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赤ちゃんが寝返りから戻れない!練習方法や夜中のうつぶせ寝の対応
寝返りから戻れない時期の注意点
赤ちゃんが生後4~6カ月ころになると寝返りができるようになる赤ちゃんが増えてきます。ただいきなり上手にできるわけではなく、うつぶせの状態から戻れないことも多いでしょう。寝返りから戻れないと夜気づかないうちにうつ伏せ寝になってしまうのではないかと心配ですよね。この記事では、赤ちゃんが寝返り返りを練習する方法に加え、夜間の安全な対応策について、新米ママパパに役立つ体験談を交えながらご紹介します。
※この記事の内容は、2025年9月16日に更新されたものです。
赤ちゃんが寝返りから戻れないことに悩むママやパパは多い
赤ちゃんが初めて寝返りをしたとき、成長を感じて喜んだ保護者の方は多いでしょう。赤ちゃんが何度か寝返りをするようになって、ママやパパたちが気になるのはどんなことか聞いてみました。
30代ママ
20代パパ
うちの子は生後4ヶ月を過ぎた頃から成長とともに寝返りができるようになったのですが、まだ自力では戻れないので心配です。確認したときは仰向けでも、夜中だと子どもが寝返りをした際に私たちが気づかないこともあるかもしれないので、寝返りをしにくくなる工夫がないか気になります。
赤ちゃんが寝返りから戻れないときに、寝返りから元の体勢に戻る練習をした方がよいのかと考えるママや、夜中の寝返りの対応について知りたいというパパの声がありました。そこで今回は、寝返りから戻れない時期の練習や対応、注意点などについて見ていきましょう。
寝返りがえりはいつごろできるようになる?
赤ちゃんの寝返りは生後4~6ヶ月頃、寝返り返りはその1~1.5ヶ月後にできるようになる子が多いと言われています。
仰向けで過ごすことが多かった赤ちゃんにとって、うつ伏せの体勢は想像以上に体力を消耗します。「戻りたいのに、戻れない!」と泣き出す子もいるでしょう。もし赤ちゃんが苦しそうにしていたり、泣いていたりする場合は、仰向けに戻してあげてください。でも、そこまで負担に感じていないようであれば、無理に戻さなくても大丈夫です。うつ伏せの姿勢に慣れてくると、腹ばいで遊ぶ時間も増え、そのうちに偶然寝返り返りができてしまうこともあります。そうした経験を積み重ねるうちに、徐々に寝返り返りを習得していきます。
寝返りから戻れない時期に意識したこと
寝返りから戻れずに顔をうずめてしまい、うつぶせ寝になる赤ちゃんもいるかもしれません。寝返りから戻れない時期に、ママやパパはどのようなことを意識したのでしょうか。
目を離さない
30代ママ
うちの子が生後6ヶ月で寝返りを始めた頃は、まだ手足を動かして体勢を変えることが難しかったようで泣いていました。うつぶせになったときはその都度戻せるように、息子から目を離さないようにしていました。
寝返りをして仰向けからうつぶせになったときの注意点としては、まずは無理な体勢になっていないかや苦しそうな表情をしていないか見守ることでしょう。他にも、鼻や口元がふさがって呼吸しにくくならないよう、日中は目を離さないようにしているという声もありました。
環境を整えておく
20代パパ
子どもが寝返りできるようになってから、顔まわりに柔らかいクッションや布団などを置かないようにしています。ケガをしないよう、成長してからは子どもが寝転がるスペースもできるだけ広く取るようになりました。
寝返りをしたときにクッションや布団に顔が埋まったりケガをしたりしないよう、赤ちゃんがいるスペースの環境を整えることも大切かもしれませんね。注意点として、赤ちゃんが寝返りをして落下することがないよう「ソファーなど段差のある場所に寝かせない」「ベッドガードをつける」という声もありました。
寝返りがえりの練習の仕方
赤ちゃんがうつぶせから仰向けになる寝返りをどのように練習していたのか、ママたちに聞いてみました。
体を左右に揺らす
30代ママ
娘が寝返りをしてうつぶせの体勢になったときに、腰のあたりを支えて体を左右に揺らしていくことで自分で仰向けに戻れるよう促しています。最初は振り幅を狭くして、慣れてきたら少しずつ広げていくと、娘の返りやすい方向がわかりました。
