断乳のタイミングと進め方。スムーズに進めるコツや注意点

断乳のタイミングと進め方。スムーズに進めるコツや注意点

育児のなかでママたちを悩ませる、断乳のタイミング。さまざまな事情から断乳せざるを得ない場合もあるでしょう。今回は、ママたちの体験談をもとに、断乳の進め方やコツ、断乳を行うときの注意点などをご紹介します。

断乳とは?

さまざまな事情から母乳やミルクの断乳を考えるママもいるかもしれません。赤ちゃんが昼夜問わずおっぱいを欲しがってママ自身がゆっくり休めなかったり、仕事復帰が迫っている方もいるでしょう。

一般的に、子どもが成長していくなかで自然と母乳やミルクを欲しがらなくなった状態として使われる「卒乳」に対して、「断乳」とは、意図的に母乳やミルクを断つことを意味しているようです。

断乳についてママたちの声を聞いてみると、実際に行うタイミングやスムーズに進める方法、コツなどについて知りたいという声が多くありました。

断乳の時期はいつ?

断乳についての大きな悩みのひとつに、いつ頃行うかということがあるようです。
iStock.com/paulaphoto
iStock.com/paulaphoto
2人目の妊娠や母乳トラブル、ママの体調不良、離乳食の進みの悪さなど、断乳を決心する理由にはさまざまなことが挙げられるようですが、子どもが1歳や2歳の誕生日を迎えたときや、保育園入園が決まったときなど、子どもにとっての節目を境に断乳に踏み切ったという声もありました。

しかし、断乳をする時期にはそれぞれ個人差もあるため、焦ることなく子どもの様子を見守りながら決めるとよいでしょう。

断乳の進め方とポイント

ママたちの声をもとに、断乳の進め方とポイントについてまとめました。

断乳1日目

授乳がないことに子どもだけでなくママもまだ慣れずに不安な1日をすごす方もいるでしょう。実際に、午前中は機嫌よくすごしていたものの、昼食後におっぱいを求めてずっと泣いていたので、心苦しくなったというママの声もありました。

断乳後もまずは生活リズムを崩さないように心がけ、授乳の時間帯は抱っこしたり絵本を読むなどしてスキンシップの時間にあてるとよいようです。ママを見ると、おっぱいを思い出してしまうこともあるため、断乳1日目はママと離れて実家ですごす時間を少し作ってもよいかもしれません。

ママ一人で抱え込まずに、パパや両親など、頼れる人に協力をあおいで、断乳1日目を乗り越えましょう。

断乳2日目

断乳2日目の子どもの様子を聞いてみると、まだまだおっぱいが忘れられずに、服をめくって欲しがる様子を見せたり、初日より大泣きをして大変だったという声もありました。

なかには、おっぱいを欲しがるものの、離乳食はしっかりと食べるようになったため様子を見守ろうと思ったママもいるようです。

子どもがおっぱいを欲しがるときは、「おっぱいバイバイしたよ」や「いっしょに遊ぼう」、「あれ、何かな?」など、声かけを工夫して、おっぱいから気をそらせるよう心がけてみましょう。言葉がまだわからない月齢でも、しっかり理由を伝えるということを意識したというママの声もありました。

また、子どもにおっぱいを見せないようにすごし方を工夫したり、隠して対応するなど、子どもがおっぱいを見て思い出さないようにしてもよいかもしれません。

断乳3日目

断乳3日目を迎えると、泣くことが減り、落ち着いた様子を見せる子どももいるようです。なかには、すっかり忘れてすごしていたという声もありました。

それに伴い、夜の寝かしつけの方法にも変化が見られるかもしれません。断乳後、抱っこで寝かしつけていたママの中にも、添い寝や背中をトントンする方法に変えてみるとうまくいったり、絵本の読み聞かせですんなり寝てくれたという方もいました。
Kdonmuang/Shutterstock.com
Kdonmuang/Shutterstock.com
断乳後、子どもが寂しさを感じないように、スキンシップをたくさんとることがスムーズに進めるポイントのひとつのようです。

断乳4日目以降

断乳4日目になると、少しずつおっぱいなしの生活に慣れて落ちついてきたという声がある一方で、まだまだ泣くという声もあり、子どもの様子はさまざまなようです。

日中は外へ出て体を動かしたり、お腹が空いておっぱいを欲しがる前に食事をして離乳食中心の生活を心がけるとよいかもしれません。

断乳のコツ

断乳をスムーズに進めるために、ママたちはどのような工夫をしているのでしょうか。

断乳のコツについて、ママたちの体験談をもとにご紹介します。

おっぱいに絵を描く

おっぱいに絵を描いて進める断乳について知りたいママもいるかもしれません。

実際に絵を描くときは、乳首が見えると子どもがおっぱいだと気づいてしまうかもしれないため、乳首を目立たせないような書き方をするとよいかもしれません。また、子どもに分かりやすいシンプルな絵にすることもポイントのようです。

