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会社から出産祝い金をもらったら。出産祝い金やお礼の相場、お礼をするときに気をつけたこと
会社から出産祝い金をもらったときに、お礼はどうしたらよいか気になる方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、会社からもらう出産祝い金の種類と相場、お礼の仕方やいつ出産内祝いを贈るかなど出産内祝いを贈るときに気をつけたことを体験談を交えながら紹介します。また、結婚祝いの場合のお礼ギフトについても解説します。
会社から出産祝い金をもらったとき
会社から出産祝い金をもらったときには、お礼が必要なのか知りたい方がいるかもしれません。夫の会社から出産祝い金をもらうケースもあり、お礼をどうしたらよいか考える方もいるようです。
会社から出産祝い金をもらったとき、どのようにお礼をしていたか体験談を紹介します。
会社からもらう出産祝い金の種類と相場
会社からもらう出産祝い金にはいくつかの種類があり、それによって相場も異なるようです。会社からどのような出産祝い金をどれくらいもらったのか体験談から見ていきましょう。
福利厚生としての出産祝金
「子どもを出産したことを旦那が会社に報告したところ、出産祝い金をいただきました。金額は1万円でした」(30代ママ)
「私の働く会社には、社員が結婚や出産したときにお祝い金を支払う制度があります。5万円を出産祝い金としていただきました」(20代ママ)
多くの会社では、慶弔見舞金制度の一環として出産祝金を支給しています。従業員やその配偶者が出産した際に支給される祝金で、金額は会社によって異なりますが、1万円から5万円程度が一般的です。
女性従業員が出産する場合、産休や育休の取得と合わせて出産祝金が支給されることが多いようです。復帰後の仕事との両立支援の意味も込められています。
部署一同からの出産祝い金
「同じ部署で働く5名の方から『部署一同』という名目で1万円の出産祝い金をいただきました」(20代ママ)
「出産を会社に報告したところ、同じ部署で働く皆さんから出産祝い金をいただきました。10人の部署で、出産祝い金は2万円でした」(30代ママ)
同じ部署の同僚から出産祝い金をもらうケースもあります。この場合、部署の人数に千円から3千円程度をかけた金額が相場となります。
上司や同僚からの個人的な出産祝い金
「仲のよい同僚数人から、出産祝い金をいただきました。いただいた金額は一人3000円ずつでした」(20代ママ)
「入社当時からお世話になっている上司から、出産祝い金をいただきました。金額は5000円でした」(30代ママ)
お世話になっている上司や、個人的に付き合いのある同僚など、個人的な関係から上司や同僚が出産祝い金を贈ることもるようです。この場合は、一人3千円から1万円程度が一般的な相場のようです。
出産祝い金をもらったらお礼はどうする?
出産祝い金をもらったら、状況に応じてお礼をする必要があります。いくらくらいの品物をお礼として贈ればよいのか知りたいこともあるかもしれません。職場でもらった出産祝い金のお礼をした体験を見ていきましょう。
会社の福利厚生でもらった場合
「会社からご祝儀袋に入った丁寧な出産祝い金をもらいました。先に出産した同僚にお礼を贈ったか聞いたところ、『お礼はしていない』とのことだったので、私もお礼は贈りませんでした」(20代ママ)
「出産祝い金を会社からいただいたときに、総務の方から『福利厚生でお渡ししているのでお返しは不要です』と聞きました。お礼の言葉は伝えましたが、品物は贈りませんでした」(30代ママ)
会社から福利厚生の一環で出産祝金をもらった場合には、基本的にお礼の品物は不要のようです。お礼の品物を贈らないかわりに、電話や手紙でお礼の言葉を伝えるようにしたという声もありました。
