【調査】結婚観の常識が変化?指輪着用率は69%。購入率や相場金額は

【調査】結婚観の常識が変化?指輪着用率は69%。購入率や相場金額は

結婚準備に必要なものはいろいろありますが、中でも指輪は結婚の象徴のようなもの……そんな認識は、令和の現在も続いているのでしょうか? KIDSNAアンバサダーの皆さんに、婚約/結婚指輪の購入や平均価格、普段の着用などについて聞いてみました。

結婚指輪は割り勘が新常識?

まず婚約指輪、結婚指輪の購入について伺いました。

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婚約指輪の購入は61.8%にとどまるのに比べ、結婚指輪は94%に及ぶ方が購入したと答えています。

婚約指輪や結婚指輪を購入しなかった理由も聞きました。(一部編集しています)

 
 

義母から代々受け継がれてきた指輪をいただいたので。(2019年結婚。結婚指輪のみ購入)

 
 

仕事柄普段身につけられないことに加え、婚約指輪代はこれからの生活に回したかったから。(2016年結婚。結婚指輪のみ購入)

 
 

2人で話し合って、その分の費用を新婚旅行費用に充てることにしました。(2017年結婚。結婚指輪のみ購入)

 
 

購入しようと思ってましたが、子どもを授かりバタバタしているうちに、指輪を買う分は他のことに使いたいと思うようになってやめました。(2018年結婚。婚約指輪・結婚指輪共に購入せず)

婚約指輪で「その他」を選んだ方は「石は私が用意、指輪の形にしたのは夫」、結婚指輪で「その他」を選んだ方は「いわゆる結婚指輪ではない指輪を結婚指輪として購入」との回答。

婚約指輪に比べて結婚指輪の購入率が高いのは、その目的の違いでしょう。婚約指輪はもともと「婚約の証」の品であり、男性から女性に贈られるものとされてきた一方、結婚指輪は「夫婦の証」として夫婦2人が普段から身につけるものとされてきました。

その目的の違いは、下記の結果にも現れています。

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婚約指輪の場合は夫が購入する場合が多く、一方の結婚指輪は妻あるいは2人での購入が半数弱。「親から『割り勘はありえない』と言われましたが、結婚後も共働きの予定なので折半して買いました」という声もあり、「結婚の証」である結婚指輪は一緒に買う夫婦が増えていると思われます。

結婚指輪は10万円台が最多、婚約指輪は100万円以上も

婚約指輪や結婚指輪にかけた金額を聞いてみました。

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婚約指輪は30万円台が、結婚指輪は10万円台が最も多い結果となりました。婚約指輪には100万円以上をかけた方が複数いるのに比べ、結婚指輪は80万円台が最も高く、金額の差が見られます。

購入したブランドについては、婚約指輪で最も多かったのがティファニー、その次にカルティエと銀座ダイヤモンドシライシが続きました。結婚指輪ではカルティエが最も多く、その次がティファニー、ケイウノが選ばれていますが、個人工房のオートクチュールという回答も。

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意外と低い?指輪の着用率

購入した指輪は日常的に使用しているのでしょうか? こちらもそれぞれ聞きました。


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婚約指輪は12.9%の方しか日常使いしていない一方、結婚指輪は約70%の方が日常的につけていることがわかりました。中には、2つの指輪を重ねて常に着用されている方もいれば、特別な日にだけつけると答えた方もいて、指輪の着用に関する価値観は夫婦によってさまざまであることがわかります。

指輪があれば恋愛対象と見られずに済む

指輪をつけることに対する価値観を伺いました。

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賛成の意見をいくつかご紹介します。

 
 

結婚当初の気持ちを忘れずにいられるし、夫婦の繋がりを感じられます。(2016年結婚、結婚指輪のみ購入)

 
 

なくすのが怖いので常につけていたほうが安心。つけない理由もないので。(2018年結婚、結婚指輪のみ購入)

 
 

結婚している証なので。変に言い寄られたりナンパされずに済むのもいい。(2021年結婚、婚約指輪・結婚指輪共に購入)

一方、反対派にはこんな声が。

 
 

不衛生な気がするから。つけられる人がうらやましい気持ちもあります。(2012年結婚、婚約指輪・結婚指輪共に購入)

賛成でも反対でもなく、「個人の自由」「好きにしたらいいと思う」という意見もたくさん寄せられました。また、「つけるつけないは自由だと思う。でもつけていなくて誤解されるような場所であれば、付けるべき! 絶対!」という声も。婚約指輪や結婚指輪をつけることで、恋愛の対象から外れる効果は大きいのかもしれません。

最後に、指輪の思い出や指輪に対する考え方を自由に回答いただきました。いくつかご紹介します。

 
 

常識も変わってきているので、指輪を買う買わないは自由だと思います。ですが、私には憧れもあったので、結婚指輪を買ったことを後悔してません。毎日同じ指輪を夫婦でつけていられることもうれしいです。(2020年結婚。結婚指輪のみ購入)

 
 

結婚した当時、私は28歳で教職に就いていました。婚約指輪をつけて職場に行ったら学生たちが瞬時に気づいてお祝いされ、年頃の女の子たちのマリッジセンサーは侮れないと思いました!(2016年結婚。婚約指輪・結婚指輪共に購入)

 
 

結婚指輪は夫婦とも仕事の関係上毎日はつけられません。お出かけの日に2人で「どうぞ!」と言いながら渡してつけるのが楽しみです。(2020年結婚。婚約指輪・結婚指輪共に購入)

 
 

夫が結婚指輪をなくしたのですが、今年で結婚10周年になるので新しく購入したいなと思っています。(2014年結婚。婚約指輪・結婚指輪共に購入した方)

 
 

結婚式で必要なため形的に結婚指輪を購入したけど、その後使わないのでレンタルサービスがあると良かったと思っています。(2018年結婚。結婚指輪のみ購入した方)

 
 

若いうちに結婚した、同棲を経ての結婚した、コロナ禍で結婚式をしていない……などの友人は婚約指輪や結婚指輪を買わなかったり、片方だけだったりすることが多いように思います。(2019年。結婚指輪のみ購入した方)

婚約指輪、結婚指輪のアンケート結果から、結婚にまつわる常識のゆるやかな変化が感じられました。結婚生活とは夫婦2人で作り上げていくものだとするならば、指輪を買う買わない、するしないといったことも、世の中の常識を優先するよりも、二人で話し合ってルールを決められるといいのかもしれません。

<調査概要>

調査対象:子育て情報メディア「KIDSNA STYLE」のKIDSNAアンバサダー

調査期間: 2024年4月〜2024年5月

調査方法:インターネット調査

有効回答数:102 名

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