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3歳から始められる習い事のおすすめ12選。それぞれのメリットや注意点も
3歳は言葉や身体の成長が見られ、個性・能力を伸ばすのに絶好なタイミング。新しい世界を広げてほしいという思いで、習い事を検討する保護者の方が多いようです。今回は、3歳から始められる人気の習い事をジャンル別にピックアップしながら、それぞれのメリットや注意点について考えてみましょう。
【3歳からおすすめ】音楽・楽器に触れる習い事
楽器や歌など音楽関係の習い事は定番と言えるでしょう。3歳から始められるカリキュラムや教室が多いこともあり、始めやすいことも人気の理由かもしれません。
0歳~2歳までは親子リトミックを体験しながら音楽への素地を作り、3歳以降は子どもが興味を持った楽器などに移行する方もいるようです。
ピアノ
ピアノは指でしっかり鍵盤を押さえることが必要なため、3歳から本格的なレッスンを開始する教室が多いでしょう。
譜読みや音感など音楽の基礎的な能力が身につくことから、音楽に触れるならまずはピアノからと考える保護者の方も多いようです。また、脳機能の向上も期待できると言われています。
楽器は自宅での練習が欠かせないため、自宅用のピアノを購入する家庭が多いでしょう。
ピアノはアップライトタイプや電子ピアノでもある程度のスペースと消音設備が必要なこともあり、コストがかかることも。講師によって機材が指定されることもあるようです。
出典:【専門家監修】早期教育で「音楽」を学ばせたい!メリットやデメリット、楽器別の教育の特徴
バイオリン
子どもサイズの「分数バイオリン」と呼ばれる最小のものを持てることが始める目安と言われているバイオリン。3歳頃から始める家が多いようです。
正しい立位を保ったまま音を奏でることから、正しい姿勢や集中力を養うことができます。弓を使って正しい音を出すには練習が必要なため根気が必要かもしれませんが、身につくものも大きいようです。
ただし、3歳からは子ども用、成長してくると身長に合わせた大きさのバイオリンを段階的に準備することも必要です。レンタルもあるのでかしこく利用できるとよいでしょう。
出典:幼児向けのバイオリン教室。教え方や練習時間、レッスン料などの値段
ドラム
ピアノやバイオリンなどに興味を示さなくても、ドラムならやってみたいと言う子はいるようです。手足を中心に全身を使うことや、リズム感を養えることからも人気が高い楽器の一つです。
ピアノのような個人教室は少ないようです。しかし、大手の音楽教室やスタジオなどでレッスンが行なわれていることが多いため、ほかの楽器などと並行して習うこともできそうです。
気になる点としては、自宅でドラムセットを準備して練習するのは難しく、スティックのみでの練習になってしまうことが多い点。練習方法などは教室で相談してみましょう。
出典:幼児のドラムはいつから習うことができる?練習方法や楽譜の見方
歌
「歌」と一口に言っても、ボーカル教室、ボイストレーニング、コーラス、ゴスペル、ミュージカルなど、教室によって趣向や傾向は多種多様です。
音楽学校への進学に向けて声楽を習いたいといったような場合は、受験対策用のレッスンをしてくれるソルフェージュやピアノ教室に通うといった選択肢があります。
また芸能関係を目指すような場合は、舞台を踏めるようなボーカル・ダンスレッスンやキッズミュージカルの劇団などが向いているかもしれません。目的によって講師に相談してみましょう。
歌が好きなようだけど、まだ子どもに何が合うか分からないという保護者の方もいるでしょう。さまざまなクラスがある音楽教室などで相談してみるのもよいかもしれません。
【3歳からおすすめ】スポーツなど身体を動かす習い事
定番のサッカーやスイミングに加え、その他の球技、ダンス、体操などキッズスポーツにもさまざまな種類があります。チーム競技か個人競技かなども選ぶポイントにしてみましょう。
スイミング(水泳)
親子スイミングなどで0歳から水に慣れておき、3歳くらいからキッズクラスへというパターンや、まずは3歳から親子クラスで始めて、小学生以降に本格的な水泳に移行するパターンなど、クラブによってさまざまな選択肢があるようです。
「水に顔をつける」「けのびをする」など、細かい段階に分けてレッスンが組まれていることがほとんどであるため、子どもにとって「できた!」の積み重ねが多い習い事と言えるでしょう。
全身をバランスよく使う有酸素運動なので、心肺機能や体力向上に効果があります。また幼児期に水泳を体験しておくだけで、就学後の水泳の時間に水や水着への着替えに慣れた状態で入ることができます。
サッカー
今ではキッズの習い事として男女問わず人気なスポーツがサッカーです。
幼児期から始めることで、体幹、持久力・瞬発力が身につくだけでなく、サッカーのルールやポジショニング、チームプレーを学ぶことにもつながるでしょう。
子どもがサッカーをやりたいなら最適ですが、チームプレーを体験させたいという親の意向があるなら、野球などほかのチーム競技も検討してみるのもよいでしょう。
ラグビーやホッケーなどキッズスポーツとしての競技人口が少ない場合も、地域や設備の有無によってはキッズクラスを設けていることもあります。
競技によってそれぞれの向き不向きもありますので、子どもが夢中になれる競技を探してみるのもよいかもしれません。
出典:サッカーの習い事のメリットや教室の選び方、幼児はいつから始める?
