乳児に絵本の読み聞かせを始める時期の他にも、春夏秋冬の季節や遊びの導入としての取り入れ方、絵本は手作りできるかどうか気になることもあるかもしれません。今回の記事では、読み聞かせで選んだ絵本や工夫したこと、絵本を手作りするコツについてママたちの体験談を交えてご紹介します。
[関連記事]
赤ちゃんの出産祝いや健診などでの絵本のプレゼントをきっかけに、絵本の読み聞かせを乳児期から取り入れたいと考えるママもいるのではないでしょうか。そこで、ママたちが赤ちゃんへの絵本の読み聞かせをいつから取り入れているのか聞いてみました。
「新生児の頃から時間に余裕があるときに読み聞かせをしていました。生後間もない時期は読んだり読まなかったりしていましたが、4カ月頃から寝かしつけの際に1冊読むのを日課にしていました」(4カ月の赤ちゃんのママ)
「生後5カ月頃に赤ちゃんがおもちゃを見て楽しんでいる姿を見て、遊びのなかに絵本の読み聞かせを取り入れていました」(6カ月の赤ちゃんのママ)
乳児期の赤ちゃんに絵本の読み聞かせを始めるタイミングはさまざまなようです。0歳の赤ちゃんが楽しめる絵本の種類は豊富にあるようなので、秋や冬の寒い時期に家ですごすときの親子の時間として取り入れるのもよいかもしれませんね。
実際に、乳児期の赤ちゃんに読み聞かせをしていたママたちが選んだ絵本や読み聞かせ方について聞いてみました。
「擬音が楽しめる絵本をよく読み聞かせしていました。抑揚をつけたり、声色を変えたりして読むと、赤ちゃんの反応があったので読み方を工夫していました」(30代ママ)
「生後3カ月頃、赤ちゃんの目にとまるようなカラフルな色を使った絵本を読み聞かせしていました。読むときは、赤ちゃんといっしょに横に寝転んで絵本を大きく広げて絵が見えやすいように工夫しました」(20代ママ)
音や色を楽しめる絵本は、乳児期の赤ちゃんの頃から取り入れることができるかもしれません。普段から聞き慣れたママやパパの優しい声で読み聞かせてもらうことで、赤ちゃんも心地よく聞いてくれそうですね。
「パンの生地をこねる絵本を読んだあとに、赤ちゃんを生地に見立ててころころしたり、ぎゅっと抱きしめたりすると、『キャッキャ』と声を出して喜んでくれました」(30代ママ)
「絵本を読みながら、赤ちゃんのお腹をくすぐったり、ほっぺをくっつけたりしてスキンシップを楽しめる絵本を読んでいました。絵本を読まないときも、普段の遊びのなかに取り入れやすかったです」(40代ママ)
絵本を読み聞かせながらスキンシップを楽しめる絵本は、普段の遊びのなかでも自然に取り入れやすいかもしれません。絵本の内容を工夫してアレンジすることで、赤ちゃんとのスキンシップ遊びの幅も広がりそうですね。
「クリスマス頃に、サンタクロースや雪だるまが出てくる絵本を読み聞かせしました。絵本を導入に『冬は寒いね』『もうすぐクリスマスだね』と季節を感じられたと思っています」(30代ママ)
秋は焼きいも、冬は雪など、春夏秋冬の四季を感じられる絵本を読み聞かせしていたママもいるようです。お散歩で見つけた落ち葉や桜の花びらなどをきっかけに絵本の読み聞かせをすることで、子どもと季節の変化をより楽しむことができるかもしれませんね。
乳児への読み聞かせをするときに、どのような工夫をしたらよいのでしょうか。読み聞かせの工夫についてママたちに聞いてみました。
「自分の好みの絵本だけではなく、さまざまなジャンルの絵本を読むように心がけています。図書館の絵本コーナーなどを活用して、赤ちゃんの様子にあわせてたくさんの絵本を読み聞かせできてよかったです」(40代ママ)
絵本の読み聞かせをする際に、さまざまなジャンルの絵本を読むように意識したママもいるようです。ママのなかには、絵本の読み聞かせイベントに参加することで、いろいろな絵本を知るきっかけになったという声もありました。
「生後10カ月の頃は、膝に抱っこして絵本の読み聞かせをしても、途中でおもちゃで遊び出すこともありました。子どもが絵本に興味を持っていないようなときは、あまり無理せず子どものペースにあわせるように意識しています」(30代ママ)
赤ちゃんが成長してくると、おもちゃに興味をひかれて読み聞かせができないことや、ページをどんどんめくってしまうこともあるかもしれません。子どもによっては、絵本に興味がわかない時期もあるのかもしれないと肩の力を抜きながら、無理のない読み聞かせができるとよいですね。
「生後11カ月にファーストシューズをプレゼントしたとき、靴を履くのを嫌がることがありました。靴を履く導入として子どもがイメージしやすいように絵本の読み聞かせをしていました」(30代ママ)
身近な生活をテーマにした絵本を使って、挨拶や食事、歯磨きなどの生活習慣の導入として取り入れていたママもいるようです。赤ちゃんの時期にあわせて、ママが伝えたい内容の本を選べるとよさそうですね。
乳児期の赤ちゃんの絵本を手作りして楽しむこともできるようです。絵本を手作りしたママたちにアイデアを聞いてみました。
「子どもがイメージしやすいよう春夏秋冬をテーマにして手作り絵本を作りました。春はお花見、夏は七夕、秋はお月見、冬はクリスマスと季節を感じられるように工夫しました」(30代ママ)
