子どもとの絵本の読み聞かせの時間を大切にしたいと考えるママもいるかもしれません。今回の記事では、子どもへの絵本の読み聞かせについて、赤ちゃん、幼稚園、小学校入学前など、子どもの年齢に合わせた読み聞かせのコツを、ママの体験談を元にご紹介します。
子どもにたくさんの絵本を読み聞かせてあげたいと考えているママもいるかもしれません。ママたちは、絵本の読み聞かせをどのようにしていたのでしょうか。
「本を読むことが好きな子に育ってほしいと思い、1歳の頃から読み聞かせをずっと続けています。小さい頃は毎日こちらから呼びかけていましたが、6歳になった今では自分で絵本を選んで読み始めたり、弟に読み聞かせてあげたりしています」(6歳児のママ)
「絵本の読み聞かせを習慣にしたいと思ったので、夜寝る前など毎日決まった時間に読むようにしました。子どもたちも読み聞かせの時間を楽しみにしてくれています」(4歳児のママ)
子どもに絵本に親しんでもらいたいと考えていたママたちは、意識して絵本の読み聞かせの時間を作っていたそうです。絵本を読むことを好きになってもらいたいという思いから、さまざまな工夫を取り入れているママもいるようです。
絵本に親しんでもらうために、赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせをしたいと考えるママもいるのではないでしょうか。赤ちゃんに読み聞かせをするときのコツについて、ママたちに聞いてみました。
「お座りをし始めるころから絵本を読み始めたのですが、赤ちゃんの目にとまりそうな色鮮やかな絵本を選びました。大きな絵が描かれていたり、カラフルな色づかいのものを選ぶことが多かったです」(1歳児のママ)
「1歳の頃は、言葉のリズムを楽しむ絵本をよく読んでいました。物の音や動物の鳴き声などを読んであげると、声を出して喜んでいました」(2歳児のママ)
小さい赤ちゃん向けの絵本には、色や絵に特徴があって音を楽しめる絵本を選んでいるママの声がありました。読み聞かせをするときには、リズムよく読んだり、抑揚をつけたりして読むと赤ちゃんも楽しんでくれそうです。
「絵本を読みながら、おててをギュッとしたり、お腹やおしりをポンポンしたりして、赤ちゃんとふれ合いながら読み聞かせをしていました」(1歳児のママ)
赤ちゃんの頃の読み聞かせでは、スキンシップをとることを意識していたというママもいました。ひざに座ったり抱っこをしたりして読むと、子どももリラックスした気持ちで聞いてくれそうです。
「読み聞かせの途中でおもちゃで遊びだしたときは、怒らずに子どもの好きなようにさせていました。遊びながらでも耳で聞いているなと思ったときには、絵本は最後まで読みました」(2歳児のママ)
「絵本のページをめくる動作が楽しくて、どんどんめくってしまうときには、子どものやりたいようにさせるようにしています」(1歳児のママ)
途中で聞かなくなったり先にページをめくってしまったりと、大人の思い通りに読み聞かせができないときもあるかもしれません。そのようなときでもあまり無理をせず、子どものペースに合わせて読むようにするとよさそうです。
幼稚園の子どもは、赤ちゃんの頃と比べて興味をもつ絵本や読み方が違ってくるかもしれません。幼稚園の子どもへの絵本の読み聞かせはどのようにすればよいのでしょう。ママたちにコツを聞いてみました。
「お友だちとけんかすることも増えてきた頃、友だちとけんかして仲直りする内容の絵本を読み聞かせました。とても真剣に聞いていたように思いました」(5歳児のママ)
子どもが成長してくると、絵本の内容を楽しめるようになってくるので、子どもが身近に感じられるお話を選ぶものよいかもしれません。お片づけや食育など、ママが子どもに伝えたい内容のものを選ぶこともあるようです。
「幼稚園の頃になると自己主張も強くなり、自分で絵本を選んでくるようになりました。好きな本は何度でも繰り返し読むこともあります」(4歳児のママ)
読み聞かせをするとき、子どもが自由に絵本を選ぶようにしていたというママの声もありました。子どもの意見を尊重することで、より絵本に興味をもってくれるようになるかもしれませんね。
「子どもが絵本の世界に入り込めるように、位置や高さに気をつけながら、読むようにしていました。絵本がぶれてしまわないように、めくるときにも気をつけるようにしました」(5歳児のママ)
幼稚園の頃になると、絵本に描かれている絵に強く興味をもつ子もいるかもしれません。子どもが絵をじっくり見れるように、絵本を大きく広げてあげたり、ページをゆっくりめくってあげるようにするとよいかもしれません。
子どもが大きくなり、小学校への入学も近づいてくると、今までとは違う読み聞かせのコツを知りたいと考えるママもいるかもしれません。小学生になる子どもへの読み聞かせのコツをママたちに聞いてみました。
「子どもが小さいときは抑揚をつけて読むこともありましたが、少し大きくなったので抑揚をつけず淡々と読むことを意識しています。子どもの中に生まれる感情を大事にしたいなと思っています」(6歳児のママ)
子どもが大きくなってきたので、絵本の読み聞かせをするときも抑揚をつけすぎないように、子どもが自分でイメージすることを大切にしたいと考えるママがいました。スピードや声の大きさ、高さなどに意識しながら、子どもが落ち着いて聞いていられる読み聞かせをするのもコツのひとつかもしれません。
「子どもが興味をもった本が文章の多い絵本だったのですが、毎日ページ数を決めて数日にかけて読み進めました。続きが気になるようで、読み聞かせの時間を楽しみにしているようでした」(6歳児のママ)
幼稚園の年長さんくらいになると、長いお話や文章の多い本に興味をもつこともあるかもしれません。一気に読み聞かせることは難しい場合も、数日にかけて読むなどするとよさそうです。
ママたちはさまざまな工夫をしながら絵本の読み聞かせをしているようです。赤ちゃんや幼稚園の子どもなど、年齢や成長の段階に合わせた読み聞かせのコツを知り、子ども合った方法を見つけていけるとよいかもしれません。親子のコミュニケーションを大切にしながら、絵本の読み聞かせ時間を楽しめるとよいですね。
2018年05月09日
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