出産祝いはいくらあげる?会社や友だち、きょうだいや親戚などの金額相場は?

出産祝いはいくらあげる?会社や友だち、きょうだいや親戚などの金額相場は?

2018.09.04

出産祝いをどのくらいの金額で贈ればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、会社の同僚や上司、友人や親戚など、さまざまな間柄に応じた出産祝いの金額相場や贈り方について解説します。また、出産祝いの種類や人気のアイテム、のし紙や表書きのマナーなど、出産祝いを贈る際に知っておきたい情報を詳しく紹介します。

会社の同僚や上司に贈る出産祝いの金額相場

会社の同僚や上司など、仕事関係の人への出産祝いは、どのくらいの金額が相場なのでしょうか。

同じ部署の同僚への出産祝い

「同じ部署の同僚が出産したとき、部署の皆で出産祝いを贈ることになりました。一人あたり3,000円ほど集めて、総額で2万円の出産祝いを贈りました」(30代会社員)

「職場の同僚が出産したとき、親しい同僚5人で集まり、一人2,000円ずつ出し合って1万円のカタログギフトを贈りました」(20代会社員)

同じ部署の同僚への出産祝いは、一人当たり2,000円から3,000円程度が一般的な金額相場のようです。個人ではなく部署全体で贈る場合は、人数に応じて1万円から3万円程度の金額になることが多いようです。

上司への出産祝い

「上司が出産したとき、部下10人で3,000円ずつ集めて3万円のギフトセットを贈りました。特別感を出すために、少し高めの金額設定にしました」(30代会社員)

「直属の上司が出産したときは、部署内で5,000円ずつ集めて、総額5万円の出産祝いを贈りました。普段からお世話になっている分、気持ちを込めて」(20代会社員)

上司への出産祝いは、個人より部下が集まって贈ることが多く、一人当たり3,000円から5,000円程度が金額相場のようです。社内での関係性や会社の規模によっても異なりますが、同僚よりも少し高めの金額設定が一般的かもしれません。

部下への出産祝い

「部下が出産したとき、個人的に1万円の出産祝いを贈りました。上司という立場もあるので、気持ちを込めた金額にしました」(40代会社員)

「チームのメンバーが出産したとき、上司として5,000円の出産祝いを贈りました。他のチームメンバーも同じくらいの金額で贈っていました」(30代会社員)

上司から部下へ贈る出産祝いは、個人的に贈る場合は5,000円から1万円程度が金額相場のようです。社内での関係性や会社の規模によっても異なりますが、立場上、ある程度の金額を贈ることが一般的です。




会社の制度としての出産祝い金

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多くの会社では、福利厚生や慶弔費の一環として出産祝い金を支給しています。社内規定によって金額は異なりますが、一般的には以下のような金額相場が見られます。

社員本人の出産に対する祝い金

「私の会社では、社員が出産した場合、慶弔費として5万円の出産祝い金が支給されます。また、出産後の職場復帰を支援するための制度も充実しています」(30代会社員)

「人事部にいますが当社では、社員が出産した場合、第一子は3万円、第二子は5万円、第三子以降は10万円という形で出産祝い金の金額が変わります」(30代会社員)

社員本人が出産した場合の祝い金は、会社の規模や社内規定によって異なりますが、3万円から10万円程度が一般的なようです。子どもの数によって金額が増える会社もあります。

配偶者の出産に対する祝い金

「妻が出産したとき、慶弔費として会社から3万円の出産祝い金をもらいました。慶弔休暇と合わせて手厚いサポートを受けられました」(30代会社員)

「配偶者が出産した場合、当社人事部では一律2万円のお祝い金を支給しています。社員の家族も大切にする社風があります」(30代会社員)

社員の配偶者が出産した場合のお祝い金は、1万円から5万円程度が一般的な金額相場のようです。会社の規模や社内規定によって金額に差があります。


友人や親戚に贈る出産祝いの金額相場

親しい友人への出産祝い

「大学時代からの親友が出産したとき、1万円の出産祝いを贈りました。特別な関係なので、気持ちを込めた金額にしました」(30代女性)

「仲の良い友人が出産したときは、5,000円から1万円程度お祝い金を出産祝いとして贈っています。関係性によって金額を調整しています」(20代女性)

親しい友人への出産祝いは、5,000円から1万円程度が一般的な相場のようです。特に親しい間柄であれば、金額よりも相手が喜ぶものを選ぶことが大切かもしれません。

知人や同級生への出産祝い

「同級生が出産したとき、3,000円から5,000円程度の出産祝いを贈りました。あまり親しくない場合でも、お祝いの気持ちを表したいと思いました」(30代女性)

「会社の同僚の紹介で知り合った人が出産したとき、5,000円のギフトを贈りました。直接の関係はなくても、お祝いの気持ちを伝えたかったです」(20代女性)

