こちらの記事も読まれています
子どもの習い事がある日の夕飯メニューどうしてる?おすすめや疲れた日の対策
子どもの習い事の送迎や付き添いが夕方の時間にかぶってしまうと、帰りが遅くなってしまうことから夕飯メニューに頭を悩ませてしまう保護者の方は少なくないようです。今回はそんな経験を持つ保護者の方への簡単メニュー提案や、保護者が疲れた日も無理なく夕飯が準備できる対策を紹介します。
食べそびれそうでも「夕飯抜き」はNG
子どもの習い事で忙しいと、ついつい夕飯が遅くなりがちではないでしょうか。
幼稚園・保育園や小学校から帰ってきてから通っている夕方の習い事は、ちょうど夕飯の準備時間と重なってしまうことが多いようです。
パパやママで分担していても、保護者の方が送迎や付き添いしていると夕飯メニューに悩むことが多いでしょう。特に子どもが夕方遅くに習い事から帰ってきて、そのまま疲れて寝てしまい、結局食べないまま翌朝に……なんてことも。
しかし、子どもの夕食抜きは要注意です。小さい子どもは肝臓機能が未熟なため、夕飯を抜くことで低血糖になってしまうことがあるようです。
夕飯を食べずに寝てしまった場合でも、そのまま朝まで寝かせずに適度なタイミングで一度起こして、少量でよいので食べさせることが必要と言われます。
また、夕飯は成長期の子どもにとって欠かせない栄養源です。夕飯を抜くと成長に必要な栄養素が不足し、健康や発育に悪影響を及ぼすことも。軽めの食事でも、寝る前に少しでも栄養を補給することが大切です。
習い事が終わる時間の目安
子どもの習い事の終了時間によって、その日の夕食メニューが左右されることがあるようです。運動系、文化・芸術系、学習系ごとに習い事の終了時間の目安とポイントをまとめました。
運動系
水泳、サッカー、体操、空手など、運動系の習い事は多岐にわたります。
これらの終了時間は年齢やスケジュールによって異なります。特に、小学校低学年の子どもが通う場合、ほとんどの習い事は17時から18時の間に終わることが多いようです。
チーム競技などグループで行う習い事では、同年代の子どもたちがともに活動するため、比較的早めに終わる傾向にあることも考えられます。
一方、小学校高学年になると、運動施設の予約状況やほかの団体との調整もあり、19時から20時、場合によっては21時前後まで活動することも少なくないでしょう。
体育館やコートなどの場所を借りている場合でも、その利用時間に準拠する必要があるため、終了時間が遅くなることがあるようです。
文化・芸術系
文化・芸術系の習い事には、ピアノ、バイオリンなどの楽器、絵画やダンスなどがあるでしょう。これらの習い事は個人レッスンが多く、先生と生徒のスケジュール次第で終了時間が大きく異なります。
特にピアノやバイオリンのレッスンでは、低学年の子どもは比較的早い時間にレッスンを受けることが多く、18時頃には終了することが一般的です。
しかし高学年の子どもが通う場合、先生が幼児や低学年の生徒を先に教えることが多くレッスンが遅くなるため、19時から20時頃に終了するケースもあるようです。
また、発表会やコンクールの前には事前練習が集中的に組まれることもあり、さらに遅い時間に帰宅するといったことも考えられるでしょう。
学習系
学習系の習い事といえば、英語、そろばん、書道などが挙げられます。これらはいずれもクラス編成による終了時間などは、文化・芸術系の習い事と同様のケースが多いでしょう。
小学校低学年の場合、もう少し早めの17時から18時に終了することが多いようです。また、小学校受験対策などを目的とした幼児教室などは、幼稚園の終了時間にあわせてさらに早い時間帯が多いようです。
最も終了時間が遅くなりがちなのは学習塾といえるかもしれません。特に中学受験に備えるために通う塾では、授業は放課後以降の夕方から夜にかけて行われ、19時から21時の間に終わることが一般的です。
塾によっては、試験前の特別講習などで22時まで授業が行われることもあります。これにより、子どもの睡眠時間や生活リズムに影響を与えることがあるかもしれません。
習い事の日におすすめの夕飯メニュー
子どもの習い事がある日の夕飯に最適な、火やオーブンを使わずに夕飯のメインが作れるほったらかしメニューを提案します。
マルチクッカーや炊飯器を使えば、習い事の送迎や付き添いがあっても帰宅してすぐ夕飯を出してあげられるのがうれしいですね。
電気圧力鍋を使ったメニュー
時短調理の強い味方としてだけでなく、習い事がある日の夕飯メニューを助けてくれるのが電気圧力鍋でしょう。
時間内すべて付き添わなくてはいけない習い事や、送迎のために送ったあとお迎えまで待機するような場合でも、出かける前に材料を入れてボタン設定するだけで、ほったらかし料理が完成します。
カレーやシチュ―、ロールキャベツなどの洋風煮込み料理、肉じゃがやおでんなどの和食の煮物、さばの味噌煮やぶり大根などの煮魚、豚の角煮やスペアリブといった肉料理など、洋風・和風を問わずさまざまな夕飯メニューをほったらかしで作れます。
