母子手帳を再発行するにはどこで何が必要?予防接種の記録など気になること

母子手帳を再発行するにはどこで何が必要?予防接種の記録など気になること

紛失や引越し、離婚などの理由から母子手帳を再発行したいと考えたとき、どこでどのような手続きが必要か、予防接種や出生証明などの記録はどうなるのか気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、母子手帳の再発行の仕方や再発行したあとの対応についてママたちの体験談を交えてご紹介します。

母子手帳の再発行を考えるとき

ママたちはさまざまな場面で母子手帳の再発行を考えることがあるようです。実際に、どのような場面で母子手帳の再発行を考えたのかママたちに聞いてみました。

「子どもの予防接種のため母子手帳を持って外出した際、帰宅後に母子手帳を紛失している事に気づきました。慌てて探しましたが見つからずどこで再発行できるのか心配になりました」(20代ママ)

「他県へ引越しをしたところ、住み始めた地域の母子手帳のデザインが自分の持っているものと全然違うことに気づきました。改めて母子手帳を再発行する必要があるのか気になりました」(30代ママ)

「子どもを出産してすぐに離婚をしました。母子手帳に元夫の名前が記載されているのが気になり、再発行するかどうか悩みました」(30代ママ)

母子手帳を紛失したり、引越しや離婚などがあったりしたときに母子手帳の再発行を考えたというママの声がありました。

母子手帳には予防接種や成長の記録など親子にとっての大切な情報が記録されているため、きちんとした形で持っておきたいとママたちは考えるのかもしれません。

母子手帳の再発行が必要かどうか

新生児
iStock.com/kuppa_rock

母子手帳の再発行が必要になるのはどのようなときなのでしょうか。それぞれの場面毎に調べてみました。


紛失した場合

厚生労働省の資料によると、母子手帳とは、妊娠期から乳幼児期までの健康に関する重要な情報を管理するための大切なツールとされているようです。そのため、紛失した場合にはすみやかに再発行の手続きをしたほうがよいかもしれません。


引越しをした場合

厚生労働省の資料によると、母子手帳は各市町村で作成されますが、内容については国で定められた全国共通の様式とされているようです。そのため、自治体によってサイズやデザインなどは異なることがあるようですが、引越しをしてもこれまで使っていたものを引き続き使えるようです。


離婚した場合

離婚をした場合、母子手帳の中に子どもの父親である元夫の氏名が書かれていることや、ママの名字が変わってしまったことなどから、これまでの母子手帳を使い続けることが気になるママもいるようです。必ずしも再発行する必要はないようで、名字が変わった場合にはシールを貼って書き直したというママの声もありました。

出典:健康手帳の交付・ 活用の手引き/厚生労働省

こちらの記事も読まれています

母子手帳を再発行するには

紛失した場合などに母子手帳を再発行するにはどこでどのような手続きが必要なのでしょう。


どこで

「住んでいる自治体にどこで再発行できるか問いあわせ、保健センターで再発行の手続きを行いました」(30代ママ)

「自治体の担当窓口へ出向き、氏名や住所などを記入した申請書を提出するとすぐに再発行してもらえました」(20代ママ)

母子手帳の再発行がどこでできるかは、住んでいる自治体によってさまざまのようです。再発行場所がわからない場合には、自治体のホームページなどで確認したり問いあわせをしてみるとよいかもしれません。


必要なもの

「母子手帳再発行の申請書に氏名や住所、申請理由を記入して提出すると、無料ですぐに再発行してもらえました」(30代ママ)

母子手帳を再発行してもらうためには、再発行の申請書を提出する必要があるようです。自治体によっては、他にも印鑑や身分証明が必要な場合もあるようなので、事前に必要なものを確かめておくとよさそうです。

再発行したあとに必要なこと

待合室
iStock.com/ismagilov

母子手帳を再発行してもらえても、これまでの記録は改めて記入し直す必要があるようです。それぞれどこでどのように対応したのか、ママたちに聞いてみました。


病院

「かかりつけの病院に事情を説明し相談したところ、予防接種や10カ月健診の記録を再記入してもらえました」(30代ママ)

「出産時や入院中の記録などもわからなくなってしまったので、出産した産婦人科に再記入をお願いしました。記入には婦人科と小児科の両方からの情報が必要で時間がかかると言われましたが、再記入してもらえてホッとしました」(20代ママ)

ママの出産や入院中の記録のほか、赤ちゃんが病院で受けた予防接種や健診の結果を、受診していた病院で再記入してもらったという声がありました。病院によって対応が異なる場合や、お金がかかることもあるようなので、事前に対応してもらえるか確認してみるとよいかもしれません。


自治体

「赤ちゃんのときに受けた自治体主催の定期健診の記録を、自治体の窓口で改めて記入してもらいました」(30代ママ)

「母子手帳内にある出生届出済証明の欄を再記入してもらうため、出生届を出した自治体の担当窓口に行きました」(20代ママ)

出生届出済証明とは、出生証明書がついた出生届が自治体に提出されたことを証明するもので、母子手帳内にある出生届出済証明を改めて記入してもらったという声がありました。ママのなかには、予防接種の記録が自治体にも残っており、再発行時に記入してもらったという声もありました。


保健センター

「保健センターで実施されていた乳児相談の記録や、子どもの身長や体重などの記録を再記入してもらいに行きました」(20代ママ)

保健センターで乳児相談を受けていたり、赤ちゃんの身長や体重を計っていたりした場合には、それらの記録を再記入してもらったママもいるようです。記入箇所が多い場合には、時間がかかることがあるようなので、事前に連絡しておくとスムーズに対応してもらえるかもしれません。

母子手帳を再発行したら子どもの記録を残そう

ママと赤ちゃん
iStock.com/Satoshi-K

母子手帳を紛失したり、引越しや離婚などがあったりした場合には再発行を考えることもあるようです。母子手帳は出生証明書の提出や予防接種などの記録を残しておく大切なツールのようで、再発行が必要な場合にはすみやかに手続きするとよいかもしれません。

どこでどのように手続きするかは各自治体によって異なるようなので、事前にしっかり確認しておくとよさそうです。再記入が必要な項目を確認するなどして母子手帳の記録を改めて残していけるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2018年10月11日時点で作成した記事になります。

2018.10.14

レクチャーカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。