知人や同級生など、親しくない関係の場合は、3,000円から5,000円程度の出産祝いが一般的です。関係性に応じて金額を調整するとよいでしょう。

兄弟姉妹への出産祝い

「妹が初めて出産したとき、3万円の出産祝いを贈りました。身内だからこそ、実用的な高額商品を贈りたいと思いました」(30代女性)

「兄が子どもを授かったとき、5万円の出産祝いを贈りました。甥っ子の成長を見守る気持ちを込めて」(20代男性)

兄弟姉妹への出産祝いは、3万円から5万円程度が一般的な相場です。身内だからこそ、実用的な高額商品や現金を贈ることが多いようです。

親戚への出産祝い

「いとこが出産したとき、1万円の出産祝いを贈りました。親戚づきあいの一環として」(40代女性)

「遠い親戚が出産したという連絡を受け、5,000円の出産祝いを贈りました。あまり親しくはないですが、家族の慶事として」(30代男性)

親戚への出産祝いは、関係性の近さによって5,000円から3万円程度が相場のようです。近い親戚であれば高めの金額を、遠い親戚であれば控えめの金額を贈ることが一般的です。


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出産祝いの種類と選び方

出産祝いは現金だけでなく、さまざまな形で贈ることができます。相手との関係性や予算に応じて最適な出産祝いを選びましょう。

現金で贈る場合

「親しい間柄であれば、現金で贈るのが一番喜ばれると思います。使い道を自由に選べるので。職場復帰のときに、感謝の声をもらいました」(30代女性)

「特に親族には現金で贈ることが多いです。のし袋に入れて、直接手渡しするようにしています」(40代男性)

現金で贈る場合は、専用の祝儀袋に入れるのがマナーです。水引は「蝶結び」または「もろわな結び」を選び、表書きには「御出産祝」「御祝」などを記載します。金額は、千円札ではなく新札の五千円札や一万円札を用意しましょう。

ギフトカードや商品券で贈る場合

「友人には、大手百貨店のギフトカードを出産祝いとして贈りました。自分で選べる自由度と、ある程度の方向性を示せるバランスがよいと思います」(20代女性)

「同僚にはベビー用品専門店の商品券を贈りました。出産後に必要なものを自由に選んでもらえるので喜ばれたのでおすすめです」(30代会社員)

ギフトカードや商品券は、現金よりも贈り物感があり、かつ受け取る側も使い道を選べるというメリットがあります。ベビー用品専門店や大手百貨店の商品券が人気です。

カタログギフトで贈る場合

「会社の同僚には、複数人から集めたお金でカタログギフトを贈りました。多くの選択肢から好きなものを選べるのでおすすめです」(30代会社員)

「友人には、ベビー用品に特化したカタログギフトを贈りました。出産後に必要なものをじっくり選んでもらえるので喜ばれました」(20代女性)

カタログギフトは、受け取る側が自分で好きなものを選べるため、幅広い関係の方に贈るのに適しています。会社の同僚や上司、友人など、様々な関係性に対応できます。

ギフトセットで贈る場合

「親しい友人には、オーガニックのベビースキンケアセットを贈りました。実用的で高品質なものを選びました」(30代女性)

「上司には、高級タオルのギフトセットを贈りました。職場でも話題になり、喜んでもらえたのでおすすめです」(20代会社員)

ギフトセットは、あらかじめセレクトされた商品をそのまま贈れるため、手間がかからず、かつ贈り物感があります。出産祝いには、ベビー用品のセットや食器セット、タオルセットなどが人気です。


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出産祝いの人気アイテム

出産祝いとして人気のあるアイテムをいくつか紹介します。贈る相手や予算に応じて、最適なものを選びましょう。

ベビー服・ベビー用品

「出産祝いには、成長に合わせたサイズのベビー服セットを贈りました。すぐに使えるものから少し先のサイズまで揃えました」(30代女性)

「友人には、おむつケーキを出産祝いとして贈りました。実用的でありながら見た目も華やかで喜ばれました」(20代女性)

ベビー服やおむつなどの消耗品は、必ず使うものなので実用的な贈り物として人気です。特に、少し大きめのサイズのベビー服は重宝されることが多いようです。

食器・食べ物関連

「同僚には、ベビー食器セットを出産祝いとして贈りました。離乳食の時期に使えるものを選びました」(30代会社員)

「親戚には、高級米の詰め合わせを贈りました。産後の食事に役立ててもらえたようです」(40代男性)

食器や食べ物関連の贈り物は、実用的でありながら少し特別感のあるものを選ぶとよいでしょう。特に、離乳食用の食器や、高級食材などは喜ばれる傾向があります。

タオル・バスグッズ

「友人には、名前入りのバスタオルセットを出産祝いとして贈りました。記念にもなるアイテムで、実用的だと喜ばれました」(30代女性)

「同僚には、オーガニックコットンのタオルセットを贈りました。赤ちゃんの肌に優しいものを選びました」(20代会社員)

タオルやバスグッズは、毎日使うものなので実用的な贈り物として人気です。特にオーガニック素材や名入れができるものは特別感があり、喜ばれることが多いようです。

名入れギフト

「親しい友人には、赤ちゃんの名前入りのアルバムを贈りました。特別感があり、長く使ってもらえるものを選びました」(30代女性)

