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好き嫌いを楽しく克服!野菜が好きになる絵本12選
子どもに野菜を食べさせたい、野菜好きになってほしい……そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。食欲の秋に子どもがすすんで食べられるよう、野菜がいきいき描かれた絵本を読み聞かせてみませんか?好き嫌いが生まれる前に親しみをもてる絵本から食育になるような絵本まで、年齢別にご紹介します。
【0~1歳向け】野菜のイメージを膨らませる絵本
0~1歳の子どもの中には、はじめて出会う野菜も多くあるかもしれません。視覚や聴覚から野菜のイメージを描けるような、カラフルで楽しい絵本を読み聞かせてみましょう。
ぼうしかぶって
帽子にみたてた、野菜のへた。たくさんの野菜たちがその”帽子”をかぶってお出かけする様子がとてもかわいらしく描かれた、赤ちゃんへの読み聞かせにもぴったりな絵本です。
はっきりとした色彩で描かれたイラストと覚えやすいくり返しのフレーズが、声に出しても耳で聞いてもとにかく楽しい!子どもだけでなく大人のファンも多い、三浦太郎さんの世界観をたっぷりと味わえる一冊です。
やさいいろいろかくれんぼ
だいだいいろのページに、穴のあいたページを重ねると、ぴたっ!赤ちゃんや幼児が夢中になって楽しめるしかけ絵本です。
にんじんやきゅうり、トマト、キャベツ、なす、じゃがいも、かぼちゃ、たまねぎなど、次から次へと登場する野菜はどれもとびきりおいしそう。何度もページをめくりながら、自然と野菜に親しみをもつことができそうです。
いっぱいやさいさん
たくさんの野菜がとにかくみずみずしく、その美しい色彩に大人も思わず「おいしそう」と口に出してしまいそうなイラストが描かれています。それにあわせて、詩人のまど・みちおさんのやさしくリズミカルな文がマッチして、とても心地よく感じられます。
野菜の穏やかな気持ちが読者に伝わってくる、親子でじっくり読みたい一冊です。
【2歳向け】野菜をユーモアたっぷりに描いた絵本
リズミカルでユーモアたっぷりの絵本は、見ているだけで楽しい気分になれます。子どもが笑顔で野菜を食べられるような絵本を集めました。
やさいのおなか
モノクロで描かれた不思議な模様。一見、何の模様かわからず、「なんだろう?」と首をかしげる子も多いはず。ですが、ページを開くとその模様に色がついて、はっとしたひらめきが待っています。
この絵本は、野菜を断面図から描き、ページをめくっていくだけで子どもたちが大盛り上がりする大人気の作品です。身近にある野菜をちょっと変わった視点からみるだけで、自然と野菜への興味につながっていくかもしれません。
おやおや、おやさい
野菜たちがスタジアムや外の川べりを走る様子をユーモラスに描いた、こちらの作品。
リアルな野菜のイラストには、それぞれにかわいらしい表情がついて、その野菜ならではの特徴が見事にストーリーに馴染んでいます。また、子どもたちを夢中にさせる韻を踏んだような文章も楽しさを倍増させているポイント。たくさんの野菜の名前を覚えながら、もりもりと食べられるとよいですね。
やさいたちのうた
たまねぎやにんじん、れんこん、トマト、かぼちゃ、なす、きゅうり……私たちにとって馴染みある野菜をリズミカルな詩で表現した、ぜひ声に出して読んでほしい一冊。
イラストがとても力強く、おもしろい視点で描かれているのも、この絵本の魅力ではないでしょうか。お気に入りの野菜を見つけると、料理をするときも食卓を囲むときも、楽しい気分になれそうです。
【3~4歳向け】ストーリーを楽しめる野菜の絵本
野菜がキャラクターとなってストーリーを楽しむ絵本は、3~4歳頃の子どもにおすすめです。絵本がきっかけで野菜の好き嫌いもなくなるかもしれません。
グリーンマントのピーマンマン
子どもたちの嫌われ者、ピーマン。この絵本ではそんなピーマンがヒーローになって大活躍するストーリーが描かれています。
必殺技をくり出すピーマンマンの姿がとにかくかっこよく、そんな姿を見て頑張って野菜を食べる子どもも多いのではないでしょうか。ピーマン嫌いな子もそうでない子も、読むとピーマンが大好きになりそうな一冊です。
スープになりました
リアルで鮮やかなイラストと、思わずお腹が空いてくるような文章で、野菜のスープの魅力を存分に味わえる作品。なんとこのイラスト、すべて木版画だというから驚き。それゆえにスープそのもののあたたかみが読者にダイレクトに届いてきます。
どんな野菜もおいしいスープに変身させて、親子で心からあたたまりたくなります。
ぼくのかぼちゃ
てぬぐい作家の鴨川志野さんがお送りする、かぼちゃの力強い生命力を感じさせるようなイラストが素敵なこちらの絵本。てぬぐい作家さんならではの手法を使って版画方式で制作されています。
興味深いかぼちゃの成長がわかるだけでなく、数々のかぼちゃ料理のレシピがなんともおいしそう。野菜も自分で育てると、いつも以上においしく感じられるかもしれません。
【5歳から】いつもと違った見方ができる野菜の絵本
いろいろなことを自分で理解できるようになってくると、食育につながるような科学絵本や図鑑を手に取ってみるとよいかもしれません。普段食べている野菜の新たなおもしろさに気づけるのではないでしょうか。
やさいのずかん
約100種類の身近な野菜を、根・葉・茎・実など食べられる個所にわけて、発芽から収穫までの様子を繊細な絵で紹介した図鑑。やさしいタッチで描かれた野菜のイラストは、普段、図鑑を手に取らない子どもでも、自然と興味がわくような魅力があります。
旬の野菜を使って子どもがおいしく野菜を食べられるよう、料理をする保護者も工夫してみてはいかがでしょうか。
がたごと ばん たん
どのページにも、たくさんの鮮やかな野菜や果物が描かれ、見るだけで野菜のことを好きになりそうな作品。色彩豊かなその農作物たちは、土の中までわかるように描かれているため、普段子どもたちが食べているおなじみの野菜がどのように畑で育っているか、ストーリーを楽しみながら自然と学べるようになっています。
『ロージーのおさんぽ』『ベーコンわすれちゃだめよ!』などで知られる、イギリス出身の絵本作家、パット・ハッチンスさんならではの世界観を心から楽しめる絵本です。
やさいの花
普段私たちが食べている野菜。どれもが花をつけることをご存知でしょうか?どんな花なのか、どうやって区別するのか、興味がどんどんわいてきます。
この写真絵本はそんな野菜の花の美しさと野菜のおもしろさにふれることができる一冊です。いつもとは違う野菜の側面をみせることで、子どもの食への興味も深まるかもしれません。
<執筆>KIDSNA編集部
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