断乳が数日間続くことを考え、お風呂に入っても消えにくそうな油性ペンを使って、書き直しの手間を省いたという声もありました。直接皮膚に書くのが気になる場合は、大きめの絆創膏に油性ペンで絵を書いて貼るのもよいでしょう。

断乳を始める前は、大好きなおっぱいが急にほかのものに変わって子どもが戸惑わないように、おっぱいがほかのものに変身するという内容をあらかじめ子どもに話しておくと安心かもしれません。

入眠儀式を作る

iStock.com/SolStock
iStock.com/SolStock
寝る前に絵本の読み聞かせを毎日の習慣にしたというママがいました。

ほかにも、寝る前に寝室を薄暗くしてすごしたり、布団に入ってお腹をトントンしたりしてもよいでしょう。子どもに合った入眠儀式を作ってあげると、子どもも自然と寝てくれるかもしれません。

家族に協力してもらう

昼寝や夜の睡眠前やお風呂のときなど、子どもが授乳を思い出して、断乳後にママが苦労するケースもあるでしょう。

そのようなときは、パパや家族と協力しながら進めるとよいかもしれません。交代で抱っこをしたり、寝かしつけやお風呂を任せたというママの声もありました。

家族に協力してもらう環境を整えるために、パパの休みや仕事が忙しくないときにあわせて断乳することを考えてもよいでしょう。

子どもとの新たな楽しみを見つける

断乳でママ自身がつらい気持ちや寂しい気持ちになることもあるようです。

断乳は子育てのなかでの一つのステップとして捉え、これからの子どもの成長を楽しんでいこうと気持ちを切り替えることが大切かもしれません。

子どもの今後の成長の中には、おっぱいをあげること以上に楽しいことがいっぱい待っています。子どもにたくさんの愛情を注いで、前向きに乗り越えていけるとよいですね。

ママの食事を工夫する

断乳中の食事について、食事制限などについて気になるママもいるようです。

助産師さんと相談しながら、食事制限の期間を決めたという声や、野菜を多めに使ったヘルシーなメニューやレシピで栄養バランスに配慮したという声が聞かれました。
BarbaraGoreckaPhotography/Shutterstock.com
BarbaraGoreckaPhotography/Shutterstock.com
断乳中も食事を楽しめるように工夫できるとよいかもしれません。

断乳についての注意点

断乳後におっぱいが張ったり、カチコチに固まって激しい痛みに悩むママは少なくないようです。そのままにするとしこりや乳腺炎の原因になるかもしれません。

乳腺炎とは、おっぱいに痛みや腫れなどさまざまな症状が現れる感染症です。母乳がつまって起こる「急性うっ滞性乳腺炎」と、細菌感染によって起こる「急性化膿性乳腺炎」の2種類があるようです。

このような乳腺炎を防ぐためには、自分で搾乳をしたり氷で冷やしたりすることが大切です。ほかにも、母乳外来でおっぱいマッサージの手順を教えてもらったり、細菌が乳頭から侵入して起こる急性化膿性乳腺炎を防ぐために、乳頭を清潔に保つことを心がけたという声も聞かれました。
おっぱいのしこりや張りが気になるときには、助産師さんや医師に相談することが大切でしょう。

ケアをやめたときに再び症状が出たり、悪化したときは早めに受診をし、どうしても痛みが我慢できないときには、病院で痛み止め薬を処方してもらえる場合もあるので、医師に相談すると安心です。

前向きな断乳を

iStock.com/violet-blue
iStock.com/violet-blue
断乳はタイミングや進め方など、ママにとって悩むことも多くあるようです。できるだけ、子どもにとってストレスがないよう、様子を見守りながら進めていくとよいかもしれません。

断乳をするときは、授乳以外の入眠儀式を作ったり、おっぱいに絵を描くなど、それぞれの子どもに合った方法を見つけてみましょう。授乳を子育ての中の一つのフェーズとして捉え、今後の成長において楽しみを見つけられるように前向きな気持ちをもつことも大切なようです。

授乳のない生活をママも子どもも笑顔ですごせるよう、お互いにとって幸せな断乳ができるとよいですね。

2021年04月26日

産後の関連記事

カテゴリ一覧