「あんぱん」で河合優実演じる蘭子のモデルは向田邦子か…やなせたかしが慕った女性脚本家との知られざる関係【2025年9月BEST】
脚本家の中園ミホが「あんぱん」に込めた「向田邦子オマージュ」
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2025年9月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。朝ドラ部門の第2位は――。 ▼第1位 カミさんに看取られるはずだったのに…闘病6年の末に死期を悟ったやなせたかしの妻、暢が秘書に残した言葉 ▼第2位 「あんぱん」で河合優実演じる蘭子のモデルは向田邦子か…やなせたかしが慕った女性脚本家との知られざる関係 ▼第3位 ばいきんまんでもバタコさんでもない…やなせたかしが「大好きな母の面影」を感じたアンパンマンの人気キャラ
朝ドラ「あんぱん」(NHK)に、やなせたかし氏をモデルとする嵩(北村匠海)の義理の妹として登場する蘭子(河合優実)。TVドラマに詳しい田幸和歌子さんは「映画雑誌で批評を書く蘭子のモデルは、やなせ氏と交流のあった向田邦子氏とも考えられる」という――。
河合優実と妻夫木聡の「指スリスリ」が話題
NHK連続テレビ小説「あんぱん」で、ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・朝田家次女の蘭子(河合優実)と八木(妻夫木聡)の関係が急接近。9月2日の第112回では、雨音と雷鳴の響くなか、2人は1本の傘の下で無言のまま見つめ合い、その後、鮮やかな赤い傘が真上から映し出されるカットになり、2人の姿は傘に隠れて見えなくなったという演出が話題を呼んだ。さらに妻夫木聡はSNSで「#指スリスリは無意識だったなぁ」と投稿。そこだけねっとりとした湿り気を帯び、恋愛映画のような異質な雰囲気を醸し出す蘭子×八木のカップリングに視聴者は日々、大いに沸いている。
八木のモデルがサンリオ創業者・辻信太郎会長であることはすでに報じられている。辻会長は、やなせたかしが詩集『愛する歌』を出版する際、周囲の反対を押し切って資金援助を行った恩人だ。
ところで、蘭子のモデルについては「向田邦子ではないか」という説が一部で浮上している。