ぬいぐるみの捨て方は?基本の処分方法やリサイクル方法、体験談も

ぬいぐるみの捨て方は?基本の処分方法やリサイクル方法、体験談も

ぬいぐるみを処分したい場合に、捨て方について悩むこともあるのではないでしょうか。今回は、燃えるゴミとして出す、供養をしてもらうなど、ぬいぐるみを処分する際にやることをまとめました。安心してぬいぐるみとお別れできるように、スムーズな捨て方を確認しておきましょう。

ぬいぐるみを捨てる前の準備

子どもが大好きなぬいぐるみは、おねだりされる度にどんどん買ってしまい、気がついたら家の中にたくさん集まって、片づけや処分に困ることもあるかもしれません。

いざ処分しようとしても捨て方がわからなかったり、かわいがったぬいぐるみを捨てるのに抵抗を感じることもあるでしょう。

ぬいぐるみを処分する際には、まずどのような準備をしたらよいのでしょうか。


状態や種類を確認する

捨てる前の準備として、まず最初に本当に処分する必要があるか、ぬいぐるみの状態を確認するとよいでしょう。

少し汚れや破れがあるくらいであれば、洗濯やクリーニング、修理で治るので捨てる必要はないかもしれません。ぬいぐるみの状態がかなりひどい場合は、処分を考えてもよいでしょう。

捨てるのはもったいないという場合は、リサイクルに出すアイディアもあります。高価なものや状態が良好なぬいぐるみは、買取で高値がつくこともあるようです。


処分してよいか子どもに確認する

shutterstock.com/TierneyMJ
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ぬいぐるみの傷みがはげしくても、子どもにとっては大切なお友だちかもしれません。普段から遊ぶ頻度の多いぬいぐるみなどは特に、処分する前に捨ててよいか子どもに確認しましょう。

捨てる基準について親子でルールを決めているというママの声もありました。「1年使わなかったら捨てる」「おもちゃ箱に入り切らなくなったら捨てる」など、子どもも納得して決めたルールであれば、取り入れやすいかもしれません。

使っていないぬいぐるみはいったん保留ボックスに入れておき、定期的に使ったかどうかを子どもといっしょに考えて、捨てるかどうか決めるママもいるようです。


罪悪感などの気持ちを整理する

今までかわいがってきたぬいぐるみを捨てることに、罪悪感や縁起が悪いと感じる方もいるのではないでしょうか。

どうしても捨てにくい場合は、そのもやもやする気持ちとまず向き合ってみることが大切かもしれません。

気持ちを紙に書き出したり人に相談すると、感情を整理できたというママの声もありました。気持ちが落ち着いたら、ぬいぐるみにお礼やお別れを伝えて処分を進めましょう。

ぬいぐるみの基本の処分方法

ぬいぐるみの基本の処分方法についてご紹介します。


自治体の指示に従って、処分する

shutterstock.com/Evdokimov Maxim
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小さいサイズのぬいぐるみは、自治体のゴミ収集に燃えるゴミとして出すとよいかもしれません。金属パーツや電池などは取り外して分別しましょう。

一辺が30cm以上の大きなぬいぐるみは、粗大ゴミの取り扱いになることもあるようです。事前に各自治体の処分方法を確認しましょう。

また、一度に大量に出さないことや、捨てられたぬいぐるみを見た人が驚いてしまわないよう、二重にした袋などに入れ、外から分からないようにして出すこともマナーとして大切です。

ぬいぐるみの処分方法や処分するときのポイント

ぬいぐるみの処分方法や処分するときのポイント

罪悪感を感じにくい方法で、処分する

ぬいぐるみを捨てる際は、布で包んで紙袋に入れるなどして、生ごみといった他のゴミとは別にするとよいかもしれません。

布で包んであげることは、ぬいぐるみの目元を覆って、気になる視線を感じにくくすることもできるでしょう。

また、風水的な観点からみると、ぬいぐるみを捨てる際は顔をきれいに拭き、ぬいぐるみやゴミ袋にお清めの塩を振ってあげると厄が落ちてよいようです。


処分業者に引き取ってもらう

不用品回収業者や遺品整理業者などの処分業者に依頼することも、ひとつの方法かもしれません。

お金はかかりますが、自分で直接処分する必要がなく、ぬいぐるみ以外の不用品をまとめて回収してもらうこともできるので、時間がなく手間をかけられない方や、引っ越しの予定がある方にぴったりでしょう。

 

