【母乳の授乳時間は何分か】赤ちゃんの月齢別の時間、長いときや短いときの工夫

【母乳の授乳時間は何分か】赤ちゃんの月齢別の時間、長いときや短いときの工夫

授乳時間は赤ちゃんによって異なる

2023.12.14

新生児や生後1カ月、2カ月の赤ちゃんがいるママは、授乳時間の目安はどれぐらいがよいのか、母乳育児をしているママなら母乳は両側から何分ずつ吸わせるとよいのか、気になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、母乳育児をしている前提で、授乳時間を何分間にしているのかや、赤ちゃんへの授乳時間が長いときや短いときの工夫などを、ママたちの体験談でご紹介します。

母乳の授乳時間に関する悩み

iStock.com/Satoshi-K
iStock.com/Satoshi-K

出産して赤ちゃんのお世話が始まると、授乳時間に関する悩みをもっているママもいるようです。母乳育児をしているママたちはどのようなことで悩んでいるのでしょうか。

3カ月の赤ちゃんのママ
3カ月の赤ちゃんのママ

「母乳だとどれくらい飲めているのか目で見て判断できないので、授乳時に母乳を何分ずつ吸わせると赤ちゃんが満足するのかわからずにいます」

2カ月の赤ちゃんのママ
2カ月の赤ちゃんのママ

「1回の授乳にすごく時間がかかってしまいます。いつも授乳時間が長くなりすぎてしまうので、片方何分ずつ吸わせるとよいのか知りたいです」

2カ月の赤ちゃんのママ
2カ月の赤ちゃんのママ

「まだ母乳を吸うことに慣れていないためか、授乳をしても飲み始めてすぐに寝てしまいます。なのに布団に寝かすとすぐに起きてしまいます。母乳をしっかり飲めているのかそうでないのかがわからないのが悩みです」

母乳の場合、何分間授乳をすればよいのか、何分ずつ吸わせるようにすればよいのか目安がわかりにくいという悩みがあるようです。また母乳育児をしているママにとって、授乳時間が長かったり、逆に短かったりすることがあり、母乳が足りていないのか、どれくらいで終わってもよいのかの判断が難しいということもあるようです。

【体験談】母乳育児中の赤ちゃんの新生児からの月齢別授乳時間

iStock.com/Yagi-Studio
iStock.com/Yagi-Studio

母乳育児をしているママたちは、1回の授乳に何分くらいかけているのでしょうか。新生児、1カ月、2カ月以降の赤ちゃんを育てているママたちに、授乳時間について聞いてみました。

新生児の赤ちゃんへの授乳時間

3カ月の赤ちゃんのママ
3カ月の赤ちゃんのママ

最初は勢いよく飲んでくれるのですが、すぐに眠そうにしてしまうので、赤ちゃんの様子をみながら3分か5分程度でもう片方に切り替えるように意識していました。

4カ月の赤ちゃんのママ
4カ月の赤ちゃんのママ

助産師さんに1回の授乳時間の目安は20分程度でと聞いたので、最初の頃は10分ずつで切り替えるようにしました。片方だけ飲んで終わってしまうこともよくありました。

新生児の頃はまだ授乳に慣れておらず、授乳の途中で赤ちゃんが寝てしまうということもあるようです。短い授乳時間でも両方バランスよく飲めるように、時計を見ながら何分ずつ吸わせるかを決めたというママの声もありました。

生後1カ月の赤ちゃんへの授乳時間

5カ月の赤ちゃんのママ
5カ月の赤ちゃんのママ

授乳のリズムがつかめてきたのか、両方10分ずつ飲むと満足して離すようになりました。吸う力も強くなってきたなと感じます。

3カ月の赤ちゃんのママ
3カ月の赤ちゃんのママ

いつも母乳を飲みながら寝るのですが、寝付けないとき20分以上吸っていることもあります。

生後1カ月くらいになると授乳のリズムをつかめるようになる赤ちゃんもいるようです。1回に飲む量も増え始め、授乳時間の間隔があくようになったというママの声もありました。

生後2カ月以降の赤ちゃんへの授乳時間

3カ月の赤ちゃんのママ
3カ月の赤ちゃんのママ

うちの子はお腹がいっぱいになるとパッと口を離すようになりました。母乳をあげ始めて10分くらいで飲み終わるのですが、その後床に寝かせるとご機嫌に遊ぶので満足したんだなとわかります。

3カ月の赤ちゃんのママ
3カ月の赤ちゃんのママ

最初はしっかり母乳を飲んでいるのですが、ある程度満足すると授乳中におっぱいをくわえたまま遊び始めるようになり、授乳に30分以上時間がかかることもあります。

生後2カ月以降になると、赤ちゃんの授乳時間もだいぶわかるようになってきたというママの声がありました。一方で、赤ちゃんの様子や機嫌次第で授乳時間が長くなったり短くなったりすることもあるようです。

赤ちゃんへの授乳サイン

iStock.com/Zurijeta
iStock.com/Zurijeta

一般的に、おなかが空いてきた赤ちゃんには、以下のような行動が見られます。赤ちゃんに母乳を上げたほうがいいのか、それとも切り上げるか悩んだときには、参考にしてください。

