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1歳児におすすめのちくわを使ったレシピ。子どもに与えてよい時期や与えるときのポイント
煮物やうどんなど、離乳食完了期レシピの作り方
1歳児の離乳食レシピを考えるママやパパのなかには、ちくわを子どもにいつから与えてよいのかや、子どもがよろこぶちくわを使ったレシピの作り方を知りたいという方もいるかもしれません。そこで今回は、離乳食期の子どものレシピを考える方のために、ちくわを使えるようになる時期やおすすめレシピ、取り入れるときのポイントなどを、ママたちの体験談を交えながらご紹介していきます。
1歳児はちくわを食べられる?
1歳をすぎると、食べられる食材が増え、食べ物の好みが出てきたり食事への興味が増したりする子どももいるのではないでしょうか。毎日ごはんのレシピを考えるママたちのなかには、そんな子どものために、ちくわを取り入れてレシピのレパートリーを増やしたいと考えている方もいるでしょう。では、ちくわは子どもにいつから与えてもよいのでしょうか。ママたちに聞いてみました。
ちくわはいろいろなレシピに使えて便利で、手軽にタンパク質源を摂れるので、離乳食後期頃から使いたいなと思っていましたが、調べてみると離乳食完了期が終了してから与え始めるのでもよいと知りました。
塩分が多いイメージだったので、離乳食完了期を終えてから少しずつ取り入れるようにしていました。
ママたちの体験談によると、ちくわを子どもに与える時期は、離乳食完了期以降の方が多いようでした。
厚生労働省の資料によると、離乳食完了期は1歳~1歳半頃とされています。なかには、子どもの離乳食の進み具合に合わせて、1歳半前後を目安に幼児食に移行する子どもも多いようです。
ちくわは、そんな離乳食完了期から、与えるとしても少量から始めるのがよさそうです。また、塩分の多さや噛みづらさの点から積極的に摂らなくてもよいといわれています。
子どもの離乳食や幼児食の進み具合に合わせて、様子を見ながら少しずつ与え、不安な場合は離乳食完了期が終了してから与え始めるのがよいでしょう。
1歳児にちくわを与えるときのポイント
ちくわを使ったレシピを用意するときに、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。以下にまとめました。
アレルギーに注意する
ちくわの原料は魚のすり身ですが、食品添加物や卵、砂糖や塩などさまざまなものが含まれているようです。原料の白身魚や卵白などが食物アレルギーを引き起こす食材でもあるようなので、袋に記載されている食物アレルギーの表示をしっかり確認することも大切かもしれません。
卵が使われていないものや、食品添加物が少ないちくわもあるため、原材料をよく確認しながら選ぶとよいでしょう。
やわらかいものを選ぶ
ちくわにはさまざまな種類が販売されており、どれを選ぶとよいか迷うこともあるでしょう。
そのようなときは、比較的やわらかい、そのまま食べることができるちくわを選ぶとよいようです。煮込み用として売られている物は長時間煮込んでもかたさが残るため、避けた方がよいかもしれません。
塩抜きをして細かく刻む
ちくわを子どもに与えるときは、塩抜きをするとよいようです。鍋に水を入れて沸騰させ、切ったちくわを入れて数分茹でましょう。
弾力があるちくわは、子どもが噛みづらいかもしれないため、しっかり噛んで飲み込めるように、細かく刻むとよいでしょう。すり鉢などですりつぶすという調理方法もあるようです。
薄味を意識する
1歳の子どもが食べやすいように、薄味を意識しながら用意しているママやパパは多いでしょう。
ちくわにある塩気を考えて、調味料の量が少なめになるように意識しながら調理していたというママの体験談もありました。
1歳児が食べられるちくわを使ったアレンジレシピ
1歳児がおいしく食べられる、ちくわを使ったレシピをご紹介します。
ちくわと昆布の煮物
1.乾燥タイプの刻み昆布5gを洗って戻し、食べやすい大きさに切る
2.ちくわ1/3本を細かく刻んで塩抜きする
3.にんじん5gを食べやすい大きさに切る
4.鍋にだし汁1/2カップと、1を入れて煮立てる
5.4に3を加えて煮る
