生後4カ月の赤ちゃんがよく泣くようになった理由とその対処法。保護者のメンタルケアについて

生後4カ月の赤ちゃんがよく泣くようになった理由とその対処法。保護者のメンタルケアについて

2018.04.14

赤ちゃんが生後4カ月を過ぎてよく泣くようになったと困っている保護者が多いようです。適切な対応がわからず、様子を見てもよいのか迷うかもしれません。今回は、生後4カ月の赤ちゃんが泣く理由や保護者が行っていた対応、また保護者がイライラしたときの解消法を体験談を交えて紹介します。

生後4カ月の赤ちゃんが泣き止まない悩み

生後4カ月の月齢になり、急に泣くことが多くなる赤ちゃんもいるようです。

「それまではあまり泣かないと思っていたのに、生後4カ月になり急に泣くことが増え、なかなか泣き止まないので困りました。泣く理由がはっきりと分からないこともあり、悩みました」(30代ママ)

「普段はあまり泣かないのですが、夕方にギャン泣きするときもあり、一度泣くと泣き止むまでに時間がかかり大変でした」(30代ママ)

「娘が泣き止まないとき、少し距離を置いて様子を見てもよいのか、対応に困りました。保育園でママ友に相談すると同じ悩みを抱えている人もいたようでした」(20代ママ)


個人差はあるようですが、生後4カ月の頃から急に激しく泣くようになった赤ちゃんの対応に困る保護者の声は多く聞かれます。夜や明け方、外出時などに泣き止まないなどが続くと、保護者も疲れてしまったりストレスが溜まることもあるかもしれませんね。


生後4カ月の頃によく泣くようになった理由

生後4カ月の赤ちゃんはどのような理由で大泣きするのでしょう。保護者が考える理由について聞いてみました。


お腹がすいている

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「機嫌のよいときは泣かないけれど、お腹が空いているときや寝る前はびっくりするぐらい大きな声でギャン泣きします」(30代ママ)

「寝る前にしっかり母乳を飲めないで寝てしまったときは、夜中に起きてギャン泣きすることもありました」(30代ママ)

生後4カ月の赤ちゃんは、泣くことでお腹がすいたことを伝えているのかもしれません。ギャン泣きをするときは、まず授乳でしっかりお腹を満たしてあげるとよさそうです。


体に不快感がある

「授乳をあげてもいつまでも泣き止まないので肌着をチェックしてあげたところ、肌着が濡れていたことがありました。気持ちが悪くて泣いていたのだなと気づきました」(30代ママ)

赤ちゃんが泣くときは、体のどこかが痒かったり、ゲップでお腹が苦しかったりと、体のどこかに違和感を感じているのかもしれません。肌着や体のすみずみをチェックして、不快感を取り除いてあげるとよいでしょう。


眠いのに寝られない

「家族の笑い声やテレビの音などでびっくりして、泣いて起き、その後泣き止まないことがありました。家族にも協力してもらい、寝つくまでは少し静かにしてもらいました」(30代ママ)

眠たいのに寝られないときにギャン泣きをすることもあるようです。育児中であれば赤ちゃんが寝る前は、家族で協力し静かな環境を整えるようにするとよいかもしれません。


眠いのに寝られない

「家族の笑い声やテレビの音などでびっくりして、泣いて起き、その後泣き止まないことがありました。家族にも協力してもらい、寝つくまでは少し静かにしてもらいました」(30代ママ)

眠たいのに寝られないときにギャン泣きをすることもあるようです。赤ちゃんが寝る前は、家族で協力し静かな環境を整えるようにするとよいかもしれません。

生後4カ月の赤ちゃんが泣き止まないときの対応

生後4カ月の赤ちゃんの泣き止まないとき、どのような対応をしていたのか保護者に聞いてみました。


授乳やオムツ替えをする

「赤ちゃんがギャン泣きしてなかなか泣き止まないときは、まずはおむつの様子を確認し、それでも泣き止まないときは授乳をします」(30代ママ)

赤ちゃんが泣き止まないとき、まずオムツ替えと授乳をして様子を見るという保護者がいました。オムツがすっきりし、お腹が満たされれば泣き止むこともあるかもしれません。


外の空気を吸う

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「パパの運転でドライブに出かけ、外の空気を吸うようにしました。車に乗せてドライブにでかけると、不思議とギャン泣きもおさまり、泣かないで寝てくれることもありました」(30代ママ)


外の空気にふれることで赤ちゃんも気分転換になるのかもしれません。ベビーカーや抱っこ紐で散歩にでかける保護者もいるようです。


部屋の環境を見直す

「娘が夜寝る前にギャン泣きしてひどい寝ぐずりする日が続きました。眠いのに寝られないのかもしれないと考え、部屋の照明を落としたり、眠りやすい環境を作ることを意識しました」(30代ママ)


