お宮参りとは。行うタイミングや服装、初穂料について

お宮参りとは。行うタイミングや服装、初穂料について

お宮参りとはどのような行事なのか気になるママやパパもいるかもしれません。生後間もない赤ちゃんとの行事は、前もってしっかり準備することが大切のようです。お宮参りをする時期や準備する初穂料、服装などについてご紹介します。

お宮参りとは

赤ちゃんが誕生すると、さまざまな行事やお祝い事があり、それぞれどのような準備をしたらよいか気になるママやパパもいるかもしれません。

なかでも、お宮参りとは、生後1カ月頃に、神様に赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝を伝え、健やかな成長を願って行われる伝統行事です。家族の都合や地域の風習も考慮しながら、何をどのようにするのか、あらかじめ家族と相談しておきましょう。

お宮参りをするタイミング

一般的にお宮参りの時期は、生後1カ月頃に行い、男の子なら生後31日、女の子なら生後32日に参拝するようです。赤ちゃんやママの体調、季節などによって都合が合わない場合は、必ずしもこの日程を守って参拝しなければいけないというわけではないようです。

ママたちはお宮参りを行う時期やタイミングをどのように決めているのでしょうか。


家族の都合や体調にあわせる

生後1カ月頃は赤ちゃんの生活リズムが整っていなかったり、ママの体調がすぐれないこともあるでしょう。また、お宮参りを両家で行う場合にはお互いの家族の都合を調整することも必要になるかもしれません。

赤ちゃんとママの体調が安定し、家族の都合をみながら余裕をもって日程を決めることで、安心してお宮参りに臨めるでしょう。

お宮参りへ行く時期について。日取りの決め方や準備すること

お宮参りへ行く時期について。日取りの決め方や準備すること

季節を考慮する

夏や冬など、赤ちゃんにとって負担になりそうな季節のお宮参りは避けたという声がありました。

iStock.com/coward_lion
iStock.com/coward_lion

また、日中暑い夏の時期は午前早めにご祈祷をするなど、時間帯を調節することで、暑さ対策を行ったり、日が暮れるのが早い冬の時期は、写真を撮ることも考えて早めの時間にするなど、それぞれの季節に合わせた工夫もできるようです。

お宮参りの時期はいつ?ずらす場合や季節ごとのポイントを紹介

お宮参りの時期はいつ?ずらす場合や季節ごとのポイントを紹介

お食い初めといっしょにする

生後100日頃に行うお食い初めといっしょにお宮参りをしたというママもいるようです。

お食い初めとは、「百日祝い」とも呼ばれ、子どもが一生食べ物に困らないことを願い、赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をする行事です。お宮参りとは意味や本来行うとされる日程などにも違いがあるようですが、必ずそのように行わなければいけないという決まりはないため、家族みんなが落ち着いて行えるように日程を組めるとよいですね。

お宮参りと100日参りは違う?お宮参りとお食い初めをいっしょにやってよい?【体験談】

お宮参りと100日参りは違う?お宮参りとお食い初めをいっしょにやった体験談

お宮参りとお食い初めは一緒でもよい?写真や服装の違いについて

お宮参りとお食い初めは一緒でもよい?写真や服装の違いについて

お宮参りの初穂料

shalaku/Shutterstock.com
shalaku/Shutterstock.com

神社で祝詞をあげてもらったり祈祷をしてもらったりするときに、謝礼として納める初穂料。

お宮参りの初穂料について知りたいママやパパもいるでしょう。初穂料に使うのし袋の種類や、納めた金額の目安などについてご紹介します。


金額

ママやパパたちが納めた初穂料に包む金額の目安は、5000円から10000円前後が多いようです。神社で初穂料が決まっている場合もあるそうなので、いくら包むのかは、神社に確認をしたり家族で相談するとよいかもしれません。

初穂料の相場。お宮参りや安産祈願などシーン毎の相場や誰が支払うか

初穂料の相場。お宮参りや安産祈願などシーン毎の相場や誰が支払うか

のし袋

のし袋にはさまざな種類があるようですが、お宮参りの初穂料に使うのし袋は、紅白の蝶結びの水引があしらわれたのし袋を用意する方が多いようです。

また、神社によっては初穂料を白い封筒に入れるよう指定される場合もあるようなので、のし袋の種類に迷うときはあらかじめ神社に問いあわせるなどして、神社や地域の風習にあわせたものを選べるとよいかもしれません。

