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断乳を寂しいと感じるとき。ママたちの乗り越え方とは
断乳を前向きに捉えるママたちの体験談
断乳を決意したものの、何だか寂しい気がしたり辛いと感じたりするママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、断乳を経験したママたちの体験談を交えながら、断乳の乗り越え方についてご紹介します。
断乳を考えるとき
授乳中のママたちが断乳を考えるときの理由には、ママの仕事復帰や保育園への入園、次の子の妊娠、完全に離乳食へ移行したいなど、それぞれの家庭やママによって、さまざまな事情があるのではないでしょうか。
断乳を決めたママのなかからは、自然と子どもがおっぱいから離れる卒乳と違い、ママの意志で行う断乳は、まだ早いのではないか、子どもが寂しいのではないかと辛い気持ちになったという声も聞かれました。
断乳を寂しいと感じたり、辛いと感じたりしたときの乗り越え方がわかれば、断乳を前向きなものとして捉えられるかもしれません。断乳したママたちは、どのようにして断乳を乗り越えたのでしょうか。
断乳を寂しいと感じたとき
実際に断乳を行ったママたちは、どのような気持ちになったのでしょうか。ママたちに、断乳したときの気持ちを聞いてみました。
意外とあっさり断乳が成功
30代ママ
おっぱいが大好きだった子どもなのに、意外とあっさり断乳できたことで、ママの気持ちがそれについていけず、より一層寂しい気持ちになってしまうということがあるようです。
一日に何回も授乳をしていたのに、思っていたよりあっさりとおっぱいを欲しがらなくなって拍子抜けするとともに、しばらくは心に穴が空いたような気持ちになったというママの声もありました。
子どもとの繋がりがなくなってしまうと感じた
20代ママ
もう授乳をしないことで、子どもとの繋がりがなくなってしまうような気がして寂しい気持ちなりました。授乳中はしんどいと感じるときもあったけれど、もうおっぱいを飲んでいる子どもの顔が見られなくなるのが寂しいです。
大変なこともある授乳でも、いざ断乳してみると子どもとの繋がりがなくなると感じ、寂しい気持ちになるママもいるようです。ママのなかからは、断乳の日が近づくに連れて、もう本当におっぱいの時間はなくなってしまうのだと思うと、だんだんと寂しい気持ちが募っていったという声も聞かれました。
断乳で辛いと感じたとき
断乳を行って、辛いと感じるママたちもいるようです。断乳が辛いと感じたときの気持ちを、ママたちに聞いてみました。
大号泣されたとき
30代ママ
断乳を決行しましたが、娘は服をめくってきて、泣き疲れて眠るまで大号泣していました。涙の筋が娘の頬に残っているのを見て辛い気持ちになりましたが、これでまたあげても同じことの繰り返しだと思い、心を鬼にしました。
子どもが泣いているのに、おっぱいをあげられず辛い気持ちなったというママの声がありました。ついあげたい気持ちになったけれど、あげたりあげなかったりはよくないと聞き、1週間辛い日々を耐え抜いたというママもいました。
寝られないとき
30代ママ
断乳した日は一晩中夜泣きが続き、2時間しか睡眠できませんでした。体力的にも辛いし、断乳をあきらめそうになりました。しかし、日に日におっぱいのことは忘れていったようで、4日くらいで夜も熟睡してくれるようになりました。
40代ママ
なかなか寝てくれないし、寝ても起きるの繰り返しが1週間ほど続き、体力も限界でした。1カ月ほど経ってから、パタリと寝てくれるようになりました。
断乳を決行したものの、赤ちゃんの寝つきが悪く、睡眠時間が削られて体力的に辛いと感じるママもいるようです。しかし、それもいつまでも続くわけではなく、数日間の修行と考え乗り越えたというママもいました。
ママたちの断乳の乗り越え方
断乳で辛い気持ちや寂しい気持ちを、ママたちはどのようにして乗り越えたのでしょうか。ママたちに、断乳の乗り越え方について聞いてみました。
子どもの心を満たす工夫をする
20代ママ
昼間は、子どもが好きなことや楽しめることを思いきりしてすごし、おっぱいを忘れさせました。その甲斐あって、夜は疲れてぐっすり寝てくれましたよ。
30代ママ
娘に「大好き」という言葉と共に、普段の何倍も抱きしめるなど、スキンシップを大切にしました。娘だけでなく、私自身の寂しい気持ちも癒されたと感じます。
子どもが満足するまで遊びに付きあったり、スキンシップをとったりすることで、おっぱいをあげなくてもママの愛情は変わらないということを子どもに示したというママの声がありました。それにより、子どもだけでなく、ママ自身の気持ちも救われるということもあるようです。
子どもとの新たな楽しみを見つける
20代ママ
断乳はしたけれど、これからは、おっぱい以上の愛情を与えるんだと気持ちを切り替えました。
30代ママ
年上の子どもがいるママ友に、辛い気持ちを打ち明けたところ「これから子どもの成長に伴って、おっぱいをあげるより楽しいことがたくさんある」と言われました。断乳は子育てにおいての一つのフェーズにすぎないと考え、おっぱいをあげないことへのこだわりを捨てました。
断乳は子育てのなかでの一つのステップとして捉え、これからの子どもの成長を楽しんでいこうとするママの声がありました。おっぱいをあげなくても、たくさんの愛情を注いで、乗り越えていけるとよいですね。
今は辛い断乳もいつか楽しい思い出に
断乳中のママのなかには、授乳が終わることで喪失感を感じて、辛い気持ちや寂しい気持ちを抱えてしまうこともあるようです。先輩ママたちからは、断乳しても愛情が変わるとか役目が終わったということではなく、むしろこれからもっと楽しいことがあると気持ちを切り替え、子どもの成長を楽しみに感じるようになったという声がありました。
自分なりの乗り越え方を見つけ、いつか断乳も楽しい思い出になり、笑い話として成長した子どもに話してあげられるとよいですね。
断乳を実行すると決めた日に、乳首に絆創膏を貼りました。1歳半の息子はおっぱいが大好きだったのに、「ママいたいね」とあっさり離れていきました。未熟児で生まれて、今日まで一生懸命授乳して育てたことを思い出し、寂しい気持ちになりました。