部署一同からもらった場合
「部署一同の名目で出産祝い金をいただきました。個人のポケットマネーから出ているものなので、いただいた金額の1/3くらいの金額の出産内祝いを贈りました」(20代ママ)
「同じ部署で働く皆さんから出産祝い金をいただきました。妊娠中にお世話になることも多かったので、そのお礼も込めて、いただいた金額の半額の出産内祝いを贈りました」(30代ママ)
部署一同という名目で出産祝い金をもらった場合には、個人から支払われていることが多いため、お礼として現金ではなく出産内祝いのアイテムを贈ったという方がいました。出産内祝いの金額相場は、いただいた金額の1/3から半分程度のようです。
上司や先輩からもらった場合
「上司から出産祝い金をいただいたときのお礼は、いただいた金額の半額程の出産内祝いを贈りました」(30代ママ)
上司から個人的に出産祝い金をもらったときにも、お礼として出産内祝いを贈るとよいようです。出産内祝いの金額相場は、部署一同からもらったときと同様に、いただいた金額の1/3から半分程度が一般的と言われます。
同僚や部下からもらった場合
「同僚数名から出産祝い金を3000円ずついただいたとき、お礼として一人1500円程度の出産内祝いとしてプチギフトを贈りました」(20代ママ)
同僚や部下などの場合は、有志からまとめてもらう場合、それぞれから個人的にもらう場合があるでしょう。まとめてもらった場合の内祝いは、詰め合わせギフトなど仕事場で分けられるもの、もしくはそれぞれに同じギフトを渡してもよいでしょう。それぞれからもらった場合は個別にギフト返礼するのが無難かもしれません。
社長からもらった場合
「社長から直接出産祝い金をいただきました。金額も通常の慶弔見舞金制度の範囲を超えていたので、お礼として金額の1/3程度のカタログギフトを選びました。社長の好みに合わせて、体験ギフトやグルメセットなど、少し特別感のあるものを選びました」(30代ママ)
社長から出産祝い金をもらった場合でも、内祝いの返礼は同様に行いましょう。カタログギフトや体験ギフト、名入れギフトなど、特別感のあるアイテムを選ぶことで感謝の気持ちをより深く表現できるとよいでしょう。
取引先からもらった場合
「旦那が取引先の社長から出産祝い金をいただいたので、お礼として出産内祝いギフトを贈りました。金額相場はいただいた額の1/3程度でしたが、今後の関係を考慮して、高級感のある米や調味料などの食品ギフトセットを選びました」(20代ママ)
取引先からの出産祝い金に対するお礼は、感謝の気持ちを表現しながらも食品などのギフトセットなど職場でで分けやすいアイテムを選ぶのがおすすめです。関係性にもよりますが、カタログギフトなど個人あてよりは会社への返礼とした方がビジネスの上では角が立たないこともあるかもしれません。金額相場は通常通りで、いただいた金額の3割から5割程度が適切とされています。
出産内祝いの贈り方
出産祝い金をもらったお礼として出産内祝いを贈るときには、いつどのように贈ればよいかなど知りたいこともあるかもしれません。会社の人たちに出産内祝いを送った体験談を見ていきましょう。
贈る場所
「部署の皆さんから出産祝い金をいただいていたので、産後職場に赤ちゃんの顔を見せに行ったときに、出産内祝いを直接お渡ししました。感謝の気持ちを直接伝えられてよかったです」(30代ママ)
「仲のよい同僚数人から出産祝い金をいただいたときには、同僚の家の住所を聞いて出産内祝いを贈りました。贈るときには、お礼の言葉を書いたメッセージカードを添えました」(20代ママ)
出産内祝いを職場に持っていったり、自宅に贈ったりしたという声がありました。出産内祝いを贈る場合にはお礼状を添えて贈るようにすると、感謝の気持ちをより伝えやすくなるかもしれません。
時期
