小さな子どもを連れて電車でお出かけをするとき、わが子がマナーを守れるか、おとなしく乗車し、無事に目的地までたどり着けるか不安なお母さんもいるでしょう。2歳以上の子どもに電車内で守らせたいマナーと、どのようにすればそれが子どもにきちんと伝わるかをここで事前に確認し、お出かけの当日に備えましょう。
子どもが電車内で大声を出したらママは困ってしまいますよね。どのように対応したらいいか、年齢別に見ていきましょう。
2、3歳児の場合、「電車の中では大声を出してはダメよ」と伝えても、すぐに静かにできる子どもは少ないのではないでしょうか。むしろ、ママにかまってもらえることや、ママの困り顔がおもしろくて、ますます大きな声を出す子どももいるかもしれません。
この年齢の子どもに対しては、ママが小声で語りかけてみるのはどうでしょうか。そうすれば子どももママのまねっこをして、小声でお話ししてくれるかもしれません。
4、5歳になると、なぜ電車内で大声で話すのは良くないのかの理由をちゃんと伝えて納得させると、静かにできるかもしれません。「本を静かに読みたい人や、疲れて眠りたい人もいるだろうから、静かにしようね」といった具合に説明すると伝わりやすいのではないでしょうか。
また「○○ちゃんより小さい子も電車に乗っているね。○○ちゃんが大きな声を出したらびっくりするだろうから、静かにしようね」など、その場の状況に合った具体的な言葉がけをしてあげてもいいですね。
長い時間、じっとしているのが苦手な子どももいますよね。特に長距離移動では飽きてしまう子どももいるでしょう。そんな子どもに電車内でのマナーをどのように伝えたらいいのでしょうか。
電車のマナーがテーマになっている絵本を読み聞かせ、車内では騒がずにじっと座るべきというイメージをつけてみるのはいかがでしょう。
そして、実際に電車に乗ったときに「本の中ではみんなじっと座っていたけれど、○○ちゃんもできるかな?」と声をかけてみると、絵本をまねて電車でのマナーを守るようにしてくれるかもしれません。
4、5歳児にはまず、急に電車が大きく揺れて、怪我をする恐れがあることや、他のお客さんの邪魔になってしまうなど、車内を歩き回ってはいけない理由をしっかりと伝えましょう。
他にも、目的の駅まで「じっと動かないこと」というルールのゲームをしてみるのもいいでしょう。「だるまさんが転んだ」や「忍法カチンコチンの術、できるかな?」などと声をかけてあげれば、子どもは楽しい気持ちで動かずにすごせるかもしれません。
窓の外の景色が見たくなり、子どもが座席の上に立ち上がるなどした場合、ママはどのように対応したらいいのでしょうか。座席に立たないという基本的な電車マナーの伝え方について考えてみます。
2、3歳児の子どもが窓の外の景色見たさに座席の上に立ち上がろうとしたら「座席はみんなが座る場所だから、靴を履いたまま立ったらいけないんだよ」というマナーを説明したうえで、靴を脱がせてあげてください。
また、きちんと座っている場合でも履いている靴が座席や周囲の人に当たることもあるようです。そうならないためにも、着席後すぐに靴を脱がせておくのもひとつの方法かもしれませんね。
4、5歳の子どもが座席の上に立ち上がろうとしたら、「靴を履いたまま立ったら席が汚れてしまうね。○○ちゃんの次にここに座る人はどんな気持ちになるかな」と伝えてみるのはいかがでしょうか。
また「席では座ろうね」と伝えたうえで、それができたらちゃんと褒めてあげることも大切です。
実際に子育てをしているママ達が、電車内で行っている工夫をご紹介します。
「2人の兄弟はとても仲良し。電車内に限らず、どこでも2人でじゃれ合うので、大人がふたりいるときは2人を離れて座らせるようにしています。
パパとお兄ちゃん・私と弟のペアにわかれて、別々の車両に乗って目的地の駅まで向かうこともあります。そうすると、2人ともおとなしくしてくれるので助かります」
(30代/3歳と5歳の兄弟のママ)
「子どもと一緒に電車に乗る機会が多いのですが、スマホを1度見せると、電車に乗るたびにスマホを見せるようせがまれるので、極力見せないように心がけています。けれど、長距離の移動の際や、子どもの機嫌が悪いときなど、最終手段としてスマホの力を借りるときもありますよ。
そんなときはゲームや動画のアプリを使うのではなく、今までに撮りだめた写真を見せたり、できるだけ親子のコミュニケーションにつながるように心がけています」
(20代/2歳7カ月の女の子のママ)
電車にはいろんな人が乗っているので、子どもでもマナーを守るべき場面があります。用事やレジャーなどで電車に乗るときはマナーを守り、ママも子どもも周りの乗客も気持ちよくすごせる、楽しいお出かけになったらいいですね。
2017年11月22日
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