お宮参りの初穂料。のし袋の種類や名前などの書き方、金額の相場など

お宮参りの初穂料。のし袋の種類や名前などの書き方、金額の相場など

お宮参りの初穂料に使うのし袋。袋の表書きの書き方や包む金額、渡すときのマナーなど

お宮参りの初穂料に使うのし袋。袋の表書きの書き方や包む金額、渡すときのマナーなど

こちらの記事も読まれています

お宮参りするときの服装

お宮参りのとき、どのような服装を選べばよいか、また、赤ちゃんに着せる服について気になる方もいるでしょう。

お宮参りに適した服装や服の色、コーディネートなどをママたちの体験談をもとにまとました。

iStock.com/kohei_hara
iStock.com/kohei_hara

ママの服装

ママの服装はワンピースなのかパンツスタイルなのか、また髪型はどうしたらよいかなど悩むことが多いようです。

フォーマルなデザインで疲れにくいこと、また授乳口がついているかどうかも、服装を選ぶときの大切なポイントのようです。ワンピースかパンツスタイルかどうかは、動きやすさや座りやすさなどを考慮しながら、着心地が楽という目線で選ぶとよいかもしれません。

春はパステルカラー、夏は冷感素材のものなど、季節によって色や素材を工夫してみましょう。産後の体に負担のないデザインで、ママが気持ちよく過ごせるものを選べるとよいですね。

産後は産前のワンピースは着れない?お宮参りや普段着のワンピース

産後は産前のワンピースは着れない?お宮参りや普段着のワンピース

お宮参りのパンツスタイル。季節別コーディネートの工夫

お宮参りのパンツスタイル。季節別コーディネートの工夫

ママがお宮参りに着るワンピース。春夏や秋冬に選んだデザインと髪型を紹介

ママがお宮参りに着るワンピース。春夏や秋冬に選んだデザインと髪型を紹介

お宮参りに選んだセットアップの種類。パンツタイプなど季節別の選び方

お宮参りに選んだセットアップの種類。パンツタイプなど季節別の選び方

パパの服装

お宮参りのときの服装は、特別な決まりはなく、基本的に自由とされている場合が多いため、ダークカラーのスーツを選ぶパパが多いようです。

シャツの色は白が基本ですが、薄ければ色のついたものを選んでもよいでしょう。フォーマルなものを意識して、派手な印象になるようなデザインは避けたという声もありました。

赤ちゃんが和装の場合は、家族も合わせて和装にすると、写真を撮るときも一体感が出て素敵かもしれません。

お宮参りに行くときの父親(パパ)の格好。季節ごとの選び方など

お宮参りに行くときの父親(パパ)の格好。季節ごとの選び方など

お宮参りのスーツの色選び。春夏秋冬の季節で考える父親と母親別の選び方

お宮参りのスーツの色選び。春夏秋冬の季節で考える父親と母親別の選び方

お宮参りのパパのネクタイ。種類や選ぶポイント、ノーネクタイの場合など

お宮参りのパパのネクタイ。種類や選ぶポイント、ノーネクタイの場合など

赤ちゃんの服装

お宮参りのとき、赤ちゃんの服装はセレモニードレスを着る場合以外にも、おしゃれなロンパースや普段着でお宮参りをする家庭もあるようです。

セレモニードレスを着せたい場合は、季節によって素材やデザインを選び、赤ちゃんが過ごしやすいことを第一に考えるとよいかもしれません。なかには、セレモニードレスにあわせて帽子とよだれかけをセットで準備したママもいれば、写真撮影のときだけセレモニードレスを着せたというママもいました。

また、お宮参りをするときの伝統的な衣装として、赤ちゃんを抱っこした上から着物を羽織る場合もあるでしょう。レンタルしたりママやパパのお下がりを使用したりして、記念に残るお宮参りにできるとよいですね。