無水鍋を使ったメニュー
鍋としてカレーやおでんなどの煮込み料理はもちろん、ミルフィーユ鍋や酒蒸しなどの蒸し料理、焼き魚や野菜炒めなどの焼き・炒めものまで、ひとつの鍋でさまざまな調理ができるのがうれしい無水鍋も活用したいですね。
旬の野菜と子どもたちの好きなお肉などを入れて蒸し料理や煮込み料理にすれば、栄養バランスにも配慮されてバリエーション豊かなメニューをすぐに食卓に並べることができます。
習い事で帰りが遅くなっても、お腹が空いた子どもにできたてを食べさせてあげられそうですね。
炊飯器を使ったメニュー
自動調理器や無水鍋のようなマルチクッカーがなくても、炊飯器でほったらかし料理が簡単に作れます。レシピサイトやSNSなどでも簡単なレシピを発信している投稿が多く見られるようです。
主な炊飯器メニューとしては、ラタトゥイユやもつ煮、肉じゃがなどの煮込み料理、蒸し鶏やローストビーフなどの肉料理、キッシュやパン、オムレツなどオーブン代わりにして作れるメニューなどがあります。
もちろんピラフやチャーハン、パエリアなどのご飯ものから、カレーやシチュー、パスタなど幅広いメニューを炊飯器で作ることができます。
習い事で保護者が疲れた時の夕飯対策
子どもの習い事は、高学年になるまで保護者が付き添いや見守りをするケースも多いでしょう。料理担当の保護者が疲れてしまった場合は無理をするのは禁物です。
子どもが好きな習い事を元気で長く続けられるために、保護者も無理せずに夕飯メニュー作りを外注することもかしこい対策です。ここでは試したい夕飯の外注手段を紹介します。
外食やテイクアウト
習い事が終わった後にすぐ立ち寄れる、アクセスの良いレストランやテイクアウト店をリサーチしておきましょう。帰宅途中に立ち寄れる場所をリストアップしておくと便利です。
多くの店舗では、事前に注文しておけば待ち時間を大幅に短縮できます。オンラインで注文できるサービスを活用し、習い事が終わる時間に合わせて夕飯メニューの受け取りができるように設定できるとスムーズです。
外食やテイクアウトでも、健康的な選択が可能です。野菜たっぷりのメニューやタンパク質を補えるオプションメニューを選ぶことで、子どもの栄養バランスを保つことができます。
宅食サービス
宅食サービスは、栄養バランスの取れた食事を自宅に届けてくれるサービスです。毎日の食事作りに時間を割かなくても、健康的な夕食を手軽に楽しむことができます。
宅食サービスの大きなメリットは、栄養バランスが考慮されたメニューが提供される点です。忙しい日でも、手軽に美味しく健康的な食事ができるため、子どもの成長をサポートすることができます。
宅食サービスを選ぶ際には、メニューのバリエーションや価格、配達エリアなどを確認しましょう。口コミや評判を参考にして、家族に合ったサービスを選ぶことが大切です。
多くの宅食サービスでは、レンジで温めるだけで食べられるメニューが揃っています。習い事から帰宅後すぐに夕飯が用意できるため、時間を有効活用できます。
家事代行
家事代行サービスを利用することで、夕飯作りの負担を大幅に軽減できます。プロのスタッフが自宅に来て、料理をはじめとした家事全般を手伝ってくれるので、忙しい保護者の強い味方です。
家事代行サービスには、定期利用やスポット利用など、さまざまなプランがあります。自分の生活スタイルやニーズに合わせて、最適なプランを選びましょう。
食材の買い物から依頼できるサービスも多く、メニューも指定したりおまかせしたりなど柔軟に利用できるので、アレルギーがある子どもがいる家庭でも安心です。
両親・義両親など家族の協力
忙しい日には、両親や義両親など、家族の協力を得ることも一つの手段です。あらかじめ予定を伝えておけば、夕飯の準備を手伝ってもらえるかもしれません。
家族で役割分担をして、夕飯の準備を進めることも効果的です。たとえば買い物だけ、下ごしらえだけ頼んでおくなど、相手の負担にならないよう依頼することもできそうです。
協力してくれた家族には感謝の気持ちを伝えることや、折を見てお礼をすることなどを忘れないようにしましょう。
子どもの習い事の発表会や試合に招待して、日頃の成果や成長を見てもらいながら感謝の気持ちを伝えるのもよいかもしれません。
習い事の日も夕飯メニューを手軽に充実させて
子どもの習い事で夕飯が遅くなったり、準備が大変な際の対策について考えてきました。
習い事の種類や終了時間によっては、子どもや保護者も帰宅が遅くなることが増えるでしょう。
習い事の日には、炊飯器や電気圧力鍋を使った簡単で栄養豊富な「ほったらかし料理」が便利です。また、外食や宅食サービス、家事代行、家族の協力を活用して、無理なく夕飯の準備を行いましょう。
夕飯を抜くことは成長期の子どもにとって大きなリスクなので、できるだけしっかりエネルギーになる夕飯メニューを用意してあげられるとよいですね。