6.にんじんがやわらかくなったら、2としょうゆ少々を加えて、落とし蓋をして煮る
7.6を器に盛りつけて白すりごま少々をふりかける
ちくわと昆布のうまみを味わえる煮物は、炊き込みご飯などの和風のレシピと相性がよいかもしれませんね。
栄養を意識してじゃがいもや玉ねぎなどの野菜や、子どもが食べやすく舌ざわりもなめらかな豆腐などを取り入れてもおいしく食べられるでしょう。
ちくわと卵のおじや
1.ほうれん草5gを茹でて水にさらし、水気を切って細かく刻む
2.ねぎ5gを細かく刻む
3.にんじん10gを5mm角に切る
4.ちくわ1/3本を細かく刻んで塩抜きする
5.鍋にだし汁1カップと、1~4、ご飯50gを入れて煮る
6.5に溶き卵1/2個を回し入れて、火を通す
7.6にしょうゆ少々を加えて味つけする
ちくわやにんじん、ほうれん草などさまざまな食材が入って、栄養満点なおじやは、いろいろな食感を楽しみながら味わえるかもしれません。
だし汁を野菜スープに変えて洋風の味つけにしてもおいしいでしょう。
みそうどん
1.にんじんと大根、白菜と豆腐それぞれ10gを食べやすい大きさに切る
2.ちくわ1/3本を細かく刻み、塩抜きする
3.鍋にだし汁1カップと、1と2を入れて煮る
4.茹でうどん80gを食べやすい長さに切る
5.3に4を加えて煮る
6.5にみそ小さじ2/3を加えて味つけする
1歳頃の子どもにうどんを与えるときは、2~3cmの長さに刻むと食べやすくなるでしょう。離乳食・幼児食の進みに合わせてうどんの長さを調節しましょう。
ちくわとキャベツのチヂミ
1.キャベツ20gをみじん切りにする
2.耐熱容器に1を入れて、ラップをかけて電子レンジで30秒ほど加熱する
3.ちくわ1/2本を細かく刻み、塩抜きする
4.2に3と、小麦粉大さじ3、水大さじ1と1/2、かつお節少々を入れて混ぜ合わせる
5.フライパンに油を熱して、4を入れて両面をこんがりと焼き、食べやすい大きさに切る
チヂミは、手で掴んだり、フォークで刺して食べられるので、1歳の子どもも食べやすいかもしれません。普段はピーマンを食べない子どもが、みじん切りにしたピーマンをちくわといっしょにチヂミにするとおいしそうに食べてくれたという体験談もありました。
おやきのように形を丸く整えて焼くのもよいでしょう。しんなりとしたキャベツと弾力のあるちくわの食感を楽しみながら味わえそうです。
ちくわの磯辺揚げ風
1.子どもが持ちやすいようにちくわを細長く切る
2.切ったちくわに青のりを混ぜた片栗粉をからめる
3.油を少しひいたフライパンで焼く
子どもにも大人にも人気のちくわの磯辺揚げを、離乳食期用にアレンジしたレシピです。ひと口サイズにすると1歳頃の子どもでも手づかみ食べしやすいかもしれません。
ちくわを使ったレシピで1歳児と食事を楽しもう
ちくわは1歳~1歳半頃の離乳食完了期から取り入れられる食材のようです。子どもにちくわを与えるときは、原材料を確認しながら食品添加物の少ないもので、煮込み用ではなく、そのまま食べることができるやわらかいものを選ぶとよいでしょう。
また、ちくわを茹でて塩抜きをしたり、使う調味料の量を減らすなど、調理方法を工夫するとよいかもしれません。また、ちくわをそのままの状態で与えずに、細かく刻んで少しずつ与えることも大切なポイントのようです。
離乳食期の子どものごはんを毎日用意するのは、ママやパパにとって大変なときもあるでしょう。しかし、今回ご紹介したように、煮物やうどんなど、1歳の子どもが食べられるちくわを使ったレシピはさまざまあります。栄養たっぷりなレシピを用意して、ママやパパもいっしょに食事を楽しめるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2024年10月4日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食・幼児食の一例です。新しい食材や料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
離乳食完了期の1歳頃から1歳半頃にかけて使っていました。調理方法は少量を細かく刻んで別のレシピに混ぜ合わせたりしていました。