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英語の絵本の読み聞かせに期待できる効果とは?子どもの英語教育に活躍しそうな絵本
高い英語力を身につけるためには、幼少期から英語教育を始めることが重要と言われています。小学校から英語が必修化された背景もあり、子どもが小さいタイミングから英語教育をスタートすることを考えているパパ・ママもいるのではないでしょうか。子どもの英語教育には英語の絵本を使う方法もあります。英語の絵本の読み聞かせで期待できる効果や、英語教育に活用できる絵本を紹介します。
英語の絵本の読み聞かせに期待できる効果
将来、高い英語力を身につけるには、日本語と異なる英語の周波数を聞き取る「英語耳」を育てることが重要とされています。
そのためには、聴力が柔軟な赤ちゃんのころから英語を聴く習慣を作ることが望ましいかもしれません。英語のCDを流したり、子ども向けの英語教育番組を見せたりといった方法もありますが、英語の絵本の活用についても考えてみましょう。
英語の絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの耳を英語に慣らす上で有効かもしれません。しかし、中には「英語の発音に自信がない」というパパ・ママもいるのではないでしょうか。その点はひとまず気にしなくても大丈夫です。ポイントは、子どもが一番安心する存在である親が英語を話すことで、英語を身近に感じることだと言われています。
また、乳幼児を対象とした英語の絵本には、ごく簡単な言葉しか使われていないことがほとんどです。必ずしも英語が得意でなくても、読み聞かせは問題なくできるでしょう。また、日本語と英語の両方で書かれている絵本もあります。
正しい発音を教えようという段階になったら、英語話者による朗読が聴けるCDや二次元コードがついている絵本を選ぶと良いでしょう。
子どもの英語教育に活用できる英語の絵本7選
子どもの英語教育に活用できる絵本にはどのような絵本があるのでしょうか。絵本の例をいくつか見ていきましょう。
【おっぱいバイバイ】
「おっぱいバイバイ」は断乳・授乳・食育をテーマにした絵本。日本語と英語の両方でかかれています。
授乳を卒業し、おいしいものを食べる喜びを教えてくれる内容です。離乳食を始めるお子さんへの読み聞かせに、適しているかもしれません。英語教育と食育を同時にできることも、この絵本の魅力ではないでしょうか。
【はらぺこあおむし: 英語でもよめる】
ベストセラー絵本のはらぺこあおむしは、飛び出す絵本や布製絵本など、さまざまなバリエーションが出ています。この「英語でも読める」は、英語の文章の下に日本語の文章が書いてある仕様です。
お子さんがある程度、英語を理解するようになったら、英語と日本語の文章を照らし合わせて、単語や文法を学ぶことにも活用できるのではないでしょうか。
【英語でもよめる スイミー】
小学校の国語の教科書にも掲載されている有名なお話「スイミー」を、日本語と英語の両方で読める絵本です。
原文と谷川俊太郎氏による翻訳を1冊で読めるので、英語に親しみながら日本語の表現力を高めることに役立つかもしれません。大きなサイズでダイナミックな挿絵を楽しめることも魅力のひとつでしょう。
ロスコーさん ともだちにあいにいく
「ロスコーさん ともだちにあいにいく」は、犬のロスコーさんが主人公のお話。ロスコーさんは、お休みの日に友だちに会うために、電車やバス、船などの乗り物を使って、キャンプ場や海水浴場、レストランなど、さまざまな場所を訪れます。
訪れた先の場面は絵探しをして遊べるようになっています。身近な自然や道具などの名称が英語と日本語でかかれていて、絵と合わせて覚えられそうです。友だちとの会話の中で、あいさつなどの日常会話も学べるでしょう。
ロスコーさんといっしょにお出かけしている気分になって、楽しめるのではないでしょうか。カラフルに描かれた絵も、魅力のひとつです。
【よみきかせ えいごえほん にほんごつき】
「よみきかせ えいごえほん にほんごつき」は、英語と日本語の音声が流れる絵本。
付属のタッチペンで絵本にタッチすると、スピーカーから英語や日本語の「おおきなかぶ」や「ももたろう」「ありときりぎりす」などのストーリーが流れます。ストーリーだけでなく、たのしい効果音とキャラクターのおしゃべりもたくさん内蔵しているので子どもが一人でも楽しめそうです。
遊びながら学べる英語のゲームと歌も収録されていますよ。
【ミニ版CD付 星の王子さま ∼The Little Prince ∼ 】
サン=テグジュペリの「星の王子さま」原作から、名シーンをピックアップし日本語と英語の言葉を添えて絵本化したもの。うつくしい絵と言葉、思わず部屋に飾りたくなる色彩に、子どもたちだけではなく、大人の方にも人気の絵本です。
日本語・英語・バイリンガルの3パターンで聞ける朗読のCDが付属しています。かけ流しにしてお子さんの耳を英語に慣らしたり、英語と日本語の聞き比べをしたりもできそうです。
【じゅげむ JUGEM From Rakugo】
落語の「じゅげむ」を英語と日本語で楽しめる、CD付きの絵本です。題材が「落語」なだけあってユーモラスな雰囲気が特徴的。
絵本の文章は英語と日本語の両方で書かれ、CDには日本語のみ・英語のみの他、落語バージョンも収録されています。英語の音声は、落語の間や語りをできるだけ生かした形で、かけ合いになっていて、テンポよく楽しめます。気づくとふと口ずさんでしまうほど、自然に英語も耳に入ってきます。
英語だけでなく日本の伝統文化にも親しめそうです。
お子さんの英語教育に絵本を取り入れてみよう
英語の絵本に対して「難しそう」「正しい発音で読み聞かせができない」といった印象を持っているパパ・ママもいるかもしれません。
しかし、日本語と英語の両方で読める絵本や、英語話者の朗読を収録したCDが付いている絵本も多いもの。初めての英語教育に、絵本を活用してみるのもよいかもしれません。ぜひ、お子さんが楽しんで学べる英語の絵本を選んでくださいね。