四季の他にも、数字や英語、生活習慣などのテーマで手作りしたというママの声もありました。ページ数が少ない場合でも、テーマが変わればさまざまなバリエーションの絵本を手作りすることができそうですね。
「絵本を手作りする際は、くしゃくしゃと音が鳴るようにビニールを入れたり、ゴムを使って引っ張ったりできる仕掛けを作ると、子どもも興味深そうに触って楽しんでいました」(40代ママ)
絵本を手作りするとき、赤ちゃんが触って楽しめるさまざまな仕掛けがあると喜んでくれそうですね。他にも、マジックテープやボタンを使って、取り外しできる仕掛けは少し大きくなったときの服を着替える練習の導入で活躍したというママの声もありました。
乳児への読み聞かせには、色や音、スキンシップ遊びや春夏秋冬など季節を楽しめる絵本を選んだママもいるようです。絵本を手作りするときは、生活習慣の導入として身近なものをテーマに、楽しい仕掛けを取り入れてみるのもよいかもしれません。
さまざまな絵本に触れあいながら、赤ちゃんといっしょに読み聞かせの時間を楽しめるとよいですね。
2019年02月04日
子どもたちが大好きなマクドナルドの「ほんのハッピーセット」にこの夏、オリジナル絵本「さかなクンとうみのなかのがっこう」が登場しました。保育のプロである保育士さんに教わった絵本が子どもに与えるポジティブな影響や読み聞かせのコツなどをレポートします。
日本マクドナルド株式会社
PR
映画「さかなのこ」公開を記念して、さかなクンの実体験が題材のマクドナルド限定絵本のほか、海・陸の古代生物を学べるミニ図鑑が登場。親子のコミュニケーションの時間がより楽しくなる「ほんのハッピーセット」とは。
子どもにはたくさん本を読んでほしいと思うママやパパは多いですよね。一方で、本選びはどのようなポイントで選ぶと良いか迷うもの。今回の記事では、子どもの好奇心がぐんぐん広がるおすすめの本をご紹介します。お得なプレゼントキャンペーン情報もお伝えしていますので、要チェックです。
株式会社エムディエヌコーポレーション
PR
お年玉のシーズンになると、子どもにどのようにお金をあげていくのがよいのか、管理はどのようにしたらよいのか、毎年悩むママ・パパもいるかもしれません。今回は、お金の概念やお金の価値、また働いてお金を稼ぐことについて学べる絵本を紹介します。親子で絵本を楽しみながら、お金のことを知れるとよいですね。
小さいうちから世界の名画を見て、アートな感性を育ててほしい、そう願うママ・パパもいるでしょう。しかし有名な作品をいきなり見せても子どもにはピンとこなかったり、退屈と感じるかもしれません。そこで、絵本を通して名画に触れられる8冊をセレクトしました。先入観のない子どもの目にはどのように見えるのでしょうか
11月8日は「いい歯の日」。歯みがきが苦手な子どもは多く、毎日きちんと歯みがきをさせるのは難しいときもありますよね。どうしたらむし歯になってしまうのか、なぜ歯みがきが大切なのか、大人の歯と子どもの歯の違いとは。絵本の世界で知ることができたら、歯みがきを少し好きになってくれるかもしれません。
赤ちゃんにとって絵本は見る・聞くだけではなく、手でさわって感触を楽しむこともあります。最初はじっと見つめるだけの子も、だんだんと手を伸ばしてさわったり、感触をたしかめようとすることが増えるでしょう。絵本のストーリーが理解できる子も、さわれるしかけがあることで、より想像力をふくらませそうです。
「わんわん」「とんとん」「おぎゃー」など身の周りにある音や、言葉がもつ耳に心地の良いリズムなど、子どもは絵本を通して「音」を楽しむことが大好きです。今回はそんな「音」に注目し、赤ちゃんから大人まで楽しめるとっておきの12冊を紹介します。読みながら体を動かしたり、笑ったり、親子で楽しめる絵本です。
もうすぐハロウィーン。近年では日本にもハロウィーンが浸透し、子どもたちの仮装や「トリックオアトリート」という言葉もポピュラーなものになりました。今回はそんなハロウィーンをもっと楽しむため、本場海外のハロウィーンの雰囲気を味わえる絵本や、ハロウィーンをより身近に感じられるような絵本を紹介します。
芸術の秋。子どもには小さいうちからアートに触れさせたいという保護者も多いのではないでしょうか。今回は「色」に注目した絵本を集めました。美しい色彩の絵本を読み聞かせることは、子どもの感性を刺激することでしょう。赤ちゃん向けの絵本から、大人の心に響く絵本まで、とっておきの12選を紹介します。
10月はスポーツの秋、運動会シーズンがやってきます。運動会の日が近づいてくると、運動が好きな子も苦手な子も、ちょっとソワソワと落ち着かない気持ちになっているかもしれません。そんな運動会への気持ちを盛り上げたり、不安な気持ちは少しでもやわらげるような12冊の絵本を紹介します。
子どもに野菜を食べさせたい、野菜好きになってほしい……そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。食欲の秋に子どもがすすんで食べられるよう、野菜がいきいき描かれた絵本を読み聞かせてみませんか?好き嫌いが生まれる前に親しみをもてる絵本から食育になるような絵本まで、年齢別にご紹介します。