実は巷にごろごろいる年収1000万円稼ぐ50代フリーランスがやっている「スモールビジネスの種類」
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50代からの起業で失敗しないための方法は何か。経営コンサルタントの藤井孝一さんは「50代からの起業としては、コンサルタントやアドバイザー、コーチや講師などの専門家として活動するのが最もスムーズだ。会社員生活で培った経験や知識をもとに、執筆や講演を行なったり、困っている個人の相談に乗ったりするところからはじめてみるといい。これで年収1000万円を稼ぐ50代のフリーランスはごろごろいる」という――。 ※本稿は、藤井孝一『50代がうまくいく人の戦略書』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
50代から起業するならなぜ、フリーランスか
世の中には50代から起業している人がたくさんいます。もちろん、あなたにも起業のチャンスは十二分にあります。ただし、50代以降の起業は「個人で、お金をかけない」というのが基本です。
法人を設立して、人を雇用し、上場を目指すような起業を50代からはじめることは簡単ではありません。50代は学習能力も若い頃に比べて落ちていますし、柔軟性も体力も低下する一方です。若者とガチンコで勝負しても勝ち目はありません。
また、会社員として部下を使うのと、経営者として従業員を雇用するのとでは、まるで話が違います。経験したことがない人がいきなりはじめても、失敗する可能性が大です。
私は34歳で独立しましたが、その時点ですでに出遅れているのを感じました。独立した頃、いろいろな起業家に出会い、「この世界では、いろいろな人が活躍しているんだな」と感じたのを思い出します。
学歴もなく、大企業出身でもない人が、とんでもなく優秀で、20代から会社を大きくしてバリバリ稼いでいたのです。