うつぶせの姿勢になったときに体を揺らすことで、赤ちゃんが自分で寝返りから戻れるように練習をするのもよいようです。まだ自力で寝返りから戻れない時期には、体を揺らしてあげるなど動きをサポートするのも効果があるようです。個人差はありますが、成長とともに寝返りから元の体勢に戻れる練習になりそうですね。
他にも、赤ちゃんが体を左右に揺らすことに慣れてきたら、肩と腰を支えて優しく転がしたというママや、固めのクッションなどでゆるやかな傾斜を作り、赤ちゃんが自分で戻れる環境を作ったというパパの声もありました。
好きなおもちゃで興味を引き寄せる
30代ママ
寝返りのときも寝返りから戻るときの練習も、お気に入りのおもちゃを使いました。赤ちゃんの近くにおもちゃを持っていき視界に入れたら、高さを変えたり左右に動かしたりします。興味をもった赤ちゃんが、自分からおもちゃを取ろうとする動きを利用して転がる練習をしています。
赤ちゃんが気に入っているおもちゃで興味を引きながら、寝返りと仰向けに戻る練習をしている方もいるようです。うつぶせの体勢から仰向けになるを繰り返すうちに、自分で転がる感覚が身についてきているように感じるというパパの声もありました。
自分で仰向けに戻れない時期が続くと心配になる保護者の方がいるかもしれませんが、赤ちゃんが寝返りから戻れるようになる時期は、成長度合いによってさまざまなようです。個人差があることを頭に置きながら、赤ちゃんにとって無理のないようサポートできるとよいかもしれませんね。
夜中に寝返りから戻れないときの対応
夜中に寝ているとき、赤ちゃんが寝返りをして仰向けに戻れずに泣いてしまうこともあるようです。寝返りから元の体勢に戻れない時期にどのような対応をしているのでしょうか。
専用のアイテムを用意した
30代パパ
産院で乳幼児用の呼吸モニターを使用していたのを見て、自宅用にも購入してみました。専用のパッドを寝具の下に入れておくと、赤ちゃんの動きを検知して、仰向けからうつぶせになって呼吸がしづらくなるなど異常がある場合に、アラーム音と光で知らせてくれるので安心です。
赤ちゃんの動きが一定の秒数止まったり呼吸数が減ったりすると、アラーム音や光で知らせてくれる乳幼児用の呼吸モニターを、ガジェット好きなパパが積極的に取り入れたという家庭がありました。ほかにもオムツにセットするタイプの体動センサーは赤ちゃんが布団から出てしまっても安心して使えたため、子どもが生後8ヶ月くらいになるまで役に立ったという声も聞かれました。
代用できるグッズで対応した
20代ママ
育児の専門家の方がSNSで紹介していたのを見て、寝返りを防ぐために水を入れた2リットルのペットボトルをタオルで巻いたものを赤ちゃんのシーツの下に入れて対応していました。傾斜を作っておくことで寝返りが妨げたので、安心して寝かせられました。
家にあるもので寝返りを防げるよう対応したママもいるようです。就寝中はうつぶせ寝になることを防ぐために使用できます。注意点としては、1日中使い続けると寝返りがえりの練習にならないため、日中は使用せずそばで見守っていたというママの声もありました。
赤ちゃんが寝返りから戻れないときは注意深く見守って
Africa Studio/Shutterstock.com
赤ちゃんが寝返りから戻れないとき、体を左右に揺らすなどして練習をしたママもいるようです。寝返りから元の体勢に戻る練習をするときは、赤ちゃんから目を離さないことや柔らかいクッションを置かないようにするなど、寝返りしやすい環境を整えるのがよいかもしれません。育児関連の専門家の話を参考にしたり、成長に応じて最新機器などを使ってみたりするのもよいでしょう。
夜中にうつぶせ寝になってしまうことが心配だと感じるママやパパもいるかもしれませんが、寝返りから元の体勢に戻れるようになるのは成長によって個人差があり、生後5ヶ月や8ヶ月など赤ちゃんによって時期はさまざまのようです。赤ちゃんのペースにあわせ、近くで成長を見守ってあげられるとよいですね。
うちの子は生後5ヶ月で寝返りができるようになりましたが、寝返りから元の体勢に戻れないために泣くことがあります。そのたびに私やパパが元の体勢に戻していますが、赤ちゃんが自分で戻る練習をした方がよいのでしょうか。