「出産してすぐに、おしゃれなご祝儀袋に入った出産祝い金を部署のメンバーからいただきました。いつ出産内祝いを贈ればよいかマナー本で調べたところ、『産後1カ月ほどで贈るとよい』と書いてあったので、その頃に出産内祝いを贈りました」(20代ママ)
いつ出産内祝いを贈ればよいか迷うこともあるかもしれませんが、産後1カ月くらいで贈るようにしている方もいるようです。1年もしくはそれ以内で産休育休から復帰する場合は、復帰後のタイミングでもよいかもしれません。
会社の上司や役員、社長などから個人的に出産祝い金をもらったときには、すぐにお礼状を送った上で、出産後に内祝いギフトを贈ったという声もありました。
アイテム選び
「部署の皆さんに出産内祝いを贈るときには、なにを選ぶかに気を配りました。女性が多い職場なので休憩中に食べてもらえるように焼き菓子の詰めあわせ、旦那の職場は男性ばかりなので、ドリップコーヒーのセットを贈りました」(30代ママ)
出産内祝いを部署の全体に贈るときには、みんなで食べられるお菓子の詰めあわせなどを贈ると喜ばれるようです。同僚に個人的に出産内祝いを贈るときには、日持ちするお菓子やタオルなどの日用品を個別に選んだという声もありました。
おすすめの出産内祝いギフト
おすすめの出産内祝いギフトには以下のようなものがあります。どんなアイテムを内祝いとして贈ったか体験談から見ていきましょう。
カタログギフト
「部署の皆さんにカタログギフトを贈りました。好みのものを選べると喜んでいただけました」(30代ママ)
カタログギフトは、受け取った人が自分で好きなアイテムを選べるため、幅広い年齢層や趣味の方々に喜ばれます。出産内祝いとしても人気が高く、金額相場も様々なので予算に合わせやすいのが特徴です。職場の同僚や上司など、関係性が異なる人々にも配慮しやすいギフトオプションとしておすすめです。
ギフトセット
「ギフトセットとして、旦那の地元の名産品を詰め合わせた出産内祝いギフトを贈りました。みんなで分け合って楽しんでもらえたようです」(20代ママ)
焼き菓子や米、地域の特産品などのアイテムを含むギフトセットは、職場全体で楽しめる出産内祝いとして適しています。従業員同士で分け合えるため、コミュニケーションの機会にもなります。慶弔見舞金制度で祝金をもらった際のお返しとしても好評です。女性従業員が産休や育休から復帰した際のお礼にも使えます。
名入れギフト
「赤ちゃんの名前を入れたタオルを名入れギフトとして贈りました。個人的にプライベートでも遊びに行くような関係の仲のよい同僚や、同期が多い旦那の仕事場でも喜ばれました」(30代ママ)
名入れギフトは、赤ちゃんの名前を入れることで世界に一つだけの出産内祝いになります。タオルや食器、ベビー用品などに名入れができ、受け取った人に特別感を与えます。仕事仲間との関係性が近い場合にも適しています。
体験ギフト
「既婚の従業員が多い職場なので、家族で楽しめる体験ギフトをチームの皆さんに贈りました。子育てに追われる中でリフレッシュできると喜んでもらえました」(20代ママ)
体験ギフトは、家族で楽しめるレジャーチケットやスパ体験などが人気です。子育て中の両親にとって貴重なリラックスの時間になるのはもちろん、出産内祝いとして珍しいことで印象に残りやすいのが特徴です。慶弔休暇を利用して体験を楽しむこともできるでしょう。
出産祝い金をもらった際の注意点
出産祝い金は嬉しい贈り物ですが、受け取る際や返礼の際には注意すべき点があります。ここでは、出産祝金をもらった際の重要な注意点をいくつか紹介します。
お礼状の作成と送付
「出産祝金をいただいた際、すぐにお礼状を書いて送りました。気持ちが伝わったと後日感謝されました」(30代ママ)
出産祝金を受け取ったら、速やかにお礼状を作成し送付することが大切です。会社の慶弔見舞金制度による祝金の場合でも、感謝の気持ちを表すために書くという方もいるようです。お礼状には、祝金への感謝と赤ちゃんの様子、今後の仕事への意欲などを簡潔に記すとよいでしょう。
