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母子手帳を再発行するにはどこで何が必要?予防接種や成長記録など気になること
紛失や引越し、離婚などの理由から母子手帳を再発行したいと考えたとき、どこの窓口でどのような手続きが必要か、料金はかかるのか、予防接種や出生証明などの記録はどうなるのかなど気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、母子手帳の再発行の仕方や再発行したあとの対応についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
母子手帳の再発行を考えるとき
ママたちはさまざまな場面で母子手帳の再発行を考えることがあるようです。実際に、どのような場面で母子手帳の再発行を考えたのかママたちに聞いてみました。
「子どもの予防接種のため母子手帳を持って外出した際、帰宅後に母子手帳を紛失している事に気づきました。慌てて探しましたが見つからずどこで再発行できるのか心配になりました」(20代ママ)
「他県へ引越しをしたところ、住み始めた地域の母子手帳のデザインが自分の持っているものと全然違うことに気づきました。改めて母子手帳を再発行する必要があるのか気になりました」(30代ママ)
「子どもを出産してすぐに離婚をしました。母子手帳に元夫の名前が記載されているのが気になり、再発行するかどうか悩みました」(30代ママ)
母子手帳を紛失したり、引越しや離婚などがあったりしたときに母子手帳の再発行を考えたというママの声がありました。母子手帳には予防接種や成長記録、出産の記録など親子にとっての大切な情報や思い出が記録されているため、きちんとした形で持っておきたいとママたちは考えるのかもしれません。
母子手帳はいつ使う?
そもそも母子手帳とはどのようなときに使うものなのでしょうか。母子手帳は正式名称が母子健康手帳といい、母と子の健康状態や、妊娠・出産の経過、子どもの発達などを記録するためのものです。妊娠がわかり、自治体に妊娠届出書を提出すると、発行されます。
母子手帳が交付されると同時に、妊婦健診受診票という、妊娠中に検診費用の助成が受けられる補助券ももらいます。妊婦健診の歳には妊婦検診受診票と母子手帳を病院で提出します。また、出産に関する記録も母子手帳に記録されます。
その後は子どもの健康状態や発達の記録などを健診の際に自治体や病院で記入してもらったり、ママやパパ自身が日記のようなイメージで子どもの発達や成長曲線を記録したりすることもあるようです。
母子手帳の再発行が必要かどうか
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母子手帳の再発行が必要になるのはどのようなときなのでしょうか。それぞれの場面毎に調べてみました。
紛失した場合
厚生労働省の資料によると、母子手帳とは、妊娠期から乳幼児期までの健康に関する重要な情報を管理するための大切なツールとされているようです。そのため、紛失した場合にはすみやかに再発行の手続きをしたほうがよいかもしれません。
引越しをした場合
厚生労働省の資料によると、母子手帳は各市町村で作成されますが、内容については国で定められた全国共通の様式とされているようです。そのため、自治体ごとにサイズやデザインなどは異なることがあるようですが、引越しをしても再交付の必要はなく、これまで使っていたものを引き続き使えるようです。
離婚した場合
離婚をした場合、母子手帳の中に子どもの父親である元夫の氏名が書かれていることや、ママの名字が変わってしまったことなどから、これまでの母子手帳を使い続けることが気になるママもいるようです。ただ、必ずしも再発行する必要はないようで、名字が変わった場合にはシールを貼って書き直したというママの声もありました。
母子手帳を再発行するには
紛失した場合などに母子手帳を再発行するにはどこでどのような手続きが必要なのでしょう。
どこで
「住んでいる自治体ごとに違うと思いますが、再発行ができるかを問い合わせ、保健センターで再発行の手続きを行い交付してもらいました」(30代ママ)
「自治体の担当窓口へ出向き、氏名や住所などを記入した交付申請書を提出するとすぐに再発行してもらえました」(20代ママ)
母子手帳の再発行がどこでできるかは、住んでいる自治体ごとによってさまざまのようです。再発行場所がわからない場合には、自治体のホームページなどで確認したり問い合わせをしてみるとよいかもしれません。