寝る前にひどく泣く場合は、眠いのに寝られない状態なのかもしれません。音や光を調整し、赤ちゃんがスムーズに寝られるような環境を作ってあげるとよさそうです。


声をかけながら様子を見る

「何をやっても娘が泣き止まないときは、『どうしたのかな?』と声をかけたり、周囲に危ないものがないか確認をして『ママちょっとキッチンに行くから待っててね』と少し離れて様子を見ていました。放置をするのではなく、赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら対応するよう心がけていました」(20代ママ)


授乳をしたり、オムツを変えたりしても赤ちゃんが泣き止まず、イライラとしてしまい、距離を置いて様子を見てもよいのか迷う保護者もいるかもしれません。


赤ちゃんが泣き止まないときは放置をするのではなく、声をかけながら少し離れて見守ることも一つの方法のようです。赤ちゃんの周りが安全かどうか確認をして、様子が分かる距離から見守るとよいでしょう。


また、声をかけながら赤ちゃんの目の動きや表情を観察することで、泣く理由を推測する手がかりになることがあります。


発達から見る生後4カ月でよく泣く理由

生後4カ月は赤ちゃんの発達が著しい月齢と言われます。生活リズムが変わり、目の動きが活発になることで周囲への興味が出てくることもあり、泣き方に変化が現れる可能性があると言われます。ここでは、発達にともなう泣き方の変化や泣く頻度が増える可能性について見ていきましょう。


メンタルリープ

可能性が高いと考えられるのは、育児中の時期に起こりやすい「メンタルリープ」です。これは、赤ちゃんの脳の発達が急激に進む時期のことで、それにともない赤ちゃんはよく泣くようになると言われます。


メンタルリープ中は、赤ちゃんの睡眠パターンが乱れやすく、夜泣きが増えることもあります。この時期の発達成長は著しいため、赤ちゃんの体重増加も顕著になります。


メンタルリープへの対処法としては、赤ちゃんの月齢に応じた適切な睡眠時間を確保することが重要です。また、黄昏泣きが激しくなる可能性もあるため、夕方から夜にかけての環境調整も効果的です。赤ちゃんの体重増加に合わせて、授乳量や回数を調整することも、メンタルリープ期の泣き声を軽減する一つの方法です。


ただし、メンタルリープには個人差があるため、全ての赤ちゃんが4カ月頃から育児発達成長が急激に進むわけではなく、起きる月齢には差があるでしょう。

睡眠と生活リズム

睡眠パターンの変化も泣くことに影響します。成長にともなって昼寝の回数や時間が変わることがあり、これが「黄昏泣き」につながる可能性があります。

黄昏泣きへの対処法としては、生活リズムを整えることが効果的です。特に、月齢に応じた適切な睡眠時間を確保することが重要です。

また、黄昏泣きの対処法として、夕方から夜にかけての環境づくりも大切です。部屋を少し暗くしたり、静かな音楽をかけたりすることで、赤ちゃんの睡眠を促すことができます。

育児発達成長に合わせて、睡眠のリズムを調整することが、よく泣くことへの対処法につながります。また生活リズムを整えることは赤ちゃんだけでなく家族全員の健康にも大切ですので、みんなで取り組めるようにしましょう。

体重の増加

この時期は成長が早く、体重が増えることで母乳育児の頻度や量が変わることがあります。母乳育児の変化に戸惑う赤ちゃんは、泣くことで不満を表現する可能性があります。

体重増加に伴う授乳量の調整は、赤ちゃんの月齢や発達状況をよく見ながら行うことが大切です。

体重増加と睡眠は密接に関連しており、適切な体重増加は良質な睡眠にもつながります。逆に、睡眠不足が体重増加の鈍化を招くこともあるため、バランスの取れた育児発達成長を心がけることが重要です。

体重増加の様子を見ながら適切な対処法を選択することで、赤ちゃんがよく泣くのを軽減できる可能性があります。


このようなさまざまな理由があり、また赤ちゃんによって個人差が非常に大きい育児に関する相談は、小児科医などに相談したり、先輩ママやママ友との情報交換も大切です。


特に保育園に通っている先輩ママやママ友は、登園時に泣く場合の対策など、実践的なアドバイスをくれるかもしれません。


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よく泣くようになった子への周囲への相談とサポート

赤ちゃんの泣き声は、成長と発達の証でもあります。しかし、急によく泣くようになると、保護者としては周囲の目を気にしてしまうこともあるでしょう。この時期によく泣くようになるのは、正常な発達過程であることを理解し、周囲の支援を得ることが大切です。


ここでは、周囲ができることや相談・協力できる相手について考えます。

パートナーや家族

生活の中で赤ちゃんが泣いている時間があまりに長いと、保護者の睡眠時間が減少し、育児ストレスもたまる可能性があるでしょう。パートナーや家族に協力を求め、保護者どちらか片方に負担がかたよらないよう、休息をとれる時間を確保することが重要です。