内祝いの金額設定
「部署のメンバーからいただいた出産祝金の半額程度で内祝いギフトを選びました。お互いに気をつかわない程度のものでお礼の気持ちを伝えやすいと思います」(20代ママ)
内祝いギフトの金額相場は、一般的に受け取った出産祝金の3割から5割程度とされています。ただし、会社の福利厚生として受け取った場合は品物は不要でしょう。
個人的に、または部署全体からもらった場合は、状況に応じて適切な金額を設定しましょう。現金でもらった場合でも、内祝い品としてギフトやカタログギフトなど品物で返すのが一般的です。
会社から結婚祝いをもらった場合
会社から結婚祝いをもらうケースも多くあります。この場合の対応は出産祝金と似ていますが、いくつか異なる点もあります。以下に、結婚祝いをもらった際の注意点と体験談を紹介します。
慶弔見舞金制度による結婚祝い金
「会社の慶弔見舞金制度で結婚祝いとして10万円をいただきました。人事部からご祝儀袋で手渡されました」(20代女性)
多くの会社では慶弔見舞金制度の一環として結婚祝いを支給しています。金額相場は会社によって異なりますが、出産祝金よりも高額な場合が多いです。この場合、通常はお返しのギフトは不要ですが、お礼状を送ることが望ましいでしょう。女性従業員と男性従業員を問わず、慶弔見舞金結婚祝いと合わせて慶弔休暇の説明を受けることもあります。
同僚からの祝い金とお返し
「結婚の際は職場の同僚から祝金をいただき、お返しにカタログギフトを贈りました。みんなで選んで楽しんでもらえたようです」(30代ママ)
同僚から個人的に結婚祝いをもらった場合は、出産内祝いと同様にお返しをするのが一般的です。金額相場はもらった額の3割〜5割程度が適当です。カタログギフトやギフトセットが人気ですが、体験ギフトなどおすすめの選択肢も増えています。夫の職場からもらった場合も同様の対応が求められます。
職場での祝賀会
「結婚の報告後、部署で祝賀会を開いてもらいました。その際、みんなからギフトをいただいたので後日内祝いギフトを贈りました」(20代ママ)
職場で祝賀会が開かれる場合もあります。この際、同僚からギフトや現金をもらうことがあります。お返しにはカタログやセットものの内祝いギフトが適しているかもしれません。名入れギフトを選ぶのもよいでしょう。産休や育休、復帰後の仕事についての話題で盛り上がることも多いようです。
福利厚生としての結婚祝い
「妊娠と結婚が同時期だったので、会社から結婚祝いとして、新婚旅行の体験ギフトとベビー用品のカタログギフトをいただきました。慶弔休暇と組み合わせて利用できて助かりました」(30代ママ)
現金ではなくギフトとして結婚祝いを贈る会社もあります。結婚祝いであればカタログギフトや旅行券などの体験ギフトが一般的のようです。この場合も通常はお返しは不要ですが、使用後に報告やお礼をするとよいでしょう。出産祝いと合わせてベビー用品やお米などの生活必需品がもらえるカタログギフトなどを贈る会社もあるようです。
以上のように、結婚祝いの場合も状況に応じた適切な対応が求められます。出産祝金と同様、会社の制度や職場の雰囲気を踏まえつつ、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
会社からの出産祝い金には必要に応じてお礼をしよう
会社からの出産祝い金は、福利厚生の一環でもらう場合や、部署一同、上司や同僚から個人的にもらう場合があるようです。どういった形でもらうかで相場も異なるかもしれません。
会社から福利厚生でもらった場合にはお礼は必要ないようですが、部署一同や上司や同僚から個人的にもらった場合には出産内祝いを贈るとよさそうです。どのような出産内祝いをいつ贈るか考えた上で、お礼をできるとよいですね。