処分のほか、価値のあるぬいぐるみを買い取ってくれる業者や、提携の神社へ持ち込み供養を代行してくれる業者もあるようです。


「ぬいぐるみ供養」をしてもらう

特に思い入れのあるぬいぐるみをゴミとして捨てることに抵抗がある場合は、人形供養をしている神社やお寺で、供養してもらうのもよいでしょう。

ぬいぐるみに宿った魂を天国に送ることができる「お焚き上げ」料金は、神社やお寺によってさまざまですが、およそ段ボール箱1個分程度の量を目安として、1,000円~3,000円ほどかかることもあるようです。

準備するものや供養までの流れなどを、事前に神社やお寺、ホームページなどで確認してみましょう。

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ぬいぐるみをリサイクルしたい場合

iStock.com/drasa
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ぬいぐるみのリサイクル方法についてご紹介します。


寄贈する

保育園、幼稚園、児童館によっては、ぬいぐるみの寄付を受け付けていることもあるようです。一方的に送ると迷惑になってしまう場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

また、不要なぬいぐるみを集めて、日本の児童福祉施設や発展途上国の子どもたちへ届ける、NPOの支援団体の活動もあるようです。

段ボールなどの箱に詰めて郵送するだけでよいことが多く、不要なぬいぐるみによって社会貢献ができるのはうれしいですね。


知人に譲る

愛着のあるぬいぐるみは、親しい親戚や友人の子どもにあげるのであれば、譲りやすいこともあるかもしれません。

ペットを飼っている家庭であれば、犬や猫用のおもちゃとして遊べる場合もあるでしょう。譲る前に一度洗濯機で丸洗いをしてきれいにし、飲み込んでしまいそうな危ないパーツなどは取り外してあげるとよいでしょう。


リサイクルショップ、ネットオークション、フリマなどで売る

不要なぬいぐるみを、リサイクルショップや買い取り専門店に持ち込むほか、地域で開催されるフリーマーケットやバザーで売るのもひとつの方法でしょうかもしれません。

種類や大きさに応じて、手軽に売買できネットオークションやフリマアプリなどを活用してもよいでしょう。

資源を再利用することは地球環境の保護につながり、ものを大切にすることやリユース・リサイクルについて、子どもに伝えるよいきっかけにもなるかもしれませんね。

リサイクルする前にぬいぐるみをきれいにしよう

shutterstock.com/Melinda Nagy
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ぬいぐるみを人に譲る前には、汚れを取ってほつれを直す、記入していた子どもの名前を消すなど事前に修繕しきれいにしてから贈るとよろこばれるでしょう。

売りに出す場合も、持ち込む前にきれいにすることで、査定金額が上がることもあるかもしれません。

洗う際は、まずぬいぐるみに洗濯表示がついているか確認しましょう。ついている場合は表示に従った洗い方をし、汚れ具合や箇所によって洗剤の濃度、漂白剤を使うかなどを決めるとよいかもしれません。重曹をぬいぐるみに直接かけたり、重曹水やスプレーを使って洗う方法もあるようです。

また、ほつれや型崩れ、穴が開いている場合などは、毛糸で縫い込んだり、中綿を新しいものに交換をするなどさまざまな方法があるようです。縫い目が目立たないように糸の色などに気をつけたり、範囲が小さいうちに直すことも大切でしょう。

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ぬいぐるみの処分についての体験談

shutterstock.com/marina shin
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ママたちは実際にどのようなぬいぐるみの捨て方をしているのでしょうか。体験談についてママたちに聞いてみました。

(30代女性)
(30代女性)

私が子どもの頃から使っていた古いぬいぐるみがありましたが、自分の子どもが使うには傷みが目立つため、引き取ってくれる親戚へ送って手放しました。ぬいぐるみがひとつ減るだけでも収納スペースにゆとりが出るのでよかったと思っています

(30代女性)
(30代女性)

たくさん集めてしまったぬいぐるみを、引っ越しの際にリサイクルショップに出して処分しました。思い入れのあるお気に入りのぬいぐるみ1・2体は手元に取っておき、安価で小さいキーホルダータイプのものなどは、分別して燃えるゴミとして出しました

(30代女性)
(30代女性)

ぬいぐるみの種類によっては生き物としての感じが強いものがあり、怖い気持ちが出てしまって捨てることはできないので、人に譲ったり買取専門店で引き取ってもらうなどしました

ぬいぐるみの捨て方は人それぞれのようです。いずれの処分方法にしても、今までぬいぐるみに癒された感謝などを込めて、処分することが大切かもしれません。

ぬいぐるみが傷んでしまわないよう普段から丁寧に扱うことで、状態がよいままリサイクルに出せることもあるでしょう。愛着のあるぬいぐるみの処分は心が痛みますが、自分にあった捨て方を選び、スムーズに進められるとよいですね。


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2021年07月29日


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