「妹には、甥の名前入りのベビーリュックを出産祝いとして贈りました。成長してから使えるアイテムで、記念になりました」(20代女性)

名入れギフトは、世界に一つだけの特別な贈り物になります。アルバムやフォトフレーム、タオル、バッグなど、様々なアイテムに名入れができるので、関係性や予算に応じて選べます。


出産祝い金を贈る際のマナーや注意点

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出産祝いを贈る際には、いくつかのマナーや注意点があります。正しい知識を持って、気持ちの良い贈り物をしましょう。

出産祝いを贈るタイミング

「友人が出産したという連絡を受けて、すぐに出産祝いを贈りました。生後すぐの時期は何かと忙しいので、早めに贈るのがいいと思います」(30代女性)

「同僚が出産したとき、産後1ヶ月ほど経ってから出産祝いを贈りました。母子ともに落ち着いた頃を見計らって」(20代会社員)

出産祝いは、出産の連絡を受けてから1ヶ月以内に贈るのが一般的です。ただし、あまりに早すぎると母子ともに落ち着かない時期なので、生後2週間から1ヶ月程度が良いとされています。

のし紙や表書きのマナー

「出産祝いには、赤白の蝶結びののし紙を使いました。表書きは『御出産祝』としました」(30代女性)

「友人への出産祝いには、もろわな結びののし紙を使い、表書きは『御祝』としました。シンプルですが正式なマナーに従いました」(20代男性)

出産祝いののし紙は、赤白の「蝶結び」または「もろわな結び」を使用します。表書きは「御出産祝」「御祝」などが一般的です。のし紙の下部には、贈り主の名前を記載します。

メッセージカードの書き方

「出産祝いには、『ご出産おめでとうございます。健やかな成長を願っております』というシンプルなメッセージを添えました」(30代女性)

「同僚への出産祝いには、『新しい家族の誕生を心よりお祝い申し上げます。お子様の健やかな成長と、ご家族の幸せを願っております』というメッセージを書きました」(20代会社員)

メッセージカードは、祝福の言葉と健やかな成長を願う言葉を簡潔に書くとよいでしょう。長々と書く必要はなく、心のこもった短いメッセージが喜ばれます。

配送と手渡しのマナー

「友人には、出産祝いを直接会って手渡ししました。赤ちゃんの顔を見るタイミングで贈ることができました」(30代女性)

「遠方に住む親戚には、出産祝いを配送で贈りました。事前に電話で連絡して、都合の良い日時に届くようにしました」(40代男性)

出産祝いは、直接会って手渡しするのが基本ですが、遠方の場合や産後の状況によっては、配送で贈ることもあります。配送の場合は、事前に連絡して都合の良い日時を確認するとよいでしょう。


出産内祝いにのし紙をつける際の水引や表書きは?

出産内祝いのアイテムにのし紙を付ける場合、水引や表書きはどのようにしたらよいのでしょうか。水引、表書きそれぞれに意味やマナーがあるようなので、紹介します。

水引

お祝いの水引には結び方や色にも意味がこめられており、用途によって使い分ける必要があります。水引には大きく分けると「結びきり」と「蝶結び」の2種類があります。蝶結びというのは何度も結び直すことができることから、出産などお祝いごと、中元歳暮など、繰り返してもよい慶事の際に使用します。もろなわ結びや花結びと言われることもあります。

出産内祝いも「何度でも繰り返し喜びが訪れますように」という願いをこめ、結びが解けても何度でも結び直せる「赤白蝶結び」の水引を使います。

表書き

出産内祝いののし紙の表書きは、「出産内祝」または「内祝」と記載するのが一般的です。喪中の方へ出産内祝いを贈る場合はマナーとして「御礼」として贈るケースもあります。

名入れには、親の名前ではなく、贈り主である赤ちゃんの名前を書くのが一般的です。お名前の披露の意味も込めて、名字は入れずに名前だけを書くことが多いようです。また、赤ちゃんが双子などの場合は、右から生まれた順に記載します。名前が読みにくい場合は、ふりがなをふっておくとよさそうです。


関係性に応じた出産祝いを贈ろう

出産祝いの金額相場は、贈る相手との関係性によって大きく異なります。会社の同僚や上司、友人、親戚など、それぞれの関係に応じた適切な金額や贈り物を選びましょう。また、出産祝いを贈る際には、のし紙や表書き、メッセージカードなど、マナーにも気を配ることが大切です。正しい知識を持って、心のこもった出産祝いを贈れるとよいですね。

会社の福利厚生として出産祝い金を支給している場合も多くあります。社内規定を確認し、適切な手続きを行うことで、従業員の喜びを共有し、働きやすい職場環境づくりにもつながるでしょう。出産は人生の大きな喜びのひとつです。心のこもった出産祝いで、その喜びを分かち合えるとよいですね。


2018.09.04

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