お宮参りのセレモニードレスは必要?男の子や女の子別のデザイン、レンタルする場合など

お宮参りのセレモニードレスは必要?男の子や女の子別のデザイン、レンタルする場合など

お宮参りのベビードレスの着せ方。ベビードレスのみで着る場合や上に着物を着る場合など

お宮参りのベビードレスの着せ方。ベビードレスのみで着る場合や上に着物を着る場合など

お宮参りで羽織る着物とは。羽織り方の手順や気をつけたこと

お宮参りで羽織る着物とは。羽織り方の手順や気をつけたこと

冬のお宮参り。赤ちゃんやママたちの服装は?コートなどの防寒対策

冬のお宮参り。赤ちゃんやママたちの服装は?コートなどの防寒対策

お宮参りのときの上の子の服装はどうする?男の子女の子それぞれのコーデ

お宮参りのときの上の子の服装はどうする?男の子女の子それぞれのコーデ

お宮参りに赤ちゃんの帽子はいる?帽子セットや紐を使う付け方などについて

お宮参りに赤ちゃんの帽子はいる?帽子セットや紐を使う付け方などについて

お宮参りのよだれかけ。選ぶポイントや用意のコツ、手作りで意識したこと

お宮参りのよだれかけ。選ぶポイントや用意のコツ、手作りで意識したこと

スムーズなお宮参りにするためのコツ

お宮参りをするときは、どのようなことを事前に確認しておくとスムーズに落ち着いて過ごすことができるでしょうか。


里帰り出産のとき

iStock.com/monkeybusinessimages
iStock.com/monkeybusinessimages

里帰り出産をする場合は、お宮参りをどこでするか悩むママも多いようです。

実家の近くやパパの実家の地域で行った方もいれば、里帰り先から自宅に戻って落ち着いたタイミングでお宮参りしたという方もいました。なかには、どちらの両親にも子どものお宮参りに参加してほしかったので、時期をずらして2回したという声も聞かれました。

里帰り出産をした場合のお宮参りは、気候や体調の具合を見ながら家族と相談して、それぞれの家族にあった形でできるとよいですね。

里帰り出産したときのお宮参り。お参りする場所や2回する場合など

里帰り出産したときのお宮参り。お参りする場所や2回する場合など

ベビーカーでいくとき

参拝中に赤ちゃんが寝てしまったときにも対応しやすいよう、ベビーカーでお宮参りをする家庭もあるでしょう。また、荷物が多くなってしまったとき、ベビーカーがあれば荷物をかけておいたり、ポケットにいれておくことができるので便利かもしれません。

ベビーカーでお宮参りにいくときは、舗装状態や道幅など、境内の道を事前に確認しておくとよさそうです。ベビーカー置き場があるかや、預かってもらえるかどうかなども、あらかじめ問い合わせておくと、当日慌てることなくベビーカーを使用することができるでしょう。

ベビーカーでお宮参りにいくとき。確認しておきたいことや注意点など

ベビーカーでお宮参りにいくとき。確認しておきたいことや注意点など

外食するとき

お宮参り後に、家族みんなで外食することもあるでしょう。そのようなときは、お座敷や個室の有無、ミルク用のお湯やクーファンなど赤ちゃん向けのサービスを行っているお店を選ぶと安心かもしれません。

オムツ替えや授乳のときに使用できるおくるみなど、便利なアイテムを見落としないようしっかり準備しておいたという声もありました。

生後1ヶ月の赤ちゃんとの外食はどうする?お宮参りや夜の外出など

生後1ヶ月の赤ちゃんとの外食はどうする?お宮参りや夜の外出など

愛情を込めたお宮参りにしよう

kai keisuke/Shutterstock.com
kai keisuke/Shutterstock.com

生後1カ月頃の赤ちゃんを連れてのお宮参り。特に初めての出産では日取りやマナー、服装などに悩むこともあるかもしれません。どのような場合にも落ち着いて対応できるよう、日程や服装などの準備はしっかりしておくと安心でしょう。

どのようなお宮参りにするか、家族と相談しながら、かけがえのない時間を過ごせるとよいですね。

2020.12.03

イベントカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。