ダンス・バレエ
さまざまなジャンルに分かれているのがダンスレッスンの特徴です。
ヒップホップ、ジャズダンスなどから、チアダンス、フラダンスなども子どもに人気があります。スタジオによってアイドルダンスやK-POPダンスといったレッスンがあることも。
また、バレエやフィギュアスケートなどであれば専門の教室や講師を探す必要も出てくるでしょう。
どのジャンルであっても、全身運動で身体を動かしながら、表現力や礼儀作法などが身につくと言われます。チームワークや適度な競争心なども育まれるかもしれません。
基本的には、基礎運動や振り付けのレッスンを経て定期的に発表会が行なわれます。月々のレッスン代のほかに、衣装代や会場費、チケット代などがかかることも考慮しておきましょう。
出典:子どもに人気のダンス。幼児が習うメリットや費用など気になる疑問を解決
体操
鉄棒やマット、跳び箱などの器械運動を習うことができるのが体操教室です。スイミング同様に全身でバランスよく体幹を鍛えながら基礎体力の向上を目指せます。
多くの教室の幼児コースでは、鉄棒の前回りや後ろ回り、マット運動では前転や後転、側転などを身につけることができるようです。教室によってはトランポリンやアクロバットを教えてくれるコースも。
チーム競技や球技ではなく個人競技を体験させたいという場合に、体操は向いているかもしれません。
ほかの個人競技としては、かけっこ(陸上)やスポーツクライミング、剣道や柔道といった武道、空手やキックボクシング、レスリングなどの格闘技などがあります。
成人向けのジムなどでもキッズクラスを設けているところはあるので、近所の教室を探してみると子どもの個性に合う思いがけない競技が見つかるかもしれませんね。
【3歳からおすすめ】受験対策にもなる教育関係の習い事
3歳からの早期教育としておすすめの教育系の習い事をピックアップしました。受験対策や子どもの潜在能力を伸ばしたい、スポーツ以外の習い事を探している場合に検討してみましょう。
英語
早期教育に効果があると言われている英語は、幼児期からの習い事に最適でしょう。
ネイティブ講師によるオンラインレッスンや、地域の教室では大手英語教室の教材を使用したフランチャイズなど、開講スタイルが幅広いため、ニーズに合わせて探しやすいかもしれません。
キッズクラスでは、アルファベットの読み書きよりも歌や手遊び、ゲームなど遊び感覚でフォニックスや英単語に触れるところから始めるレッスンもあるので、クラス体験をしながら合いそうな教室を選ぶのがよいでしょう。
出典:子どもの習い事、英語はいつからがいいのか。人気の幼児教室、月謝や送迎、やめどきは
習字・書道
教室によっては3歳から始めることもできるのが習字・書道です。講師の自宅で習うケースが多いようですが、プリント学習教室内の習字クラスとして行なわれていることもあるようです。
習い事として習字教室に通うことで、道具の持ち方や使い方、姿勢を学びながら、集中力や礼儀作法を身につけることができます。国語やひらがな・漢字への興味喚起にもつながるかもしれません。
なにより文字を丁寧に描く技術や意識を幼児期から習得することは、一生ものの財産と考える保護者も多いようです。
出典:子どもが習字の習い事をするメリット。教育効果や始めるタイミング
プログラミング
プログラミングとは、コンピュータの動作に対して「コンピュータ言語」を使って指示を与える技術です。
子ども向けのプログラミング教室では、ゲーム作成などを通してコンピュータに「手順と道すじを設定し、的確な指示を与えながら目的を達成させるためのプログラムを行なう」ことを学びます。
プログラミングの基礎技術を学びながら、論理的思考や問題解決能力を身につけることもできることから、ゲームやロボット好きの子どもからの人気だけでなく、保護者からのニーズも高く、教室も増加傾向にあるようです。
また、創作したゲームなどの作品についてデモ動画や資料を作成し、スピーチを交えて大勢の観客の前でプレゼンテーションを行なう教室もあり、キャリア教育としての一面にも注目されています。
出典:プログラミングの教育効果は?習い事のメリットと選び方、体験談も
幼児教室
3歳からの「幼児教室」は、大きく分けると2種類に分けられます。
一つは、子どもの能力開発やIQ向上などを目指して、教室が提唱する独自の教育法を実施する教室。
もう一つは「小学校受験対策」に特化した幼児教育を実施している教室です。
カリキュラムが似通っていることもあるようですが、どちらを目的とするかによって教室の選択は大きく異なるでしょう。これに対して2歳以下を対象とした教室では、集団生活に慣れることを目的としたクラスもあるようです。
特に小学校受験を考えている家庭では、3歳から希望の学校への合格実績がある教室に通うことが多いようです。また、とりあえず幼児教室に通い子どもの様子を見ながら受験校を見極めるという保護者の方も。
目的と子どもの成長に合わせて教室を選ぶのがよいかもしれません。
出典:習い事はいつから始める?子どもの「好き」を見つけるために幼児教室を体験
3歳からの習い事は、子どもの傾向や適性を見極めながら成功体験を
スポーツや教育系の習い事のキッズクラスは、3歳以上を対象にしているところが多いようです。また講師の方針によっては、レッスン内容を年齢や発達に合わせてくれることも。
「うちの子はこれ!と限定せずに、音楽・スポーツ・教育系など組み合わせて試しながら、合うものを探す感覚で気軽に試してみるのもよいかもしれません。
どんな習い事も、3歳から始めないと遅れをとるということはありません。さまざまな体験をしながら子どもの興味や個性に合わせて親子がともに無理なく楽しめる習い事をセレクトしましょう。