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生後5ヶ月の離乳食の進め方。4週間の献立やおすすめメニュー、離乳食をあげるときの工夫
2018.07.14
生後5ヶ月の離乳食は、どのように進めていけばよいのか悩むママもいるかもしれません。今回は、生後5ヶ月の離乳食の進め方、4週間の献立例やメニューについて、厚生労働省の資料やママたちの体験談を交えてご紹介します。
生後5ヶ月の離乳食の進め方
厚生労働省資料によると、生後5ヶ月から6ヶ月頃が離乳食初期とされています。この時期の食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら1日1回1さじずつあげていくとよいでしょう。また、母乳やミルクは飲みたいだけ与えるとも書かれています。調理形態は、なめらかにすりつぶした状態がよいようです。
生後5ヶ月の頃の1ヶ月の献立メニュー例
厚生労働省の資料によると、生後5ヶ月の離乳食は、離乳食を飲み込むこと、その舌触りや味に慣れることが目的のようです。離乳の進行に応じて、食品の種類を増やしていくと食事のバリエーションが広がりますよね。ママたちはどのように献立を考えているのでしょうか。
1週目
厚生労働省の資料によると、離乳食の開始では、お粥から始めるとよいとされています。量の進め方をママたちに聞くと、1~2日目は10倍粥を小さじスプーンで1さじから始め、3~4日目は2さじ、5~7日目は3さじへと、徐々に量を増やしているようです。
2週目
厚生労働省の資料によると、お粥に慣れてきたら、じゃがいもなどの裏ごしした野菜を少しずつ増やしていくとよいようです。
お粥の量は、赤ちゃんの様子を見ながら1さじずつ増やしていくとよいでしょう。初めて食べる野菜は、じゃがいもやにんじんなどのクセの少ない野菜などから1さじずつ始め、徐々に新しい野菜を試していくと食べ進めやすいかもしれませんね。
3週目
厚生労働省の資料によると、野菜に慣れてきたら、つぶした豆腐などのたんぱく質を離乳食で始めるのもよいとされています。
ママたちは、お粥に食べさせたことのある野菜を混ぜるなど、メニューのバリエーションを増やしているようです。野菜や豆腐の他に、りんごなどの果物を取り入れてみるのもよいかもしれません。
4週目
資料によると、豆腐に慣れたら白身魚を取り入れるなど、たんぱく質の種類を増やしていくとよいようです。
ママたちは、離乳食4週目の量を全部で小さじ10さじくらいを目安としていたようです。お粥や野菜、豆腐や白身魚などいろいろな食材を組み合わせた献立も作れるようになりそうです。
生後5ヶ月に作った離乳食メニュー
とうふとほうれん草のペースト
「ほうれん草は茹でて水にさらしてアクを取り除き、茹でた絹ごし豆腐といっしょに裏ごしして完成です」(20代ママ)
ほうれん草の苦味も、豆腐がマイルドにしてくれるようで、赤ちゃんが嫌がらずに食べてくれるようです。ほうれん草のアクを取り、赤ちゃんが食べやすく下処理してあげるとよいかもしれません。
かぼちゃ粥
「かぼちゃは皮と種を取り除き、柔らかく茹でてすり潰し、10倍粥と混ぜ合わせます」(40代ママ)
赤ちゃんがお粥を食べにくそうにしていたら、お粥に甘みのある野菜を混ぜるメニューにしてあげると、喜んで食べてくれるかもしれません。かぼちゃやさつまいもなどの甘みがある野菜は、赤ちゃんが食べにくい様子の食材と組み合わせるときにも便利かもしれませんね。
にんじんのミルク煮
「柔らかく茹でたにんじんをすり潰し、お湯でといたミルクと加えて混ぜてでき上がりです」(20代ママ)
野菜を調理するときに、味に馴染みのある粉ミルクを使うと赤ちゃんも食べやすくなるようです。他の野菜を使ってミルク煮にしてみてもよいかもしれませんね。また、片栗粉を混ぜてとろみのついたソースを作り、他の食材にかけてもよさそうです。
離乳⾷をサポートしてくれる便利アイテム
離乳⾷を進めるうえで、「なかなか⾷べてくれない」「時間がかかる」と悩むママは少なくないようです。そこで、離乳⾷を楽しくしてくれる便利アイテムをご紹介します。
「⾷べさせる」から「⾷べたくなる」へ。マンチキン「たべたくなーる」シリーズの離乳⾷フィーダー(※⽉齢4カ⽉〜)。
使い方はとってもシンプル。つまみフタを開け食べ物を入れるだけです。透明のポーチ部分に穴が開いていて、おしゃぶりの延長のような感覚でモグモグ食べられます。
自分で持って食べることができるから、ママも助かりますね。
離乳食をあげるときの工夫
赤ちゃんが離乳食を食べないときに、ママたちはどのような工夫をしていたのか聞いてみました。
とろみをつける
「白身魚を食べさせてみたところ、口の中でモゾモゾするのか、なかなか飲み込めないようでした。そこで水溶き片栗粉でとろみをつけてみると、喉ごしがよくなったのか赤ちゃんも食べやすいようでした」(30代ママ)
「野菜のペーストを食べさせるときに、とろみをつけるといつもより食べ進みがよいと感じました」(20代ママ)
赤ちゃんが食べにくそうにしていた食材も、とろみをつけることで食べやすくなるかもしれません。離乳食を作るときには手間がかかることも多いので、片栗粉は水溶きの要らないタイプを使っていたというママの声もありました。
慣れた味と混ぜる
「新しい食材を嫌がって食べないときは、離乳食開始の頃から食べ慣れているお粥と混ぜるといっしょに食べてくれます」(30代ママ)
「ほうれん草などの苦味のある野菜は、赤ちゃんの好きなさつまいもやかぼちゃなどの甘みのある野菜を加えたメニューにしてあげると、苦味が気にならないようです」(20代ママ)
赤ちゃんが嫌がる食材も、慣れた味や好みの味と混ぜることで食べやすくなるようです。新しい食材の味と組み合わせて、徐々に慣らしていくことで、食材のバリエーションやメニューも増えるかもしれませんね。
下ごしらえをする
「じゃがいもは、水にさらしてアクを取り除いてから調理するようにしています」(20代ママ)
「ほうれん草などの繊維が気になる野菜は、柔らかく茹でてから、裏ごしをしっかりしてあげると赤ちゃんが食べやすくなるようです」(30代ママ)
アクを取る、裏ごしをしっかりするなどの下ごしらえは、離乳食を食べやすくしてくれるようです。また、とうもろこしの皮を裏ごしして取り除いてあげているというママの声もありました。
生後5ヶ月の離乳食は様子を見ながら
生後5ヶ月の離乳食は、離乳食を飲み込むこと、その舌触りや味に慣れることが目的とされているようです。赤ちゃんが離乳食を嫌がるときは、とろみをつけたり、好みの味と混ぜたりと、赤ちゃんが食べやすくなるような工夫をしてあげるとよいかもしれません。ママたちの献立メニューや工夫を参考に、赤ちゃんの様子を見ながら生後5ヶ月の離乳食を進められるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年7月11日時点で作成した記事です。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。