「低価格ロボット掃除機」の進化に驚いた…「3万円の中国製」と「4万円のルンバ」を実際に使ってみた結果

「低価格ロボット掃除機」の進化に驚いた…「3万円の中国製」と「4万円のルンバ」を実際に使ってみた結果

賢さは、掃除機がけも水拭きもできるルンバに軍配

5万円以下のロボット掃除機は使いやすいのか。代名詞ともいえるアイロボットの「Roomba 105 Combo」(3万9800円)と、中国メーカーAnkerの「Auto-Empty C10」(2万9980円)を、家電プロレビュアーの石井和美さんが使って比べてみた――。

ルンバより1万円安い中国製の実力は…

最近のロボット掃除機は高価格化が進んでおり、新製品発表で紹介される上位モデルは20万円を超える機種も珍しくなく、購入のハードルは年々高くなっている。その一方で、特に話題にはならないものの、5万円以下で購入できるエントリーモデルも各社から毎年登場している。10年前の同価格帯と比べると性能は大幅に向上し、機能も充実してきた。

今回は、ロボット掃除機の代名詞ともいえるアイロボットの「Roomba 105 Combo」(公式オンラインストア価格 3万9800円、以下ルンバ)と、中国メーカーAnkerの「Auto-Empty C10」(同2万9980円、以下アンカー)を実際に使って比較した。

どちらも5万円以下で購入できるエントリーモデルで、大きく異なる点は「水拭きの有無」と「自動ゴミ収集ステーションの有無」だ。

ルンバとアンカー、異なる2つのポイント

アンカーは、自動ゴミ収集ステーションがあり、水拭きはできない。ルンバは自動ごみ収集ステーションがなく、水拭きはできる。

自動ゴミ収集機能とは、ロボット掃除機が掃除を終えると、本体に入っているゴミを吸い出して、充電ステーションに溜めておける機能だ。ゴミは毎回捨てることがないのでお手入れがラクになる。

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筆者撮影 左)アンカーは、自動ゴミ収集ステーションがあるので充電台の部分が大きめ。とはいえ、他社と比べるとかなり小さい 右)充電ステーションに格納されている紙パック。ここにゴミを溜めておける

ルンバに搭載されている水拭き機能は、水タンクが装備されており、モップパッドの着脱ができる。吸引だけでなく、水拭き掃除もできることが特徴だ。なお、同モデルは吸引のみ、水拭きのみ、吸引+水拭きから選択可能。

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筆者撮影 左)ルンバは充電台にごみ収集機能はないのでコンパクト 右)モップパッドが装備されており、水拭きができる

どちらも疑似ゴミを使ってテストした。部屋の隅に黒い微細な砂と少し大きいペット用のトイレ砂、テーブル下の脚まわりにも同様の疑似ゴミ、カーペットには人毛とペット用のトイレ砂を置いておいた。

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2025.10.12

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