ほかにも、黄昏泣きやメンタルリープへの対応は、家族全体で取り組むことが効果的です。たとえば、パートナーが帰宅後に赤ちゃんの世話を担当し、休息時間をしっかりとるなどの工夫ができます。


ママ友や保育園、小児科医

ママ友など立場が近い友人や相談できる人との交流もよい気分転換になるかもしれません。保育園に通っている場合は、登園時の泣き声に悩むママも多いでしょう。これも成長の一過程ですが、保育園の先生に相談し、対処法を一緒に考えることで改善できる可能性があります。


個人差はありますが、多くの赤ちゃんはこの時期を乗り越え、徐々に泣くことが減っていきます。小児科医などにもに相談しながら、さまざまな視点から赤ちゃんの成長を見守ることが大切です。


育児は周囲の協力があってこそできることでしょう。育児を楽しむ余裕が持てるよう、いつでも周囲に協力を頼んだり、相談できる環境を作っておけるとよいですね。


保護者がイライラしたときのメンタルケア

生後4カ月の赤ちゃんが泣き止まないときは保護者も疲れがたまりイライラしてしまうこともあるようです。イライラしてしまうときのメンタルケアを聞いてみました。

楽しみの時間を作る

「パパにときどきおいしいお菓子を買ってきてもらいました。そのお菓子を食べることを楽しみにがんばることができました」(30代ママ)

「母乳育児で睡眠不足が続いていましたが、1日20分だけはなんとか時間を確保してヨガをすることにしました。短時間でも自分の時間ができると、メンタルリープ期の育児ストレスが軽減されました」(30代ママ) 

「ママ友と週1回オンラインでお茶会をすることにしました。育児や生活の悩みを共有し、お互いの成長を喜びあえる時間が、大きな励みになっています」(20代ママ)

赤ちゃんが泣き止まないことが続くと、赤ちゃんのお世話に時間がかかり、イライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。保護者が自分のための時間を少しでも作ることで、気分もリフレッシュでき、前向きな気持ちで育児と向き合えるようになるかもしれませんね。

短時間でも自分の趣味や楽しみの時間を確保することで、育児へのモチベーションを保つことができます。またママ友との交流は、育児の悩みを共有し、解決策を一緒に考える機会となります。

家族と協力する

「娘が泣き止まないときはパパと交代で抱っこをしました。パパが抱っこしてくれている間は少し休むことができるので、とてもありがたかったです」(30代ママ)


「近所に住む母のところによく遊びに行っていました。母が赤ちゃんを見てくれている間だけは少し休むことができてありがたかったです」(20代ママ)


生活の一部である育児には休みがありません。黄昏泣きしている赤ちゃんをひとりでお世話するのは負担が大きくなって当然でしょう。パートナーや実家など家族にも相談して育児に協力してもらうことで、家族みんなで対処法を探していきましょう。

育児の情報収集

「小児科の先生からもらった発達や成長に関する資料を読んで、月齢に合わせた睡眠パターンや生活リズムを学びました。黄昏泣きへの対処法も見つかって気持ちが楽になりました」(30代ママ)

「地域の育児サークルに参加して、同じ月齢の赤ちゃんを持つママ友と知り合いました。みんなで情報交換をする中で、娘の登園時の泣き声対策や母乳育児の悩みなどアドバイスをたくさんもらえました」(30代ママ)

赤ちゃんから離れてすとれる解消するのも大切ですが、育児の課題について積極的に情報を集め、同じ立場の人とつながることで、新しい視点や対処法を得られることも対処法の一つかもしれません。

赤ちゃんの体重増加や発達、成長に関する知識を深めたり、地域の育児サークルやオンラインコミュニティに参加することは、実践的な育児のコツを学べる貴重な機会になります。

個人差はありますが、同じような悩みを経験した人たちと情報交換することで、自分だけが悩んでいるわけではないと気づき、心の負担が軽くなることもあります。


生後4カ月の赤ちゃんが泣き止まない理由はさまざま

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iStock.com/Yagi-Studio

生後4カ月の赤ちゃんの泣き声の増加は、発達や成長の証であり、メンタルリープや黄昏泣きなど月齢特有の現象が関係しています。体重増加や睡眠パターンの変化、母乳育児の調整など、様々な要因が絡み合い、個人差も大きいのが特徴です。


対処法としては、生活リズムの調整や小児科への相談、先輩ママやママ友との情報交換が有効です。保護者のメンタルケアも重要で、家族の協力を得ながら目安として1日15分程度でもよいので自分の時間を確保し、育児ストレスを軽減することが大切です。


保育園での登園時の泣き声など、各家庭の状況に応じた対応を心がけたり、周囲の目を気にしすぎずに、自分のペースで育児を楽しみながらこの時期を乗り越えられるとよいですね。



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