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生後8カ月の赤ちゃんとの生活。毎日の過ごし方や離乳食の進め方
赤ちゃんが生後8カ月頃になると、どのような変化があるのか、離乳食はどう進めたらよいかなど気になることもあるでしょう。ママたちに聞いた、赤ちゃんが生後8カ月頃の様子や毎日の過ごし方、離乳食の進め方などをまとめました。
生後8カ月の赤ちゃんの様子
赤ちゃんが生後8カ月頃になると、どのような変化が見られるのでしょうか。赤ちゃんが生後8カ月頃の様子をママたちに聞いてみました。
夜泣きをする
生後8カ月の頃になると、日中の活動時間が長くなり、夜にまとめて睡眠をとるようになる赤ちゃんもいる一方で、夜中に起きて何度も泣く、一度夜泣きするとなかなか寝ないといったケースもあるようです。
赤ちゃんが夜泣きをしたときは、眠るまで抱っこやおんぶをするのが基本の対処法のようですが、反対に、一度起こしてスキンシップを取ると、赤ちゃんが満足して眠ったという声もありました。赤ちゃんが寝つきやすいよう、静かな音楽を流したり、絵本を読み聞かせたりしているママもいるようです。
また、昼寝が長いと夜中に目が覚めて夜泣きにつながることもあるため、授乳やオムツ替えのタイミングで起こすようにしているというママの声もありました。最初は起こされたことで不機嫌になり、ぐずることもあるようですが、毎日続けることで生活リズムが身につくかもしれません。
ぐずる
赤ちゃんが生後8カ月の頃、お腹が空いているときや眠いとき、体の不快感を感じているときに赤ちゃんがぐずることもあるようです。離乳食を食べているときにぐずる場合は、食事をする環境を変えたり、離乳食の食感を赤ちゃんが食べやすいよう工夫したりしているという声がありました。
ぐずるときは無理して食べさせようとせず、時間を置いてから赤ちゃんの機嫌のよいタイミングで与えるママもいるようです。
生後8カ月の赤ちゃんとの生活
生後8カ月頃の赤ちゃんは、起きている時間が増えると共に、赤ちゃん自身が昼夜の区別がつくようなってくる時期のようです。
生活リズム
まずは、赤ちゃんの生活リズムを整えるため、毎日決まった時間に起きる・寝ることを習慣化するとよいでしょう。昼寝は午前と午後で1日2回行うようにし、時間が長くなりすぎないよう、30分程度で起こすようにするとよいかもしれません。
離乳食を与える時間は、1回目は午前中、2回目は午後と決め、6~8時間程度の間隔を空けるているママの声もありました。おやつは捕食として1日1~2回、離乳食に影響しない時間帯に与えるとよいでしょう。
遊び
生後8カ月頃になると、「握る」「つかむ」「押す」「引く」などの動作ができるようになったり、音に興味を持ち始めたりする赤ちゃんもいるようです。
この時期に、どのようなおもちゃで遊んでいたかママたちに聞いてみたところ、遊べる布絵本や積み木、赤ちゃん用の楽器のおもちゃや幼児向けアニメのキャラクターが言葉を話すおもちゃなどという声がありました。
外遊びでは、シャボン玉やボールで遊んだり、植物や虫などの観察を楽しんだりしていたというママがいるようです。外の空気を吸ったり自然に触れたりすることで、赤ちゃんもママもよい気分転換になりそうですね。
外出
赤ちゃんが生後8カ月頃にどこへ出かけたかママたちに聞いてみたところ、近場の公園やショッピングモール、遠方の温泉やリゾート施設など、さまざまな声がありました。
なかには、遠方へ出かけるため飛行機デビューをする赤ちゃんもいるでしょう。授乳は基本的に座席ですることが多いようですが、周囲に配慮して、授乳ケープやタオルを持ち込むとよいかもしれません。
電車や車など移動手段に関わらず、外出の際は、ベビーカーや抱っこ紐をはじめ、授乳セットや離乳食、赤ちゃんの好きなおもちゃは最低限準備するとよいでしょう。オムツや着替えの服は、多めに用意しておくとよさそうです。
結婚式のような慶事に参列するときは、赤ちゃんがぐずったり泣き出したりしたときのために、事前に周囲の人に一言声をかけておいたり、すぐに席を外せるよう出入り口付近の席を用意してもらったりするとよいかもしれません。
お風呂
ズリバイやハイハイが始まると、お風呂に入れる際に赤ちゃんが動き回り、うまく洗えないこともあるかもしれません。