赤ちゃんが出している母乳が欲しいときのサイン

  • 手を口元に持っていく
  • 手や足を握りしめる
  • 舌を出す
  • おっぱいを吸うように口元を動かす
  • 口元でおっぱいを探すしぐさをする
  • 体をモゾモゾ動かす
  • 「クーハー」というようなやわらかい声を出す

生まれたての赤ちゃんは、おっぱいが欲しくて泣いても、泣き疲れてそのまま寝てしまうこともあります。おっぱいをあげそびれないようにするためにも、赤ちゃんが発しているサインを読み取れるようにしたいですね。

出典:産後2週間を過ぎたママのための授乳のギモン解消ガイド(P4)/厚生労働省 2019年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「授乳・離乳の支援ガイド」の普及啓発に関する調査研究

こちらの記事も読まれています

母乳育児で授乳時間が長いときや短いときはどうする?

iStock.com/maroke
iStock.com/maroke

授乳時間が長いと、ママも大変ですよね。逆に授乳時間が短いと、赤ちゃんは母乳の量が足りているのか心配になることもあるかもしれません。授乳時間が長いときや短いとき、赤ちゃんに対してママたちはどうしているのでしょうか。

赤ちゃんへの授乳時間が長すぎるとき

4カ月の赤ちゃんのママ
4カ月の赤ちゃんのママ

赤ちゃんが母乳を飲み始めて30分以上たったら、一度赤ちゃんをおっぱいから離してみてオムツを替えたり、汗をかいていないか寒くないかを確認したりしています。

3カ月の赤ちゃんのママ
3カ月の赤ちゃんのママ

授乳時間が長いときは母乳が足りていないかもしれないと思い、自分の中で何分たったら1回休憩と決めるようにしました。それで赤ちゃんがぐずるようなら足りていないと判断し、ミルクをあげるようにしています。

授乳時間が長すぎるときは、何分ずつ飲ませるなどある程度時間を区切るようにしているというママの声がありました。授乳後に赤ちゃんが機嫌よく遊べているかどうかを見て、また母乳をあげるかミルクを足すかを決められるとよいかもしれませんね。

赤ちゃんへの授乳時間が短いとき

4カ月の赤ちゃんのママ
4カ月の赤ちゃんのママ

赤ちゃんが母乳を飲み始めてすぐに寝てしまうときは、赤ちゃんの足の裏をくすぐって起こしてから飲ませるようにしていました。

30代ママ
30代ママ

1回の授乳時間が短く、片方飲んで終わってしまったので、次の授乳時間を早めにして反対側の母乳を赤ちゃんに飲ませるようにしています。

1回の授乳時間が短いと、赤ちゃんは母乳が足りているかなど心配になるママもいるようです。その場合は、少し環境を変えて授乳を続けて、次の授乳までの時間を短くするなどしたというママの声もありました。

赤ちゃんへの授乳時間のリズムを作るための工夫

赤ちゃんの授乳リズムを作るために、ママたちが工夫していることはあるのでしょうか。聞いてみました。

授乳をしたら授乳時間のメモをとる

2カ月の赤ちゃんのママ
2カ月の赤ちゃんのママ

出産した病院で授乳やオムツ替えの時間をメモするように指導されたので、生後2カ月ですが、今でもメモを取り続けています。最近は授乳リズムがついてきたのか、赤ちゃんへの授乳時間や授乳間隔も一定になってきました。

授乳時間をメモしているママがいました。毎日メモをつけていると授乳時間の長さの違いや授乳間隔の違いに気づくことができ、赤ちゃんの様子をより注意深く観察することができるので役立っているというママの声もありました。


赤ちゃんの様子をしっかり見ながら授乳する

4カ月の赤ちゃんのママ
4カ月の赤ちゃんのママ

最初は何分かけて母乳を飲ませるとか、片側何分ずつとか気にしていましたが、だんだん慣れてきて気にならなくなりました。今は赤ちゃんの様子からお腹がいっぱいになったか、足りていないなどがわかるようになりました。

母乳育児中のママも授乳に慣れてくると、赤ちゃんの様子から足りているのかどうか判断できるようになってくるかもしれません。授乳中も赤ちゃんの顔の表情を見ながら、切り替えるタイミングや終わる目安を決めるようにしているというママの声もありました。

授乳と授乳時間は赤ちゃんとのコミュニケーションタイム

iStock.com/Wavebreakmedia
iStock.com/Wavebreakmedia

赤ちゃんが何分母乳を飲んでいればよいか、片側何分ずつ吸わせるのがよいかなど、母乳育児では授乳時間について気になるママもいるようです。新生児期や生後1カ月、2カ月頃の赤ちゃんだと、赤ちゃんもママも授乳のリズムがつかめず、何分間飲めばよいかわからないこともあるようですが、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ感覚をつかめていけるとよさそうです。

授乳は赤ちゃんとのコミュニケーションタイムと思い、ママと赤ちゃんがリラックスできる授乳時間を作れるとよいですね。

2023.12.14

産後カテゴリの記事

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る
不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親はどうあるべきかを専門家に聞いていきます。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。