子どもの携帯電話はいつから?GPSなどの便利機能や、決めておきたいルール

子どもの携帯電話はいつから?GPSなどの便利機能や、決めておきたいルール

2017.03.20

仕事復帰や習い事などをきっかけに、子どもに携帯電話が必要と感じるときがあるのではないでしょうか。そこで今回は、いつから持たせるべきなのか、 決めておくべきルールや制限、子ども用携帯電話のGPSなど便利な機能についてご紹介していきます。

子ども用携帯電話の安全性は?

携帯電話の安全性が心配でしたら、子ども用携帯から持たせるのはいかがでしょうか。
子ども用携帯電話は、一般的に大人が使う携帯電話やスマホとは違い、インターネットの閲覧はできないので有害サイトの閲覧を制限できたり、カメラ機能がないものもあります。

通話やSMS、メールは電話帳に登録した人にしかできないように制限できたり、大事なところは子どもが勝手に登録変更できないように暗証番号が必要になっているなど、安全性の高いアイテムといえるでしょう。

子ども用携帯の便利な機能

複数の携帯電話のキャリア会社が子ども用の携帯電話を取り扱っています。ここでは便利な機能についてご紹介します。


GPS

GPSとは親のPCやスマホなどから子どもの現在位置が分かる機能です。
他にも、子どもが帰宅したときに自宅の専用の機器が通知してくれるものや、設定した距離から親と離れると通知してくれるような迷子防止に適したものもあります。子どもの性格や、シーンごとに合わせて選ぶとよいかもしれませんね。


防犯ブザー

引っ張ると大音量のブザーが鳴り、ママ・パパに電話やメールで通知されます。
また、防犯ブザーを鳴らすとともに警備会社に通知されて警備員が駆け付けてくれるサービスや、その場では音が鳴らないようにし、親だけに通知できる機能もあるようです。


防水・防塵機能、腕時計タイプ

子どもが扱うものなので、落としたりぶつけたときの衝撃や、水や砂、ホコリなどをかぶってしまうなど、さまざまな状況に耐えられるように作られているようです。
最近は、腕時計のようにベルトで手首に着けられるタイプの携帯電話も発売されており、ぶらぶらと邪魔にならず、手に持たなくてもよいので便利かもしれません。

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子どもにはいつから持たせる?

では、子ども用携帯電話を持たせるのはいつからが良いのでしょうか。


ママが働きはじめるとき

子どもが成長するにつれてママに時間の余裕ができると、仕事を始めるママも多いと思います。すると、仕事の都合で帰りも遅くなってしまうなど、どうしてもママが家にいれない時間が増えることもあるでしょう。

そこで、いつでも連絡がとれるようにと、子どもに携帯を持たせはじめることが多いようです。


習い事にひとりで行きはじめたら

塾やクラブ活動などに、子ども1人で通うようになってから携帯を渡すこともあるようです。習い事の行き帰りの道中で「何かあったら」と親としては心配になりますよね。子どもが1人で行動することが増えたら、持たせることを考えてもよいかもしれません。


小学校に上がったら

幼稚園や保育園は親といっしょに通いますが、小学生になると登下校は基本的に子どもだけですることが多いと思います。また、学校によってはバスや電車など公共交通機関を使う場合もありますよね。そのような環境の変化から、「もしものとき用」として携帯を持たせるママも多いみたいです。

それぞれの家庭環境によって違うようですが、子どもと離れる時間が増えたことをきっかけにして、安全面を考慮して子どもに携帯を持たせることが多いようです。

子どもと話しておきたい、携帯電話を使うときのルール

いろんな機能があるといっても、やっぱり子どもが携帯を使うのは少し心配ですよね。そこで、子どもといっしょに携帯を使うときのルールを決めるのはいかがでしょうか。実際の体験談も交えながらご紹介していきます。


学校では鞄から出さない【体験談】

「娘が通う学校では、校則で携帯を持ち込むことを禁止しています。それでも、登下校のときには使いたかったので、事前に学校にその趣旨を伝えて許可を取りました。しかし、携帯を持っていないお友だちとのトラブルの原因になると思い、学校ではランドセルから出さない、というルールを娘と話しました」(小4・一児のママ)


使用する場所・時間を決める【体験談】

「子どもが所属するサッカーチームが携帯を使った方法で連絡事項を共有していたので、携帯を渡すことにしました。それでも、携帯を使うときは塾やサッカーなどの習い事の前後と制限をし、それ以外に使っていい場所は家のリビングのみ、と子どもとルールを決めていました。トラブルに巻き込まれるのが心配でしたし、携帯依存症になって欲しくなかったので」(中学生・三児のママ)


不正なアクセスはしない

ネット上のサイトには、有料であったりまだ子どもには早い情報が載っていたりと、子どもにとって好ましくないものもあったりします。さまざまなトラブルを防ぐために、子どもとむやみにいろんなサイトにアクセスしないというルールを決めるとよいでしょう。
しかし、誤ってアクセスしまう可能性も考えられるので、親が事前にフィルターやアクセス制限の設定をしておくのも有効な手段でしょう。子ども用以外の携帯でも、このサービスを扱う携帯会社は多いので、一度調べてみてもよいかもしれません。

携帯は親子の安心ツール

親子
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子どもが1人で行動する時間が増えると、そろそろ携帯を持たせてもよいかも、と考えるママ・パパも多いはず。けれどやっぱりトラブルなどを考えると、心配なときがありますよね。
いつから子どもに携帯を持たせるのかは家庭ごとに異なりますが、どんなケースであれ子どもには生活を守りつつ、安全に使ってほしいですよね。
そのためには、GPS機能がある子ども用携帯を選んだり、事前にルールや制限を決めたりするのも有効な手段の一つといえるでしょう。
正しい使い方をして、携帯が親子をつなぐ安心ツールとして役に立つとよいですね。

2017.03.20

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