「日本の新幹線」を売らずに済んでよかった…「走るほど大赤字」インドネシア新幹線を勝ち取った習近平の大誤算【2025年9月BEST】

「日本の新幹線」を売らずに済んでよかった…「走るほど大赤字」インドネシア新幹線を勝ち取った習近平の大誤算【2025年9月BEST】

入札に勝っていたら泥沼にはまっていた

2025年9月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト4をお送りします。政治・経済部門の第1位は――。 ▼第1位 「日本の新幹線」を売らずに済んでよかった…「走るほど大赤字」インドネシア新幹線を勝ち取った習近平の大誤算 ▼第2位 小泉進次郎氏でも、高市早苗氏でもない…いま自民党内で急浮上している「次の首相」有力候補の意外な名前 ▼第3位 だから伊東市長は絶対に辞任しない…市政停滞でも「田久保劇場」を続ける女性の頭の中を東洋大関係者が解説 ▼第4位 コメが「5キロ2000円台」に戻ることはもうない…生産量が上がっても値段が下がらない事態を招いた農水省の過ち

インドネシア国鉄首脳が“時限爆弾”と公言

東南アジア初となるインドネシアの高速鉄道「WHOOSH(ウーシュ)」は開業から約2年が経ち、財政面の重圧に直面している。

この高速鉄道をめぐっては日本と中国が熾烈な受注合戦を繰り広げ、破格の条件を提示した中国に軍配が上がったことが日本でも大きく報道された。ただ、現在ではインドネシア国鉄首脳から「時限爆弾」と公言されるほど大幅な赤字に苦しんでいる。

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写真=iStock.com/wisely ※写真はイメージです

インドネシア政府はさらなる延伸に向け、中国側に支援を求めているが、中国自身の財政難もあり、習近平政権は頭を抱えている。

実際にインドネシアの高速鉄道に乗ろうと、首都ジャカルタ市内のハリム駅に向かった。開業まもなくまだ新しいこの駅には、現在1日あたり三十数本の高速列車が停車する。約140キロ離れたバンドン――日本で言えば、東京駅から直線距離で軽井沢・日光・日立よりも少し先――との間を片道約50分で往来できる画期的な乗り物だ。

ホームで待っていると、赤と白に塗装された新幹線と似たスタイルの高速鉄道はほぼ時刻表通りに来た。早速乗り込むと、車内の設備や席の並びは日本の新幹線と非常によく似ている。出発から10分そこそこで時速350キロメートル近くに達するのはさすが高速鉄道だ。

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2025.10.14

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