな国と言われていますが、その事実は私たちの暮らしにどんな影響を与えているのでしょうか。そして子どもたちの将来にどう影響するのでしょう。
子どもの「性のあり方」を親は決めつけている?
「男の子だけど人形遊びやおままごとが好き」「女の子がスカートを嫌がる」「男の子がスカートを履きたがる」などの事象に対してあなたはどのような対応をしますか?
からだの変化、恋愛、セックス、多様な性。現代を生きる子どもたちは、あふれるほどの情報に囲まれ、「ふつう」と自分との差に悩みを抱えています。
デリケートなことだからこそ、子どもに適切な知識を与え、自分自身を守れるようにと思うママパパを集めて座談会を開きました。
脳科学の視点で「男脳と女脳」はあるのか?
「脳の疑問」をテーマに現役保育士のてぃ先生と脳科学者である瀧 靖之教授による対談を動画記事コンテンツ「KIDSNA TALK」で紹介。男女脳に違いがあるのかを理論と実践、それぞれの立場で熱く語っていただきました。
子どもは親を見て育つ!多様性は親が変わらないと実現しない
企画『学校では教えてくれない』では、多様化していく未来に向けて、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当てて多方面から深掘りしていく記事を連載してきました。
この回では、東京大学の入学式祝辞(2019年4月)で大きな注目を集めた社会学者、上野千鶴子さんに伺ったお話をご紹介します。
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「君はノーと言っていいし、私があげた地図を捨ててもいい」
アナウンサー時代は労組の副委員長として働きやすい制度づくりに携わり、独立後は共働きから大黒柱に。家族と生きることと働くことを真剣に考え、数多くのエッセイや本を執筆する小島慶子さんに伺った子育てインタビューをご紹介します。
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