自転車のチャイルドシートには何歳から乗せることができる?

自転車のチャイルドシートには何歳から乗せることができる?

2017.09.21

子どもといっしょに出かけるときや送り迎えにあると便利な自転車ですが、何歳から何歳までチャイルドシートに乗せてよいのでしょうか?ここでは、子ども乗せ自転車を愛用しているママの経験談や、何歳から子どもを乗せたか、チャイルドシート選びのポイント、さらには注意点を解説します。

※この記事は、2025年9月26日に更新されたものです。

子ども乗せ自転車に乗せられる年齢

子ども乗せ自転車にいつから乗せる?

子どもを自転車に乗せはじめていい年齢は、法的な決まりが明確にあるわけではありません。目安として首が据わり、お座りがしっかりできることが最低条件となります。前乗せタイプの自転車に備え付けられているチャイルドシートであれば、子どもがすっぽりはまるようなシートになっているので、比較的小さい頃から乗せられます。推奨年齢は1〜4歳未満で、赤ちゃんが1歳になって頃から乗せ始めるママが多いようです。また、後付け式でチャイルドシートを設置することもできます。

前に子どもを乗せられる期間は、年齢よりも身長と体重で判断します。身長100cm未満、体重15kg未満の子なら乗せることが可能。成長には個人差がありますが、2~3歳頃まで前に乗せることができるでしょう。後ろに乗せる場合は、目が届かず暴れると危ないので、前に乗せるとき以上に、しっかりと自転車に乗るときのルールを言い聞かせてから乗せ始めましょう。

 

子ども乗せ自転車はいつまで乗せられる?

乗せてもよい期間は、道路交通法57条に基づき各自治体によって定められています。多くの自治体では「小学校就学の始期に達するまで」とされていますが、念のため、まずは自分が住んでいる自治体のルールを確認する必要があるでしょう。サイクルショップで教えてくれることもあります。

参考:自転車の交通ルール/警視庁

子どもを自転車チャイルドシートに乗せる基準は

子どもを自転車に乗せる判断基準には、首がしっかり据わり、一人でお座りができることがあるでしょう。前に乗せるタイプの自転車であれば、目に届く範囲に子どもがいるので、比較的小さい頃から安全性を保ちながら乗せることができ、後ろ乗せ自転車であれば、6歳未満までであれば、子どもが大きくても乗せることができます。

ですが、上記はあくまで目安であり、実際に何歳から子どもを自転車に乗せるかは保護者の判断に委ねられています。判断に迷う場合は、自転車販売店に行って試乗したり、スタッフに相談したりすると良いですね。ママ友からおすすめの自転車や体験談を聞くのも参考になります。慌てず、子どもを乗せても安全性に問題ない!と確認をしてから自転車に乗せるようにしましょう。

【体験談】自転車用チャイルドシートは何歳から?体験談

子ども乗せ自転車

1歳で乗せ始めた体験談

1歳で乗せ始めた体験談

2歳で乗せ始めた体験談

2歳で乗せ始めた体験談

子ども2人を乗せている体験談

子dも二人を乗せている体験談

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子ども乗せ自転車で気をつけたいこと

子ども乗せ自転車の選び方ポイント

子ども乗せ自転車を選ぶときに気になるのが、安全性ではないでしょうか。自転車安全協会認定のBAAマークや、製品安全協会認定のSGマークがついている自転車は、安全基準を満たしているので自転車を選ぶときの目安となるでしょう。2人乗せできる自転車には、幼児2人同乗適合基準車のマークがついています。

また、安全マークだけでなく、他にも選び方で気をつけたいポイントがあります。

座席ベルトが子どもをしっかりと固定できること、足の巻き込み防止になるステップや足置き場がついていること。また、スタンドは両足スタンドで安定していること、ハンドルロックができ、ハンドルが急回転しないようにできること、これらは必ずチェックしたいポイントです。

通販で自転車を購入することもできますが、商品によって乗り心地や使い勝手が違うので、できれば実際に子どもを乗せて試乗し、確認してみましょう。通常の自転車で安全性に不安を感じたときは、電動自転車や電動アシスト自転車を検討するのもよいかもしれません。

最新モデルでない場合は、少し安価に購入できることもあるようです。また、オプションサービスで、保証期間を長くすることができる場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。メーカーは、ブリヂストン(BRIDGESTONE)、パナソニック(Panasonic)とヤマハ(YAMAHA)などが人気のようです。

子どもを乗せるときに注意すること

子どもを自転車に乗せるときに注意したいことがいくつかあります。
まず、子ども用ヘルメットの着用を習慣づけるとよいでしょう。気をつけていても自転車を止めるときやスピードを緩めたときなど、バランスを崩し転倒してしまうことがあります。また、急な出来事によりハンドル操作を誤ったり、乗せたり降ろしたりするときも、子どもが思わぬ動きをして自転車が倒れてしまうケースが多いようです。

思わぬトラブルで、自転車が倒れてしまったときに頭をガードできるので、子どもの頭のサイズにあったヘルメットを装着させて、乗せてあげましょう。

チャイルドシートに乗せたらシートベルトをしっかり締めるのも大事なルールです。シートベルトがゆるゆるだと抜け落ちてしまうので、乗せたときにつど確認するようにしましょう。

子どもは自転車から降りると急に走り出したり、動き回ったりすることがあります。自分で後ろの座席に乗れるようになると特に、子どもから目を離すと危険なので自転車から降ろしたときも注意しましょう。

運転するとき注意すること

運転するとき注意すること

前に乗せるとき

前に子どもを乗せれば、常に子どもが視界に入った状態になるので、保護者としては安心ですよね。ただ一方で、子どもの大きさやヘルメットなどで、運転者である保護者自身の視界が遮られてしまう可能性があります。さらに、子どもを前に乗せることで、自転車の重心が前に偏ってしまうことから、ハンドル操作が難しくなると言われることもあります。前に乗せるときは、子どもの年齢だけでなく、身長や体重を考慮する必要がありそうです。


後ろに乗せるとき

後ろに子どもを乗せれば、自転車の重心が前後にかかりバランスが良くなるため、前に乗せるときと比べると、ハンドル操作に安定性を保ちやすいと思われます。しかし、子どもが後ろに乗るということは、保護者の視界から外れてしまうということ。そのため、子どもの様子を常に確認することはできません。そのため、後ろに乗せるときは、危ないことはしない、など、自転車に乗せる前に十分にコミュニケーションを取りましょう。

前と後ろ、どちらに乗せたとしても、子どもの体重分ハンドルが重くなり操作性が悪くなってしまいます。自転車のこぎ出しのときやスピードを緩めるときはふらつきやすく、特に注意が必要です。
急いでいるときも無理せず安全運転を心がけましょう。子どもを乗せたり降ろしたりするときは、スタンドをしっかりたててロックし、ハンドルロックをかけてから乗せ降ろししてください。

ハンドルが急旋回すると自転車の転倒につながり危険です。

安全に注意して子ども乗せ自転車を活用

子ども乗せ自転車

子ども乗せ自転車があると、気軽に出かけられるようになり行動範囲も広がります。生活も便利になり、ママのリフレッシュにもつながるでしょう。便利な反面、自転車には危険も伴います。何歳から自転車に乗せるか、子どもの年齢だけでなく、自転車をこぐ保護者の安全意識も大切です。

本記事で紹介したように、道路交通法に則った安全運転、交通ルールやマナーに気をつけながら、楽しく快適に子ども乗せて自転車に乗ってくださいね。サイクリングも楽しめるとよいですね。

2017.09.21

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