歯ブラシだけじゃNG?子どもの歯を守る、ママたちの賢いホームケア術

歯ブラシだけじゃNG?子どもの歯を守る、ママたちの賢いホームケア術

2025.07.14

「子どもの歯磨き、これで完璧?」と自信が持てないママは多いのではないでしょうか?虫歯になってからでは治療が大変な子どもの歯は、日々のホームケアが何よりも大切です。そこで今回は、子育て中のママたちに子どもの歯の健康に関するアンケートを実施。歯ブラシ以外に使っているアイテムや、歯列矯正についてどう考えているのかなど、気になる情報を徹底調査しました。ママたちのリアルな声を通して、お子さんの歯の健康を守るための具体的なヒントを見つけてください。

子どもの歯の健康について

子どもの歯の健康についてどの程度関心があるのか、具体的に行っていることなどを聞いてみました。

Q1.お子さまの歯の健康に関心がありますか?

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KIDSNA STYLEの読者にアンケートを行ったところ、子どもの歯の健康に「関心がある」と回答したママは90.0%にものぼりました。「やや関心がある」と回答した6.6%を含めると、ほぼすべてのママが子どもの歯の健康を非常に重要だと感じていることがわかります。

Q2.お子さまの歯の健康で悩んでいることや心配なことを教えてください。

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子どもの歯の健康で悩んでいることを聞くと「歯並び」「歯磨き」「虫歯」がTOP3でした。

Q3.お子さまの歯の健康のために気を付けていることを教えてください。

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子どもの歯の健康のために気をつけていることを聞くと、「何もしていない」と答えた人はわずか3%で、ほとんどのママが何らかの対策を実践していることがわかりました。

もっとも多くのママが挙げたのは「歯磨きの習慣をつける」でした。続いて「定期的な歯科検診」や「家族からの感染に気をつける(口移しや食器の使い分けなど)」が上位に挙がっており、日々のケアから専門的な予防まで、多岐にわたる対策を行っていることが明らかになりました。

Q4.お子さまの歯の健康のための情報収集はどのように行っていますか。

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子どもの歯の健康に関する情報源としては「歯科医院」が圧倒的に多く、7割程度の人が選択しました。次いで多かったのは「Instagram」でした。

子どもの歯のホームケア、歯科治療

子どもの歯の健康を守るために、どのようなホームケアや歯科治療を行っているかを聞きました。

Q5.お子さまが使用している歯ブラシの種類を教えてください。

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子どもが使用している歯ブラシの種類では「通常の歯ブラシ」と答えた人が圧倒的に多く7割以上を占めました。

Q6.お子さまの歯ブラシを選ぶ際に、重視しているポイントを教えてください。

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子どもの歯ブラシを選ぶ際にもっとも重視しているのは、「子どもの年齢に合っているか」でした。続いて、「ヘッドの大きさ」と「ブラシの硬さ・柔らかさ」が上位に挙がりました。これらの結果から、多くのママが、子どもの成長段階や口の大きさに合わせて、最適な歯ブラシを慎重に選んでいることがうかがえます。

Q7.ホームケアで、歯ブラシ以外に使用しているものがあれば教えてください。

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ホームケアで歯ブラシ以外に使用しているものとしては「歯磨き粉」「フロス」が上位でした。フロスは歯科医院でも使用をすすめられるケースが多いため、ホームケアの定番になっているのかもしれません。歯ブラシだけでは届きにくい、歯と歯の間の汚れまでしっかりケアしているママが多いようです。

Q8.これまでに受けたことのある歯科治療を教えてください。

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これまで受けたことがある歯科治療では「虫歯予防(シーラントやフッ素塗布など)」、「歯磨き指導」「クリーニング」がTOP3でした。虫歯など具体的な疾患に対する治療ではなく、予防のために歯科治療を行っている傾向があるようです。

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歯列矯正について

子どもの歯の矯正について聞きました。

Q9.お子さまの歯列矯正について教えてください。

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子どもの歯列矯正について「既に行っている」と回答したママと、「今後行う予定で検討している」と回答したママを合わせると、全体の約4分の1にのぼることがわかりました。このことから、子どもの歯並びを重要視し、矯正を検討・実践する家庭が増えていることがうかがえます。

Q10.歯列矯正を行った(検討している)理由を教えてください。

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子どもの歯列矯正を行った(検討している)理由は「歯並びが気になる」「子どもの将来を考えて」が上位に挙がりました。

見た目の問題はもちろん、かみ合わせが悪いことによるデメリットを考慮し矯正を考えている保護者が多いようです。

Q11.お子さまが何歳の時に矯正を始めましたか、または始める予定ですか?

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子どもの歯列矯正を始める時期について聞くと「10歳以上」が1位でした。一般的に永久歯が生えそろう時期は12〜13歳(※)といわれているため、永久歯が生えそろった時の歯並びの状態を見て歯列矯正を検討し始める家庭が多いのかもしれません。

参考|歯の健康診査、保健指導、予防措置

Q12.お子さまの歯列矯正の予算について教えてください。

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子どもの歯列矯正にかかる予算について、すでに矯正を始めているママは「80万円以上」と「40万円~60万円未満」に回答が集中しました。

一方で、これから検討するママは「20~40万円未満」や「40万円~60万円未満」といった、比較的安価な費用を想定している人が多いことがわかります。このことから、実際の費用と検討段階での予算にギャップがあることがうかがえます。

歯科通院は「予防」がカギ。早めの対策が子どもの未来の歯を守る

KIDSNA STYLE読者は、子どもの歯の健康に対する意識が非常に高いことがわかりました。特に虫歯になる前の「予防歯科」に注力しており、歯列矯正を検討している家庭も多いようです。歯列矯正については、高額な費用がネックとなりがちですが、医療費控除の対象になるケースも多く、実際の負担額は想像よりも少ない場合があります。公的なサービスも上手に活用して、お子さんの歯の健康をしっかり守ってあげてください。


【調査概要】
調査対象者:KIDSNAユーザー
調査期間:2024年5月31日〜6月10日
調査方法:インターネット調査
回答件数:289件

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