からだの変化、恋愛、セックス、多様な性。現代を生きる子どもたちは、あふれるほどの情報に囲まれ、「ふつう」と自分との差に悩みを抱えています。デリケートなことだからこそ、子どもに適切な知識を与え、自分自身を守れるようにと思うママパパを集めて座談会を開きました。
最初のトークテーマは、小さい子どもが性器を触る「性器タッチ」について。
子どもが寝る前やお風呂場で、または暇なときなどに、なんとなく触っているということはめずらしくなく、実際に見たことがあるママパパも多いようです。
性にめざめてからのマスターベーションとは異なり、単純に触っていて心地がよいために、なんとなく手がのびてしまう。しかし場合によっては、だんだんと息遣いが荒くなっていることもあるなど、心配になったママ友同士で、話題に上がることもあるようです。
次の話題は、マスターベーションを親が教えることの是非。
子どもに間違った性知識をつけないためには、親がマスターベーションを教える必要があるのか。しかし、いくら親だからといってそこまでプライベートに踏み込んでもよいのか、どのように話したらよいのか。ママパパが感じているリアルな葛藤が語られました。
次はマスターベーションの危険性について。適切なやり方を知らずに、メディアや友だち同士の会話から誤ったやり方で習慣化してしまうことで、さまざまな危険性があるということは専門家からも指摘されています。
男の子の場合はベッドや床に強くこすりつけたり、強く握りすぎたり、足をピンと伸ばしてすることで膣内射精障害の原因になる可能性があり、女の子は強い刺激に慣れてしまうことで、パートナーとのセックスで快感を感じにくくなってしまうこともあります。
最後にあらためて、マスターベーションとはどのような行為なのか。子どものマスターベーションとどう向き合っていったらよいのでしょうか。
村瀬幸浩
東京教育大学(現筑波大)卒業後、私立和光高等学校保健体育科教師として25年間勤務。この間総合学習として「人間と性」を担当。1989年同校退職後、25年間一橋大学、津田塾大学等でセクソロジーを講義。従来の性教育にジェンダーの視点から問題提起を行ってきた先駆者。一般社団法人“人間と性”教育研究協議会会員。著書に『恋愛で一番大切な“性”のはなし(KADOKAWA)』、共著に『おうち性教育はじめます(KADOKAWA)』など多数。
2021年08月17日
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