この時期にどのようにして赤ちゃんを洗っていたのかママたちに聞くと、赤ちゃんを膝にの上に乗せて仰向けに寝かせたり、横向きに抱っこしたりして洗っているという声がありました。じっとせずに動く赤ちゃんも、ママに抱っこされることで安心してからだを洗わせてくれるかもしれません。
ほかにも、落ち着いて洗うことができないため、ハイハイをしているときやおもちゃで遊んでいるときなどに、タイミングを見計らって洗っているママもいるようです。
生後8カ月頃の離乳食
赤ちゃんが離乳食に慣れてきて、いつから回数や量を増やしたらよいか、どのように進めたらよいかなどについて知りたいママもいるかもしれません。
厚生労働省の資料とママたちの体験談をもとに、生後8カ月頃に与える食材の固さや量の目安など、離乳食の進め方についてご紹介します。
離乳食の進め方
生後7カ月~8カ月頃の離乳食中期はモグモグ期とも言われ、1日1回だった離乳食を2回に増やし、生活リズムを確立していく時期のようです。
この時期の赤ちゃんは、乳歯が生え始め、舌と上あごで潰して食べる練習をするようになるとされています。舌でつぶせる程度の固さのものを用意し、平らな離乳食用のスプーンを下唇にのせ、上唇が閉じるのを待ちましょう。
授乳・離乳の支援ガイドに記載されている、離乳食中期における1回の食事量の目安は、以下の通りです。
・穀類:全がゆ50g~80g
・野菜・果物:20g~30g
・魚:10g~15g
・肉:10g~15g
・豆腐:30g~40g
・卵:卵黄1個~全卵1/3個
・乳製品:50g~70g
赤ちゃんがさまざまな味や舌ざわりを楽しめるよう、様子を見ながら少しずつ食品の種類を増やしていくとよいでしょう。母乳やミルクは離乳食の後に与えるほか、授乳のリズムに沿って、母乳は子どもの欲しがる分だけ、ミルクは1日に3回程度与えてよいとされています。
赤ちゃんが離乳食を食べないとき
生後8カ月の頃は、離乳食を食べることに徐々に慣れてくる一方で、ある日突然食べなくなる赤ちゃんもいるようです。赤ちゃんが離乳食を食べないのは、お腹が空いていない、味や食感が好みでない、離乳食に興味がないなど、さまざまな理由が考えられるでしょう。
ママたちに対処法を聞いてみると、赤ちゃんのお腹が空くよう、離乳食と授乳の間隔を見直したり、赤ちゃんに馴染みのある味に近づけられるよう、ミルクを使って離乳食を作ったりしたという声がありました。
離乳食に興味を持ってもらえるよう、色味が鮮やかな野菜を使ったり、食器をカラフルなものにして雰囲気を変えたりして、見た目を工夫しているママもいるようです。
離乳食中期に作るレシピ
赤ちゃんが生後8カ月になり、離乳食を作ることに慣れてくる反面、レシピのマンネリ化が気になったり、新しい食材を取り入れるにはどうしたらよいのかと悩むママもいるかもしれません。
赤ちゃんが生後8カ月の頃に、どのような離乳食を作っていたのかママたちに聞いてみたところ、みそのおじや風お粥やバナナのミルクパン粥を作ったという声がありました。離乳食中期に取り入れられる食材を使って、さまざまな味や食感に赤ちゃんが触れられるよう工夫できるとよいですね。
生後8カ月の赤ちゃんの洋服
赤ちゃんが生後8カ月頃になると、セパレートの服を着る機会も多くなるかもしれません。上下が分かれたセパレートの洋服は、着脱もしやすくおしゃれの幅も広がりそうです。
赤ちゃんの洋服は、肌にやさしい素材や、洗濯しやすい素材を選ぶことはもちろん、暑い時期はコットンやガーゼ、寒い時期はスムースやニットなど、季節に合わせて選ぶことがポイントでしょう。素材のほかにも、季節に合わせた色や柄などを取り入れて、おしゃれを楽しんでもよいですね。
生後8カ月の赤ちゃんと過ごす1日を楽しんで
生後8カ月頃になると、夜泣きをしたりぐずったりすることが増える赤ちゃんもいるようです。夜泣きをしたときは、眠るまで抱っこやおんぶをするほか、赤ちゃんが寝つきやすいように静かな音楽を流したり、絵本を読み聞かせたりするとよいかもしれません。
生後7カ月~8カ月頃の離乳食中期は、離乳食の回数を1日2回にし、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ食品の種類を増やしていくとよいでしょう。赤ちゃんが離乳食を食べないときは、離乳食と授乳の間隔を見直したり、ミルクを使って離乳食を作ったり、見た目を工夫するとよさそうです。
ママたちの体験談を参考にして、今しかない生後8カ月の赤ちゃんとの生活を楽しめるとよいですね。