必要なもの
「母子手帳再発行の交付申請書に氏名や住所、申請理由を記入して窓口で提出すると、料金は特にかからずに、すぐに再発行してもらえました。身分証明書として、運転免許証を提出した覚えがあります」(30代ママ)
母子手帳を再発行してもらうためには、再発行の交付申請書を窓口で提出する必要があるようです。自治体ごとに、他にも印鑑や身分証明書が必要な場合もあるようなので、事前に必要なものを確かめておくとよさそうです。
料金
「母子手帳を紛失して区役所で再交付をしてもらいましたが、特に料金はかかりませんでした。身分証明書の提出と、交付申請書に記入するだけで大丈夫でした」
母子手帳を再発行する際に、自己負担での料金は発生しないことが多いようです。場合によっては自治体ごとに料金がかかる場合もあるようなので、あらかじめ窓口に問い合わせしてみるとよいでしょう。
再発行したあとに必要なこと
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母子手帳を再発行してもらえても、これまでの記録は出産した病院やかかりつけ医などで改めて記入し直す必要があるようです。それぞれどこでどのように対応したのか、ママたちに聞いてみました。
病院
「子どもが1歳になる直前に、母子手帳を紛失してしまいました。かかりつけの病院に事情を説明し問い合わせしたところ、予防接種や10カ月健診の記録を再記入してもらえました」(30代ママ)
「出産時や入院中の記録などもわからなくなってしまったので、出産した産婦人科に再記入をお願いしました。記入には婦人科と小児科の両方からの情報が必要で時間がかかると言われましたが、再記入してもらえてホッとしました。特に出産時の記録は思い出深いものでもあったので、よかったです」(20代ママ)
「予防接種の記録は、子どものうちだけではなく成人してからも残しておいたほうがいい記録だと思います。母子手帳の再発行をした際に、漏れなく転記するようにしました」
ママの出産や入院中の記録のほか、赤ちゃんが病院で受けた予防接種や健診の結果を、受診していた病院で再記入してもらったという声がありました。病院によって対応が異なる場合や、お金がかかることもあるようなので、事前に対応してもらえるか窓口で確認してみるとよいかもしれません。
自治体
「赤ちゃんのときに受けた自治体主催の定期健診の記録を、自治体の窓口で改めて記入してもらいました。母子手帳を紛失してしまってショックでしたが、ほとんどの記録は再度記入してもらうことができました」(30代ママ)
「母子手帳内にある出生届出済証明の欄を再記入してもらうため、出生届を出した自治体の担当窓口に行きました」(20代ママ)
出生届出済証明とは、出生証明書がついた出生届が自治体に提出されたことを証明するもので、母子手帳内にある出生届出済証明を改めて記入してもらったという声がありました。ママのなかには、予防接種の記録が自治体にも残っており、再発行時に記入してもらったという声もありました。自治体ごとに対応は違うようなので、確認してみましょう。
保健センター
「保健センターで実施されていた乳児相談の記録や、子どもの身長や体重などの成長記録を再記入してもらいに行きました。」(20代ママ)
保健センターで乳児相談を受けていたり、赤ちゃんの身長や体重を計っていたりした場合には、それらの成長記録を再記入してもらったママもいるようです。記入箇所が多い場合には、時間がかかることがあるようなので、事前に窓口に連絡しておくとスムーズに対応してもらえるかもしれません。
母子手帳を再発行したら子どもの成長記録を残そう
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母子手帳を紛失したり、引越しや離婚などがあったりした場合には再発行を考えることもあるようです。母子手帳は出生証明書の提出や予防接種などの記録だけではなく、妊娠・出産から子どもの成長記録などを残しておく大切なツールです。で、再発行が必要な場合にはすみやかに窓口で手続きするとよいかもしれません。
どこでどのように手続きするかは各自治体ごとに異なるようなので、事前にしっかり確認しておくとよさそうです。再記入が必要な項目を確認するなどして母子手帳の成長記録を改めて残していけるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年10月11日時点で作成した記事になります。