小学1年生は英語の勉強を始めるのによい時期?小学1年生で英語教育をスタートするメリットと注意点を見てみよう

小学1年生は英語の勉強を始めるのによい時期?小学1年生で英語教育をスタートするメリットと注意点を見てみよう

2024.04.30

義務教育が始まる小学1年生は、新しいことを始めるのにちょうどよい頃かもしれません。「小学生になったら英語教育を始めようかな」と検討しているパパ・ママも多いはず。小学校1年生は、英語の学習を始めるのに適したタイミングなのでしょうか。小学1年生で英語教育を始めるメリットや注意点、学習のポイントを見ていきましょう。

小学1年生から英語教育を始めるのは早すぎない?

「小学1年生で英語の勉強を始めるのは早すぎるのでは?」と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。


小学校で英語が必修化され、一般的には小学3年生から学習が始まりますが、自治体によっては小学1年生から英語の授業を取り入れているケースがあります。また、日本国内で英語を使って英語を学ぶイマージョン教育を始める時期は、小学1年生がひとつの目安とされているそう。


国語の学習もままならない状況で英語を学習することに不安を抱くのは当然です。しかし、身近に日本語があふれている環境であれば、英語の学習を始めても日本語の学習に悪影響はないとされています。


小学1年生からの英語教育は、決して「早すぎる」ということはないと言えるでしょう。


出典:幼児期からの英語教育と日本語への影響。2020年英語教育改革に向けて知りたいこと

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小学1年生で英語教育を始めるメリットと注意点

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小学校に上がったばかりのタイミングで英語教育を始めることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。押さえておきたい注意点と併せて見ていきましょう。


メリット


【臨界期の前に英語に親しめる】


「臨界期」とは、幼児期の脳の発達において、刺激の効果が最も高く現れる時期のことです。言葉を聞き取る能力が臨界期を迎えるのは、10歳〜12歳と考えられています。


この時期までに英語を聞くことで、日本語とは異なる周波数やリズムを持つ英語を正確に聞き取る「英語耳」が育ちやすくなるといわれています。

小学1年生であれば、言葉の臨界期を迎えるまでにまだ時間があります。このタイミングで英語教育を始めれば、将来の学習に役立つのではないでしょうか。


出典:英語を学ぶのは早ければ早いほどいい。遅くなるほど不利になるその理由は?


【節目としてちょうどよいタイミング】


幼稚園・保育園を卒業し小学校に入学することは、子どもにとって大きな変化として感じられることでしょう。


また、小学1年生という時期は、義務教育における学習が始まり、あらゆることにやる気が出やすい時期かもしれません。「英語を勉強する」という新たな一歩を踏み出す区切りにしやすいのではないでしょうか。


【放課後の時間を有意義に使える】


小学1年生は、放課後使える時間にゆとりがあります。その時間をどう使うかによって、将来が変わってくる場合もあるでしょう。


英語教育の方法は、英会話教室に通ったり通信教材を使ったりとさまざまですが、放課後の時間を有意義に使う習慣が身につくのではないでしょうか。学童保育に預ける場合も、ワークブックを持たせるなどの工夫ができるかもしれません。


注意点


【子どもがストレスを感じやすい】


小学校に入学したばかりの時期は、学校生活に慣れることに時間がかかりやすいものです。


「新しい環境でさまざまな授業を受けながら、英語も勉強する」ということに、大きなストレスを感じる子もいるのではないでしょうか。そこで無理に英語教育を進めようとすると、子どもが「英語が嫌い・苦手」という意識を持ってしまうかもしれません。


普段の様子や英語学習に対する姿勢などをよく観察し、楽しく学ぶための工夫をしたり、時には休んだりしながら取り組むことをおすすめします。


【ほかの教科の学習時間が減る】


英語に「教科」としての成績がつくのは小学5年生からですが、国語や算数、体育といった科目は当然ながら1年生から成績がつきます。


英語の学習をする分、こうした教科の学習時間が減り、学校の成績に影響が出るかもしれません。英語学習は大切ですが、ほかの教科の勉強ももちろん大切です。英語教育はお子さんにとって無理のない範囲で行うことを意識しましょう。


【ほかの習い事に力を入れにくくなる】


小学1年生は、英語に限らずさまざまな習い事を始めるのに適した時期といえるでしょう。「英語教育に力を入れよう」と思ったら、ほかの習い事を諦めたりセーブしたりする必要が出てくることも。


お子さんの英語力が伸びる可能性がある一方で、ほかの可能性を伸ばしにくくなる場合もあるということは、しっかり考える必要があるかもしれません。


英語教育は確かに将来役に立つ可能性が高く見込まれますが、ほかの適性や才能がある子もいるはずです。本格的な英語教育を検討しているのであれば、お子さん自身がやりたいことや才能がありそうなことを、よく見極めるようにしましょう。


小学1年生から英語教育を始めるならバランスを大切に

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小学1年生は英語教育を始めるのにちょうどよい時期かもしれませんが、スタートしたばかりの学校生活や、ほかの教科の勉強とのバランスを考えることも重要です。


また、無理に進めてお子さんが英語嫌いになってしまったり、本当にやりたいことができなくなったりといったことも避けたいもの。しかしその点に注意しバランスよくやっていけば、高い英語力を身につけられるかもしれません。小学1年生の可能性を大切に育ててくださいね。

2024.04.30

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